プログラミングの仕事や副業を考えているけれど「プログラミングは稼げない」と言われて不安を感じている方もいますよね。そんな方のために、稼げないと言われる理由と稼げるようになるためのスキルや経験の身につけ方を紹介します。さらに、稼げない人の特徴についてプロが解説します。ぜひご覧ください!
なお、未経験からITエンジニアへの就職・転職に興味がある方や未経験からプログラミングを効率よく学びたいと考えている方は、就職率98.3%で受講料無料のプログラミングスクールプログラマカレッジもおすすめです。
最終更新日:2023年2月9日
【プログラミングは稼げないと言われる理由】
プログラミングスキルを身につけるのは簡単なことではありません。
未経験からエンジニアに就職するために必要な学習時間は、300時間程度とされています。つまり、1日平均3時間勉強した場合、3ヶ月程度の学習時間が必要です。
また、プログラミングスクールの料金相場は、およそ30万円から70万円ほど。一般的なサラリーマンの給料の数ヶ月分にもなる可能性がある金額です。
✓プログラミングの学習時間については、次の記事で詳しく解説しています。
プログラミングに関する仕事では、言語によって収入に差が出ます。20代のプログラミング言語別年収ランキングは以下の通りです。
言語 | 平均年収 | |
---|---|---|
1位 | R | 476万円 |
2位 | Scala | 440万円 |
3位 | Objective-C | 407万円 |
4位 | COBOL | 406万円 |
5位 | Perl | 405万円 |
6位 | VC・VC++ | 404万円 |
7位 | Python | 403万円 |
8位 | Swift | 398万円 |
9位 | Ruby | 397万円 |
10位 | Go | 397万円 |
11位 | SQL | 392万円 |
12位 | PL/SQL | 391万円 |
13位 | C++ | 390万円 |
14位 | C | 388万円 |
15位 | VB | 382万円 |
16位 | C#.NET | 381万円 |
17位 | Java | 380万円 |
18位 | JavaScript | 378万円 |
19位 | VB.NET | 373万円 |
20位 | PHP | 361万円 |
21位 | F# | 312万円 |
出典:【20代部門】プログラミング言語別年収ランキング|TECH Street
1位のRと21位のF#では、平均年収に160万円以上の差があります。習得した言語の平均年収が低い場合、全体として仕事の単価も安くなりがちなため稼げない理由となります。
IT業界では、トレンドが年収を大きく左右します。たとえ高度な技術を身につけたとしても、それが稼げないスキルであった場合、大きく年収が上がらないこともあります。
現在、IT業界はエンジニア不足に悩まされています。そのため、未経験者でもエンジニアとして採用されやすい傾向はありますが、プログラマーは技術力や実績、経験などによって評価され、年収が決まる職業でもあります。そのため、未経験からプログラマーとして就職・転職した人の初任給は20万円前後と決して高くはありません。実際に、弊社が運営するプログラミングスクール、プログラマカレッジ卒業生の初任給は、年収平均でおよそ250万円から300万円程度です。
✓未経験プログラマーの年収については、以下の記事で詳しく解説しています。
プログラマーはITエンジニアの一種です。他のITエンジニアと比較して、プログラマーの年収が低いため、プログラミングは稼げないスキルだと思われてしまう傾向があります。しかし、プログラマーとして働いているのは若手が多く、同年代の平均と比較すると必ずしも低い年収とは限りません。
また、年収を調査する際にプログラマーとは下流の仕事をする職業だと限定されることも多く、その場合にも平均年収は低くなりがちです。
同じプログラマーにもいろいろな職種があり、年収もそれぞれ。現状の技術に満足しているとプログラミングのスキルは上がらず、年収も上がりません。
次の表は、ITエンジニアの種類と年収について示しています。
ITエンジニアの種類 | 20代の平均年収 | 全体の平均年収 |
---|---|---|
SE/プログラマ | 363万円 | 417万円 |
システム開発/運用 | 382万円 | 473万円 |
研究開発(AIエンジニア) | 414万円 | 554万円 |
プロジェクトマネージャー | 463万円 | 664万円 |
✓プログラマーの年収については、以下の記事で詳しく解説しています。
プログラミングを学んだ初心者や大学生が副業やフリーランスとして稼ごうと思った場合、実績がないため案件を獲得できないケースも多くあります。また、営業力や人脈がないことも稼げない理由のひとつです。いくら努力していても、仕事を探している時間が長いと報酬には繋がりません。
クラウドソーシングサイトに掲載されている案件は低単価なものが多いのも、プログラミングは稼げないと思われがちな理由のひとつです。
例えば、大手のクラウドソーシングサイトであるクラウドワークスの案件を見ると、同じシステム開発の案件でも、未経験可の案件は時給3000円程度が大半で、案件ごとの単価が設定されているものは見られませんでした。
一方で経験者を募集する案件では、1件100万円程度の単価のものもあり、時給は5000円前後のものもあります。
