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2021.08.04

Web業界とは?IT業界との違いや仕事内容・年収・将来性を徹底解説

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プログラマカレッジ編集部
プログラマカレッジ編集部

未経験からプログラマになりたいと考えてる皆さまに、プログラミング言語の基礎知識や、プログラマとしての転職ノウハウ、転職に役立つ資格、IT業界情報など、お役立ちコラムを配信しています。

Web業界とは、インターネットを利用して商品やサービスを提供する企業が属する業界です。「具体的にはどんな仕事をしてるの?」「IT業界はどう違うの?」本記事では、そんな疑問を持っている方のためにWeb業界の仕事内容やIT業界との違いを解説。年収や将来性についても解説します。

最終更新日:2021年8月19日

目次

1. Web業界とは?
 1-1. Web業界の定義と歴史
 1-2. Web業界の市場規模
2. Web業界の特徴
3. Web業界とIT業界の違いって何?
4. Web業界はどんな仕事をしているの?
5. Web業界には8つのサービスがある
6. Web業界の職種
 6-1. Webクリエイティブ系職種
 6-2. Webエンジニア系職種
 6-3. 営業・バックオフィス・マーケティング職
7. Web業界の職種別平均年収
8. Web業界の将来性
9. まとめ

1. Web業界とは?

Web業界とは、どんな仕事をしている業界か知っていますか?なんとなくは知っていても、詳しいことはわからないという方も多いでしょう。
ここでは、Web業界とはどんな業界なのかわかりやすく解説します。

1-1. Web業界の定義と歴史


Web業界とは、インターネットを使ってサービスを提供する業界のことです。具体的には、SaaSプロダクトやSNSやWeb広告、ソーシャルゲーム、eラーニングなどのサービスを提供しています。

1995年、Windows95の発売によってパソコンやインターネット回線の家庭への普及が進みました。1998年にはGoogle社が設立されます。

日本でSNSが多くの人に使われるようになったきっかけは、2004年にサービスを開始したmixiのインパクトが強いかもしれません。2006年にはTwitterがサービス開始、それまで学生向けのSNSであったFacebookも一般公開されました。

2007年のiPhone発売がきっかけとなったスマートフォンの普及により、Web業界が提供するサービスは増加し、より身近な物となりました。

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1-2. Web業界の市場規模

Web・インターネット業界の市場規模は年々拡大しており、Web業界の2018年度売上高は2兆6,897億円。2010年度から 2018年度の推移についてみると、売上高は 2012年度に一度落ち込みましたが、その後は増加傾向です。

参照:令和2年版 情報通信白書|総務省

サービス別の売上高は、「ウェブコンテンツ配信業」、「ショッピングサイト運営業及びオークションサイト運営業」、「クラウドコンピューティングサービス」の順となっています。

参照:令和2年版 情報通信白書|総務省

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2. Web業界の特徴

Web業界には、以下の3つの特徴があります。

 
技術発展が早い

Web業界は技術の発展が早く、そのためスキルがある人材が重宝される傾向があります。ブラウザやWeb開発で使われるプログラミング言語などの技術は頻繁なアップデートが行われ、そのたびに新しい知識が必要になります。

常に新しい情報に対してアンテナを張り、得られた知識を開発に取り入れなければなりません。学習を怠ると、すぐに持っている知識が古いものになってしまいます。

比較的新しい業界のため年齢層が若いというイメージがありますが、年齢よりもスキルが重視されやすい業界です。
 
開発手法が迅速

SIer業界と比べると、開発手法が迅速な傾向があるのもWeb業界の特徴です。クラウド、リーン開発、アジャイル開発、マイクロサービスといった様々な手法が取り入れられています。

SIerの場合、請負契約をするので計画を立てやすく進捗管理や分業に便利なウォーターフォール型の開発手法が取り入れられやすいのが特徴です。

一方でWeb業界は、自社のサービスを開発する場合も多く、開発の途中でも柔軟に対応しやすく、分析結果を成果物に反映しやすいアジャイル開発やリーン開発、マイクロサービスといった様々な手法が取り入れられています。

SIerやアジャイル開発については、以下の記事で詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
SIerとは何か?市場規模や仕事内容など、わかりやすく解説します|プロエンジニア
アジャイル開発とは何か?概要や主な開発手法を知りシステム開発を成功に導く!|プロエンジニア
 
多様な働き方ができる

Web業界にはリモートワークやフリーランスなど、多様な働き方をしている人が多いのも特徴です。仕事として、インターネットがあれば場所を問わず仕事ができるケースが多いことに加え、業界全体が人手不足の傾向にあることも多様な働き方ができる要因となっています。

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3. Web業界とIT業界の違いって何?

