「高卒者のお給料って高いの?低いの?」「大学を中退しても高収入は得られる?」最近は高卒採用に力を入れる企業が続々と増えていますが、こんなふうに考えて最初の一歩が踏み出せない学生さんも多いはず。そこで今回は、学歴・世代・男女別に平均年収や平均月収、初任給を徹底比較!大卒者の初任給が高い理由や稼げる業界と職種、同世代の手取り額もご紹介。高卒者が年収を上げる4つの方法や就活前に必読のおすすめ本も必見です。
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最終更新日:2023年6月7日
目次
高卒で就職することを考えたとき、一番気になることと言えばやっぱりお給料。
「高卒で就職すると初任給はどれぐらいもらえるんだろう?」
「短大や高専卒との年収差って、実際にいくらぐらいなのかな?」
「大卒と比べると、将来的なお給料にどれぐらいの差が出るの?」
なんていうふうに考えている方もきっと多いのではないでしょうか。そこで今回は学歴別&男女別に、年収・月収・初任給の違いを徹底比較。
高卒者の初任給が高い都道府県、高卒者が高収入を得られる業界と職種のほか、後半ではみなさんと同世代のリアルな給料事情についてもご紹介します。
まずは、高卒者とそれ以外の方たちの平均年収から比較してみましょう。
令和元年度に行われた厚生労働省の調査によると、学歴別・男女別にみた平均年収の差は以下のような結果となりました。
高卒男性の平均年収は351万4,800円、そして高卒女性の平均年収は257万5,200円。
また高専/短大卒者との年収差は、男性で26万4,000円、女性で55万2,000円、大卒者との年収差は、男性で129万1,200円、女性で98万1,600円となりました。
とはいえ、こちらは10代~70代の男女をひとまとめにした平均年収なので、高卒で就職した場合の具体的なお給料を知りたいみなさんにとってはリアリティが湧きませんよね。
では高卒で就職した10代~20代の男女の平均月収とともに、高卒者がそのまま働き続けると、その後のお給料はどのように変化するのかもくわしく見ていきましょう。
こちらは10代~70代までのお給料の平均額――すなわち各世代の平均月収を、学歴別・男女別に比べたグラフです。
まずは男性から。
高校卒業後に就職した10代男性の平均月収は、18万2,700円。その後5年ごとに2〜3万円づつ緩やかに昇給し、50代後半の34万9,100円でピークを迎え、その後は再び低下しています。
一方、大卒者はと言うと、大学卒業後に就職した20代男性の平均月収は、22万9,200円。そして30代前半では32万1,800円まで上がり、50代前半のピークでは53万5,200円まで到達しますが、70代では再び40万1,500円までアップしていることがわかります。
続いては、女性を見てみましょう。
高校卒業後に就職した10代女性の平均月収は、17万2,900円。その後は5年ごとに約1万円ぐらいのペースで緩やかに昇給し、50代前半の23万1,300円でピークを迎えます。
そして大学卒業後に就職した20代女性の平均月収は、22万4,800円。30代後半では30万3,800円まで上がり、50代後半のピークでは39万9,200円まで到達しています。
これらのグラフを見ると、大卒女性も大卒男性同様に、70代になると再び年収が上昇していますが、その理由を知るために過去の進学率を少しだけくわしく見てみましょう。
令和元年時の年齢が70代となる方たちが高校を卒業した年の進学率は、以下のとおり。