【プログラミングで稼げるようになるには】
• 転職する
先に紹介した年収データの通り、使えるプログラミング言語によって収入には大きな差が出ます。そのため、プログラミング言語を学ぶときには、稼げるかどうかも考慮しましょう。
ただし、単に平均年収が高い言語を選べば良いというわけではありません。いくら平均年収が高くても、仕事が獲得できなければ意味がないので、まずは案件数が多い言語を選ぶのもひとつの手。案件数が多い言語の中から、平均年収や自分のやりたい分野の仕事ができる言語を選んでみてください。
✓初心者におすすめのプログラミング言語について、具体的には以下の記事で紹介しています。
転職・就職や稼ぐことを目的にプログラミングを始めるなら、スクールに通うのが断然おすすめです。
プログラミングスクールをおすすめする理由として、まずは稼ぎやすい言語がわかること。講師と相談し、未経験者でも習得しやすく稼ぎやすい、さらに将来自分が進みたい分野に適した言語を学べます。
✓プログラミングスクールのメリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。
副業やフリーランスとして働く場合、単発の案件だけでなく継続の案件を獲得しなければ稼げません。クラウドソーシングサイトでは単発の案件が多いことに加え、自分にあった案件を見つけることや、自分のスキルを適切に相手に伝えることにも時間がかかりがち。
しかし、転職エージェントを利用すれば案件探しはエージェントに任せられますし、自分のことを企業に営業してもらえるメリットもあります。さらに、自分が気づかなかったスキルや強みを見つけてもらえる可能性も高まります。
✓転職エージェントについて、詳しくは以下の記事で解説しています。
プログラミングスキルだけでは大きく稼ぐことは難しいのが現実です。そのため、プログラミングを学ぶと同時にそのほかのスキルも磨きましょう。
たとえば、コミュニケーションスキルやビジネススキルは業務を円滑におこなうために必要ですし、プログラマーからステップアップした際に、クライアントとの打ち合わせなどを行う場合にも必要なスキルです。
また、営業スキルや案件獲得スキルを磨くことで、新しい仕事を得るための時間を減らせます。知人から仕事の話が来ることもあるため、人脈を広げることもスキルのひとつと言えるでしょう。
プログラマーは、経験や実績、スキルが評価される職業です。そのため、実績を積むことが年収の高さに直結しますし、経験があればプログラマーから研究開発やプロジェクトマネージャーなど、年収が高い職種へのキャリアップも可能です。
特に副業で活動する場合には、実績を積むことで稼げる案件を獲得しやすくなります。実績がない場合には、簡単な案件でも良いので、とにかく実績を積み重ねていくことが重要です。
また、SNSなどでの情報発信を行うと、多くの人の目にふれやすくなります。それをきっかけに案件や転職先が見つかることもあるので、プログラミング学習に関する情報発信は積極的に行なっておくこともおすすめします。
同じIT業界であっても、評価制度は企業によって全く異なります。そのため、転職しただけで年収が100万円上がることも珍しくありません。その理由として、エンジニアは営業などのように個人の成績が数字として見えやすい仕事ではないためです。
また、企業に所属せずフリーランスになることも選択肢のひとつです。同じ仕事でもフリーランスの方が単価が高い場合も多いので、まずはフリーランス向けの求人サイトなどを見て単価を調べてみるのもおすすめです。
ここまで紹介した 2. プログラミングで稼げるようになるには の項目を実践すれば、だれでも稼げるようになる可能性は高まるはず。にもかかわらず「稼げない」となってしまう人には、ある特徴があると言います。
たとえプログラミングスキルがあったりエンジニア経験者であったりしても、稼げない人にはある特徴があります。
それが「自信を持っている技術、いわば必殺技がない人」です。若い人ほどこの状態に陥りやすい傾向があります。
トレンドが変わりやすい業界ということもあり、SNSなどで最新技術にアンテナを張り、いろいろな技術をつまみ食い的に学ぶことを繰り返していると、どれも中途半端な状態になってしまうのです。
同じ1年間の学習であっても、さまざまな技術を少しずつ勉強した人よりも、なにか1つ特化して学んだ人の方が稼ぎやすいのが現実なんです。
「この言語なら誰にも負けない」「若手だけど実装なら誰にも聞かずに一人で完結できる」といったように、なんでも良いので自分の強みとなるような技術を持っていた方が、スキルアップの軸ができて方向性を定めやすくなりますよ。
また、自信のある技術を持つ人は、フリーランスとして案件に参画したあとも契約金が上がりやすいのが特徴ですね。
プログラミングは、しっかりと学習すれば稼げるスキル。ただし、やみくもにプログラミング学習をしただけでは稼げるようにはなりません。プログラミング言語選びなど、戦略をもって学習を進めましょう。
稼ぐことを目的にプログラミング学習を行うのであれば、プログラミングスクールに通うのがおすすめです。
弊社が運営する無料のプログラミングスクールプログラマカレッジでは、言語選びから転職・就職まで一貫してサポートを受けられますよ。
ぜひこの記事を参考に、稼ぐためのプログラミング学習を始めてみてください。
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