IT業界とは、ソフトウェアやハードウェア、通信、情報処理など、情報や通信に関わる業界の総称です。
一方でWeb業界とは、インターネットを介して商品やサービスを提供する業界です。

つまり、Web業界はIT業界の中をさらに細かく分けた分類のひとつ。上記の図のようにイメージするとわかりやすいでしょう。

IT業界については、以下の記事で詳しく解説しています。

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4. Web業界はどんな仕事をしているの?

Web業界の仕事は、大きく以下の4つに分けられます。

Webサービスの開発
Webサイトやサービスの制作・運営
Web広告運用代行
Webサービスに関する営業・マーケティング

開発は、自社が提供するための新しい製品やサービスを作ること。制作・運営は、Web制作会社が担当することも多いです。またWeb広告運用は、主にWeb広告代理店がクライアント企業のためにサイトや広告などを作成し、広告運用を代行することを指しています。

開発や制作などの仕事に加えて、それを顧客に提供する際の打ち合わせや販売に関する戦略を立てるなど、営業やマーケティングに関わる仕事もあります。

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5. Web業界には8つのサービスがある

Web業界が担うサービスは、主に以下の8つに分けられます。
「GAFA(Google/Apple/Facebook/Amazon)」と呼ばれる4社でも、それぞれWebサービスを提供しています。
サービス名 概要 サービス例
ポータル インターネットを使うときに最初に訪れる検索サイト
ユーザーが入力したキーワードに合ったWebサイトを表示する
Google、Yahoo!Japan
SNS インターネットを介した社会的ネットワークの構築やコミュニケーションを支援するサービス
マーケティングツールとしても注目されている
Twitter、Instagram、LINE、Facebook
eコマース インターネットを利用したショッピングサービス
ECサイトやショッピングサイトとも呼ばれる
Amazon、楽天市場
Web広告 インターネット上に掲載される広告
クリック数や成果に応じて費用が発生する
リスティング広告、SNS広告、バナー広告
キュレーション Web上に点在する情報をテーマごとにまとめて発信するサービス
まとめサイトとも呼ばれる
Gunosy、SmartNews
ソーシャルゲーム SNSをプラットフォームとしてオンライン上で楽しめるゲーム
ソシャゲと略して呼ばれることも多い
パズドラ、モンスト
eラーニング 通信教育など、インターネットを活用した学習サービス 4each 、スタディサプリ、DMM英会話
コンテンツ提供サービス 音楽・動画・書籍などをオンラインで利用できるサービス
サブスクリプション型の料金プランが用意されていることが多い
kindle、YouTube、AppleMusic

4eachはインターノウスが運営するオンラインプログラミング学習サイトです。

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6. Web業界の職種

Web業界には多くの職種がありますが、大きく以下の3つに分類できます。それぞれの職種について、わかりやすく解説します。

Webクリエイティブ系職種
Webエンジニア系職種
営業・バックオフィス・マーケティング職

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6-1. Webクリエイティブ系職種


Webデザイナー

WebサイトやWebアプリケーションの制作において、レイアウトや配色などデザインに関する部分を担当します。ノーコードでサイトを作れるツールが増えていることから、業務範囲は拡大する傾向があります。

Webデザイナーについては、以下の記事で詳しく解説しています。


 
Webディレクター

Web制作のチームをまとめ、プロジェクトメンバーの確保からスケジュール管理、成果物の品質管理まで、幅広い業務を担います。キャリアパスとしてWebプロデューサーなどの道があります。

Webディレクターについては、以下の記事で詳しく解説しています。


 
UI・UXデザイナー

UIデザイナーはWebサイトの使いやすさ、UXデザイナーはユーザーのより良い体験を重視してデザインを行う職種です。UIとUXで定義は異なりますが、企業によって業務の境界線は曖昧な部分があります。

UI・UXデザイナーについては、以下の記事で詳しく解説しています。

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6-2. Webエンジニア系職種


インフラエンジニア
サーバーやネットワークなどITシステムを使ううえで土台となる部分の設計から保守・運用までを担当する職種です。Web業界においては、主に社内システムの管理・運用を担当します。
 
バックエンドエンジニア
ユーザーから見えない、Webサイトを動かすプログラムやサーバー、データベースなどに関する業務を担当します。バックエンドエンジニアが作るプログラムの例として、ログインやショッピングカートなどの機能があります。サーバーサイドエンジニアとも呼ばれます。

バックエンドエンジニアについては、以下の記事で詳しく解説しています。

フロントエンドエンジニア
HTMLやCSS、JavaScript、PHPなどを用いて、ユーザーから見える部分の構築を行います。見た目を整え動かすだけでなく、サイトの高速化やSEO対策も求められます。