参考:戦後日本における高卒学歴の意味の変遷|相澤真一・香川めい 著(東京大学大学院)
この図を見ると、高校進学が一般化したのは現在の60代が高校生だった頃の1976年あたりで、それ以前は中学卒業後に工場や建築現場などにおいて生産工程職や労務職で働く方がほとんどでした。
そんな時代の最中、高校卒業後に大学まで進学した現在の70代は、非常に希少なエリート人材。今でも現役で大学教授や企業の役員として活躍している方も多いため、現在も高収入を得ているというわけです。
加えて現在の50代が高校生だった80年代であっても、四年制の大学に進学する生徒はまだまだごく一部。
以下の記事でも解説していますが、高校を卒業したら大半の人が就職する時代でしたが、令和元年になると大学・短大進学率は過去最高の58.1%を記録。さらに少子化も相まって浪人せずとも希望の大学に入りやすくなったことからも、今や大卒者は希少な人材ではなくなってしまいました。
またこれまでの時代は、日本独自の昇給システム「年功序列制度」によって勤続年数が長くなるにしたがって基本給がアップしていたことも理由のひとつ。年齢が上がると昇格し役職手当が付くことにより、そのぶん月収も上がる傾向にありました。
しかし2014年あたりから、日立製作所、パナソニック、ソニーといった大手企業が、続々と年功序列制度を撤廃。それに代わって、働く人のスキルや会社への貢献度が評価される「成果主義」という人事制度を採用する企業が増えはじめました。
とはいえ、ちょうどみなさんの親世代が就活に挑んだ80年代後半〜90年代は、特に男性ほど最終学歴と大学名が重要視されていた時代。俗に”一流企業” と呼ばれる大手企業や財閥系の企業ほど、採用対象者を上位の難関大学に限定していた…なんていう時代でもありました。
そんな名残から「大手企業に就職するにはいい大学を出ておかないと」と考える大人世代の方も未だ多くいますが、これからは学歴よりも実力やポテンシャルが最重視される時代に少しづつ変わりはじめている風潮に。
けれども月収や年収を比較してみると、「高卒で就職することは、やっぱり将来的にも不利になるのでは?」と思うかもしれませんが、現在の高校生が50代や60代になった時のグラフは決してこのとおりではありません。
リクルートキャリアが調査した「就職白書2020」によると、2020年度の新卒採用において企業が最も重視した項目のBEST3は、1位:人柄(93.4%)、2位:自社/その企業への熱意(74.2%)、3位:今後の可能性(66.4%)という結果からも、今後は学歴による収入格差はますます縮小していくことが考えられます。
そのため、今後は高卒者であっても、自分にあった業界に就職し、得意な分野で持ち前の実力を発揮することさえできれば、将来的にも高いお給料を稼ぐチャンスは十分にあると言えるでしょう。
さて、みなさんが学校を卒業して最初に受け取るお給料と言えば「初任給」ですが、高卒者と大卒者では初任給の金額がどれぐらい違うのかも気になりますよね。
ここでは学歴別・男女別に初任給の平均額を比較するとともに、大卒者の初任給が高卒者よりも高い理由についても迫ってみましょう。
これは学歴別・男女別に初任給を比較したグラフです。
こうして比較すると、大卒者と高卒者の初任給の差は、男性で4万3,900円、女性で4万2,300円ほど。高専/短大卒者との差は、男性で1万5,800円、女性で1万8,800円ほどですが、いずれにせよ高卒者よりも大卒者の初任給の方が高い金額に設定されています。
学歴による収入格差は徐々に縮まりつつあるとはいえ、なぜこのように初任給の差が生まれるのでしょうか?
大卒者の初任給が高卒者よりも高い理由は、主に次の2つです。
“受験勉強をして大学に合格した”、という事実は「一つのことに長く打ち込めるかどうか」の目安にもなります。また応募者数の多い大手企業が、ふるいにかける際の分かりやすい判断基準として学歴を採用しているケースも多いでしょう。
そのため、大学で身に付けた4年分の学力を評価し初任給に反映していることが、まず1つめの理由です。
またみなさんもご存じのとおり、大学に進学すると多額のお金がかかります。内閣府の調べによると、大卒者を一人生み出すのにかかる費用はおよそ2,985~6,064万円。
こうした金銭的な事情により、”大卒者(出資した保護者)側の「教育コスト」を回収させる” というのが2つめの理由です。
奨学金で通った方の場合は就職と同時に学費の返済が始まりますし、せっかく大学を卒業して就職できたのにもらえる初任給の額が低いとなると、教育費を出資した保護者の方も決して納得しないでしょう。
そうなると大卒者に入社してほしい企業は、初任給に差を付けざるを得なくなることから、大卒者の初任給は高卒者よりも高く設定されている、というわけです。
なかには「高卒者の初任給が大卒者より低いのは差別があるからなのでは?」と不安に思う方もいるようですが、ちゃんとした理屈があることを知れば、決して差別や偏見が理由ではないことがおわかりいただけたのではないでしょうか。
なお20代の手取り平均については、以下の記事をご参考に。
高卒者と大卒者で平均年収の額に差が出る理由については、こちらの記事もチェックしてみましょう。
でも高校を出てすぐに働くのであれば、大卒者より4年も早く社会人になるぶん、できるだけ早いうちから高収入を稼げるようになったら嬉しいですよね。
ここでは、高卒で就職した人が年収を上げるための方法を4つほど解説します。
就活前に読んでおきたいおすすめの本もご紹介するので、これから就職する方も現在転職を考えている方も、ぜひ参考にしてください。
まず1つ目は、専門スキルを身に付けて自分の市場価値を高めることです。
ここで言う市場価値とは、ビジネスの場において、どれだけ必要とされている人材なのかということ。
会社の仕事とは、一般的に「需要」と「供給」の関係で成り立っているので、自分が勤めたい業界の動向をしっかり見極めてスキルを積んでいくことも、自らの市場価値を高めるためには必須。
また専門的なスキルが高い人になればなるほど、その人にしかできない仕事が多くなり、結果として貴重な経験を得られる機会も増えていきます。
こうした体験は仕事の実績だけでなく自分の自信にもつながるので、専門スキルが高い人ほど将来的にも会社の組織や景気に左右されない自由な働き方を選べる傾向に。
とはいうものの、いきなり「自分の市場価値を高めろ」と言われても、これから目指す方向性が決まっていない方であれば「何をどう高めたらいいの?」と思いますよね。
もしまだ働いてみたい業界に出会っていないのであれば、未経験から手に職を付けて働けるIT業界がおすすめです。「でもどうやって目指せばいいの?」と思われた方は、ぜひ一度IT業界の就職専門家に相談してみましょう。
高卒で就職を目指す女子にとって、就活が有利になる人気の資格については、ぜひこちらの記事も参考にしてください。
2つ目は、学歴不問で採用している自分に合った業界の企業に就職することです。
業界によっては、大卒者を優遇する企業もまだまだ数多くあります。
また自分に合った業界を見極めずに就活すると内定をもらいにくくなるだけでなく、入社する業界を一歩間違えると、たとえどんなにあなたが優秀であっても、将来的に年収を上げることすら難しくなる可能性も。
そのため、就職活動を始める前には「自分にはどんな業界が適しているか」を冷静に見極めることが重要です。
高卒男女の就職先としてもおすすめな将来性のある職種や職業については、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。
そして3つ目は、自分の軸をしっかりと持ち、自らの考えでオリジナルの答えを出す習慣を身に付けることです。
10代や20代だけでなく、30代40代と年を重ねてもなお仕事や生き方の方向性に悩む人のほとんどは、若いうちから他人と比較することを軸にしながら生きてきたため、大人になっても自分軸を持ち合わせていないことも原因のひとつ。
「どのような状態でいると自分は幸せを感じるのか?」
「将来どういう自分でありたいか?」
「そのためにはいま何ができるのか?」
このようなイメージや気持ちをあなた自身が把握していなければ、具体的な仕事の目標だけでなく、将来的なキャリアプランを立てること自体が困難になる可能性もあるでしょう。
とはいえ、今はコロナの影響により自分が思った通りに行動を移せない場合もあるかもしれません。しかしそんな状況だからこそ、” 自分軸を見つける ”ためには、こうして自問自答しながら自分の内面と向き合う行為が必須です。