フロントエンドエンジニアについては、以下の記事で詳しく解説しています。

iOS/Androidエンジニア
スマートフォン上で動くアプリを作るエンジニアです。作るだけでなく、設計や保守運用に関わるケースも多くあります。また、アプリのランキングチェックや新機能の確認なども行います。
 
Webエンジニア系の職種を目指す方は、以下の記事もぜひご覧ください。

Web業界にはこの他にもCTO、テックリード、といった特徴的なポジションもあります。CTOは最高技術責任者、テックリードはチーム内における技術者のリーダー、VP of Engineeringはエンジニアチームのマネジメントに関する責任者です。

 
これらの職種に興味がある方は以下の記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
テックリードとは?エンジニアチームリーダーとしての役割を解説|プロエンジニア
CTOの役割とは?エンジニアのトップキャリアパスを目指す方法|プロエンジニア
日本でも注目「VP of Engineering」の役割について解説!|プロエンジニア

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6-3. 営業・バックオフィス・マーケティング職


Webマーケター
Webマーケティングを担当する職種です。WebサイトによるPRだけでなく、広告やSNSの運用もWebマーケターの仕事です。企画の立案から実行、効果測定、改善を繰り返し、より効果的なサイトの作成やSNS、広告の運用を目指します。

Webマーケターについては、以下の記事で詳しく解説しています。

Webライター
Webサイトに掲載する文章を書く職種です。コラム、商品説明、ブログ記事、ニュースなど媒体によって執筆する文章はさまざまです。紙媒体に執筆するライターと異なる点として、SEOの知識が求められることが挙げられます。
 
営業
自社の商品やサービスの販売を行う仕事です。新規の顧客を見つけるだけでなく、アフターフォローも行います。顧客から要望を適切にヒアリングし、自社製品による解決策を提案することが販売に繋がります。
 
事務
企業として活動する以上、人事や総務、法務、経理といった事務作業を行う職種も必要です。企業活動に伴って生じる、人材の採用や法律に関する手続き、お金の管理などを行います。

営業や事務の仕事では、Web業界と他の業界で大きく異なる点はありません。ただし営業の場合、技術的な内容についても理解できれば仕事をよりスムーズに進められるでしょう。

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7. Web業界の職種別平均年収

Webに携わる仕事をしたいと考えた時に、年収が気になるという方も多いでしょう。主な職種の平均年収は以下の通りです。

職種 年収平均
Webデザイナー 427万円
Webディレクター 492万円
UI・UXデザイナー 604万円
フロントエンドエンジニア 517万円
バックエンドエンジニア 598万円
iOS/Androidエンジニア 497万円
インフラエンジニア 550万円

出典:
平均年収.jp
正社員求人情報|プロエンジニア


Web業界を含め、IT業界はスキルや経験によって年収に差が出やすい業界でもあります。
2020年のプログラミング言語別年収ランキングで20代の平均年収を見ると、1位のRは476万円であったのに対して、JavaScriptは378万円、PHPは361万円です。高い年収を得るためには、より高度で需要が高いスキルを身につけると良いでしょう。
また、会社に所属して働いている人よりもフリーランスの方が年収が高い傾向があります。

参照:2020年プログラミング言語別年収ランキング|TECH Street

より高収入なエンジニアを目指したい方は、以下の記事もぜひご覧ください。

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8. Web業界の将来性


コロナ禍もあり、IT業界以外でもWebサービスを提供する例が増えています。旅行やフィットネスなど、多くのサービスがオンラインでの提供を開始。こうした取り組みは、今後も続いていく可能性があります。

また、総務省の調査によれば、2019年のインターネット利用率は日本全体で89.8%。2018年の79.8%から大きく増加しています。

出典:インターネットの利用状況|総務省

Web業界で今もっとも注目されているのがAIです。AIに関する知識が必須教養となったと言っても過言ではありません。AIに深く関連する機械学習やディープラーニングなどの技術を使うために必要な数学知識の重要性も増しています。

そのほか、ブロックチェーンやIoT、VR/ARなどもトレンドとしておさえておきたい技術です。

参照:
通信利用動向調査|総務省
コロナ禍で大きく変わったWebマーケティングの力点 CPAからCPOへシフトチェンジ|PRTIMES



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9. まとめ

ここまで、Web業界について解説してきました。Web業界は技術の発展が早い業界です。多様な業種があり、業種によってもスキルや経験によっても年収に差が出ます。

爆速とも言える技術の発展の早さを楽しめる人は、Web業界に向いていると言えるでしょう。Web業界を目指すのであれば、トレンドであるAIやブロックチェーンについても学習してみてはいかがでしょうか。

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