特にいまは、自分が興味のあることや好きなことをとことん突き詰めていくと、そのまま仕事につながりやすい時代。そのためにもまずは自分軸をしっかりと持ち、あなただけのオリジナルストーリーを描いてみましょう。
「でも自分が何をやりたいのかなんて、全然思い付かない…」
「自分軸については何となくわかったけど、それを仕事に活かす方法がわからない…」
という方も意外と多いかもしれません。そんな方は、職業人生の設計方法がわかる本を読んでみるのもおすすめです。なかでもYouTubeやAmazonでも評価が高い書籍は、こちらの一冊。
このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法
▸北野 唯我(著)
▸内容(「BOOK」データベースより)
転職に必要なのは「情報」でも「スキル」でもなく、確かな「判断軸」である。一生食えて、心から納得のいく仕事を見つける方法。
▸単行本(ソフトカバー):260ページ
▸出版社:ダイヤモンド社 (2018/6/21)
▸発売日:2018/6/21
出典:Amazon
本のタイトルには「転職の思考法」とありますが、これから新社会人となるみなさんが就活する前に知っておくと有益な情報がたくさん載っています。
気になる口コミは、以下のとおり。
- 「もし可能ならば『キャリアがスタートするタイミング』において全ての人にこの本を手に取ってほしい。この本で説明されている内容を理解しているか否かで人生が180度変わる事だってあり得ると思うから」(20代男性・学生)
- 「企業という組織の体勢、出世構造、マーケットバリューのつくりかた。1つ1つが構造化されて、文系脳でも手に取るように分かりやすく説明されています。転職した人も、これから社会に出る若者にも読んでほしい」(20代女性・メーカー)
- 「小説形式だからとても読みやすかったです!『上司ではなくマーケットを見て働く』という部分、まさに! と思いました」(30代女性・3児の母として専業主婦→HRベンチャー)
この書籍によると、”人間には「何をするか」に重きをおくto do型の人間と、「どんな人でありたいか、どんな状態でありたいか」を重視するbeing型の人間がいる” とのこと。
そのうち99%の人間がbeing型であるため、”「心からやりたいこと」がなくても悲観する必要はまったくない” と語られています。
そんなbeing型の人間が仕事を楽しむための2つの条件は、自分の市場価値を高めることと、迷ったら自分を嫌いにならない選択肢を選ぶこと。
さらに具体的な市場価値の高め方や「一生食える」仕事を確保するためのステップのほか、心から納得のいく仕事の見つけ方も解説しているので、就職や転職で悩んでいる方は、新たな視点で考えるための思わぬヒントがきっと見つかるはずですよ。
ところで、お給料というのは、学歴による差があるだけでなく、なんと都道府県によってももらえる金額が異なることをご存じでしょうか?
初任給が高い都道府県のベスト10を、ランキング形式にした一覧表がこちらです。
順位 | 都道府県 | 初任給(単位:千円) | 東京都との格差 |
---|---|---|---|
1位 | 東京 | 178.1 | 100 |
2位 | 大阪 | 176.1 | 98.9 |
3位 | 神奈川 | 175.6 | 98.6 |
4位 | 滋賀 | 174.5 | 98 |
5位 | 千葉 | 174.2 | 97.8 |
6位 | 埼玉 | 173.1 | 97.2 |
7位 | 愛知 | 170.8 | 95.9 |
8位 | 兵庫 | 170.8 | 95.9 |
9位 | 三重 | 170.5 | 95.7 |
10位 | 奈良 | 169.9 | 95.4 |
※東京都との格差:東京=100とした場合の値
出典:令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況|厚生労働省
初任給の額が最も高い第1位は、東京都の17万8,100円。第2位は大阪府の17万6,100円、第3位は神奈川県の17万5,600円と、大都市が続きます。
同じ首都圏でも千葉県は17万4,200円、埼玉県は17万3,100円と、東京都と比べると約4,000円〜5,000円の差があることがわかるでしょう。
ちなみに全国47都道府県のうち最も初任給の額が低いのは沖縄県の14万5,200円で、東京都と比べると3万2,900円もの差がありました。
こうした都道府県による賃金の差は、初任給だけでなく月収や年収も同じ。
全国のエリアによって平均収入も異なるため、できるだけ高収入を得たいのなら東京や大阪といった都心の企業に就職するのがベストな選択ですが、ではどんな業界を選んで就職すればより高い収入が期待できるのでしょうか?
続いては、高卒者の初任給が高い業界ランキングのベスト5を見てみましょう。
順位 | 業種名 | 男性 | 女性 |
---|---|---|---|
1位 | 情報通信業 | 169.6 | 172.7 |
2位 | 生活関連サービス業・娯楽業 | 176.6 | 168.5 |
3位 | 建設業 | 177.0 | 167.2 |
4位 | 学術研究・専門・技術・サービス業 | 167.6 | 166.7 |
5位 | 宿泊業・飲食サービス業 | 169.7 | 166.7 |
出典:令和元年賃金構造基本統計調査(初任給)の概況|厚生労働省
高卒者の初任給が最も高かったのは、IT業界が属する情報通信業。男性が16万9,600円、女性が17万2,700円という結果でしたが、ほかの業界と比較すると女性のほうが高いことも特徴的です。
そんなIT業界なら、日本全国どこに住んでいてもリモートで働けるという嬉しいメリットも。とはいえ「都心の企業に就職して、リモートワークで高収入を得たい」という方は、基本的なITスキルが必須。
したがって、これから仕事探しをはじめる方は、パソコンの知識からプログラミングスキルまで丸ごと身につく無料のオンラインプログラミングスクールで学んでから就活すると、地元にいながら都心部の企業で働ける可能性が高まると言えるでしょう。
また高卒者のお給料が高い職種の平均年収ランキングは、以下のとおり。
順位 | 職種 | 平均年収 |
---|---|---|
1位 | 営業職 | 418万円 |
2位 | IT系技術職 | 237万円~314万円 |
3位 | 事務職 | 297万円~306万円 |
4位 | 介護士 | 294.8万円 |
5位 | 販売・サービス業 | 274~303万円 |
6位 | 公務員(一般職) | 239万円 |
各職業における20代の平均給与や仕事内容についてのくわしくは、それぞれのリンク先でチェックしてみてくださいね。また高卒者の就職先におすすめな将来性のある仕事については、以下の記事も参考にしてみましょう。
ところでみなさんは、毎月のお給料における「基本給」と「手取り額」の違いをご存じでしょうか?
求人内容をよくよく見ると「高卒:160,000円/大卒:200,000円」などと書かれていますが、この金額はあくまで基本給。そのため、この表示額のお給料が毎月そのまま振り込まれるというわけではありません。
上記のような基本給のうち、実際に振り込まれるお金が「手取り額」となりますが、その内訳は以下のとおり。
基本給・福利厚生・各種手当を足した金額が「総支給額」となり、そこから各種控除の合計額が差し引かれます。したがって、手取り額は「総支給額ー控除の合計額」で算出されると覚えておくと良いでしょう。
またお給料に関する各用語についても、一度おさらいしておきましょう。
ベースとなる毎月の給料額(別名「額面」とも呼ばれている)
交通費、住宅手当、家族手当など
役職手当、資格手当、営業手当など
(1)社会保険料(健康保険料、介護保険料、厚生年金保険料、雇用保険料)
(2)税金(住民税、所得税)
福利厚生とは、その会社で働く人に一律で支給される手当のこと。一方、手当はその役職や職務に対して与えられる手当なので、誰もが一律にもらえるものではありません。
求人欄を見ているとどうしても額面ばかりに目がいきがちですが、福利厚生とプラスされる手当の内容によっては、基本給が同じでも手取り額に大きな差が出る場合もあります。
それにいくら希望の企業に就職できたとしても、毎月振り込まれる手取り額があまりに少なければ、仕事へのモチベーションも上がらないものです。
入社したあと、実際にもらえる手取り額にがっかりしないためには、以下3つの項目についても事前にしっかりチェックしておきましょう。
特に営業職の場合は、成果によってインセンティブがもらえるかも要チェック。会社によっては残業代が固定(みなし残業)の場合もあるので、長い勤務時間が見込まれる職種に就く予定の方は必ずよく確認しておきましょう。
「自分の手取りって低い方、それとも高い方…?」
「自分と同世代の人たちって、毎月いくらぐらい稼いでいるんだろう…」
「職種や業種によって、実際のお給料にどれぐらいの差があるのかも知りたい」
毎月振り込まれるお給料の額を見るたびに、こんなふうに思っている方も結構多いのではないでしょうか?
かといっていくら仲の良い友達であっても、お給料の手取り額はなかなか聞きづらいもの。ましてや給与明細ともなると、軽々しく「ちょっと見せて」とは決して言えませんよね。
そこでここからは、お給料・手取り額・年収を公開している10代~20代のYouTuberを男女5人ピックアップ。動画の中で紹介している、給料明細とその金額もそれぞれ抜粋してみました。
どの方も「みなさんのお役に立てれば」という思いで公表してくださっているので、動画をチェックした際は高評価&感謝のコメントもお忘れなく。
以前は週1~2回飲食店でバイトに入り、月30,000円、よくて50,000円ほどの収入だったとのこと。そして事務所に入ってからのお給料は、こんな感じだそうです。
これまでの最高月収は、100,000円とのこと。徐々にお仕事も増えているそうなので、今後はさらなる収入UPが見込めそうですね。
手取り額は残業時間によって変わるので、月によっても変動があるとのこと。勤続年数8年目のすねげさんは、平均的な手取りと最も忙しいピーク時期の手取りを2パターン教えてくれました。
【月の平均手取り】169,780円
【ピーク時期の手取り】205,027円
ご本人曰く、公務員は忙しい時期と忙しくない時期の差が激しく、勤続8年目にして手取り額がはじめて20万円を超えたのだとか。
夏と冬のボーナスは、合計で70万円ぐらいもらえるそうですが、「20代そこそこの公務員の手取りはこれぐらい」だと語っています。YouTubeではさらに入社時の初任給も公開してくれているので、これから公務員を目指している方は、動画で続きを観てみてください。
そんなブーフカルビたんさんが公開する入社1年目の手取り額は、148,172円。
基本給は大卒・短大卒・高卒・中卒も同じ扱いで、園によっては差があるところもあるそう。そのため4大卒で保育士資格・幼稚園教諭1種免許状の資格を持っていても、お給料が考慮されることはないそうです。
なお残業代の14,520円は約9時間分の手当で、1年での昇給額は2,000円とのこと。また「借り上げ社宅制度」が導入されているため、毎月約8万円分の家賃を園が支払ってくれるのだそうですよ。
残業時間によっては手取りが13~16万円のときもあるようですが、現在は退職されてしまったとのこと。とはいえリアルな体験談をたっぷり聞けるので、これから保育士を目指している方はぜひチェックしてみましょう。
実務経験1年4ヶ月現在のお給料は、392,157円で、実際にもらえる手取りの総額は274,581円。その内訳はこちらです。
気になる時給は2,500円。上記は1日7.5時間/週5日働いた場合の月収で、年収に換算にすると約470万円となるので、ハラカズさん曰く同世代の人からも「すごい」と言われるとのこと。
とは言うものの「正社員とは違ってボーナスが出ないというデメリットもある」とも語っているので、くわしい内容は動画でご本人から聞いてみましょう。
▶ 参考:
• コーダー/マークアップエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
• オープン系SE・プログラマフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
• スマホアプリエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
都内の高校を卒業後、2年間営業として働き、その後専門学校に通って設計施工の会社に転職。そして25歳で独立して、27歳の現在、年収1000万を達成したのだそうです。
起業した理由は、「設計事務所の給料が安かったため」。最低限の生活を送るお金を稼ぐだけなら自分一人でもできるのではないだろうか、また自分だったらもっとお客さまを幸せにできるかもしれないと思い、転職よりも起業を選んだとのこと。
でも最初から今のように稼げたのではなく、今まで出会った人たちを大切にしてきた結果、周りの人たちから仕事の話が来るようになり、いつの間にか生活するのが困らなくなったと言います。
動画では起業するにあたって大事なことや成功した秘訣についても語っているので、 高校卒業後に建築業界を目指したい方は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
今回は高卒者と大卒者の年収額と初任給の違いや、職種別の給料明細をお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
自分に合った業界の企業に就職して専門スキルを磨いていけば、学歴に関係なく高収入も見込めるはず。
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気になる正社員就業率は、驚きの98.3%。経験豊富なプロの講師陣と専門アドバイザーが未経験からの就職を一緒に叶えてくれるので、憧れのIT企業で内定をもらえる絶好のチャンスです。
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