学べるプログラミング言語別に、プログラミング教室を比較したいという悩みを解決します。さまざまなプログラミング教室がありますが、それぞれどんなプログラミング言語が得意なのかどうか違いがあります。今回は、Java・PHP・Ruby・Pythonが学べるプログラミング教室を9選ご紹介します。
なお、未経験からITエンジニアへの就職に興味がある方や未経験からプログラミングを効率よく学びたいと考えている方は、就職率98.3%で受講料無料のプログラミングスクールプログラマカレッジもおすすめです。
最終更新日:2024年2月28日
目次
今回は学習できるプログラミング言語別のおすすめ教室を9つご紹介します。
さまざまなプログラミング教室がありますが、教室ごとに採用言語が異なっています。
その理由としては、
それぞれ詳しく見ていきましょう。
まずは受講生のペルソナが異なるといった理由があります。
ペルソナとは、商品やサービスの典型的なユーザー像のことを指します。
プログラミング学習をした後に「大企業や官公庁の大規模開発プロジェクトに関わりたい人」と「スピード感を最重要視するスタートアップで開発をしたい人」では卒業時に持っておくべきスキルセットが異なります。前者であればJavaやC#などを学んでおき、セキュアなコーディングができることが望ましいです。後者であればサードパーティーのライブラリが豊富で手早く機能を実装でき、コードの可読性が高いRubyなどが良いでしょう。
受講生のどういったニーズに対応するかによって、採用する言語は変わります。また、網羅的にあらゆる言語を扱う教室もあります。
プログラミング教室には、「就職・転職を目的としている教室」と「学習自体を目的にしている教室」とに分かれます。
就職・転職を目的としている教室は、シェアの高いJavaやPHPなどを教える傾向にあります。これは、未経験から就職しやすいSES会社へ入社することを想定し、実務未経験でもJavaやPHPが出来れば、開発経験に入れる可能性が高まるからです。
一方で、就職・転職はゴールではなく学習自体を目的にしている教室は、楽しく学べるように比較的初心者でも学びやすい言語や学習内容を教える傾向にあります。
よく「Rubyを学べばスタートアップに入れる」「Javaを学んだからSESにしかいけない」などと間違った認識をしてしまうこと人がいますが、未経験の場合は学んだ言語によって転職先は大きく変わらないので注意が必要です。
そのため、教室を選ぶ場合は、自分は就職目的なのか、学習のみが目的なのかを再度確認することをおすすめします。
カリキュラムのゴール設定がプログラミング教室により異なります。
例えば、以下の例があります。
例えばフリーランスを目指すのであれば、卒業時点で有用なポートフォリオがあることが望ましく、カリキュラムそのものが具体的なアプリ開発を行うものであると望ましいです。
ちなみに、実務未経験の人がプログラミング教室に通っても、フリーランスにはなれないので注意が必要です。ここで言う「フリーランスを目指す」とは、SIer等でSEとして開発経験はあるがコーディングのスキルが不足しているような方を指しています。
例えばWebアプリケーション開発の場合、採用されるケースが多い代表的な言語はRubyとJavaの2つです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
Rubyは、オブジェクト指向のプログラミング言語です。オブジェクト指向とは簡単にいうと、物事を分かりやすくまとめたり、整理整頓することです。
Rubyの特徴は以下の通りです。
Rubyは主にWebサービス開発に使われ、「クックパット」や「グノシー」などに採用されています。
フレームワークである「Ruby on Rails」を用いることで、スピード感のある開発が可能なことや、スクリプト言語でありコンパイル(変換)が不要であるため、初心者でも理解のしやすいプログラミング言語になります。
特にスタートアップやベンチャー企業などスピード感が求められる企業で多く採用されています。
OS | インストール方法 |
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Windows | インストールツール「RubyInstaller」を使用 |
Mac | rbenvまたはRVMを使用 |
ダウンロード等は、Ruby公式サイトを参照ください。
Rubyについてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事も参照ください。
▸参考記事:【Ruby入門】初心者向け基礎知識と学習方法紹介
JavaもRubyと同じくオブジェクト指向のブログラミング言語です。
Javaの特徴は以下の通りです。
Javaは、JVM(Java仮想マシン)上でプログラムを動かすことで、環境に依存しません。
また、Javaは静的型付け言語に分類されます。静的型付け言語とは、変数やデータ型の宣言が必要な言語で、コードの記述量は増えますが、コンパイルされるためプログラム実行前にエラーを見つけることができるので、堅牢性が高いです。
Javaは開発当初からセキュリティを重要視しており、銀行や官公庁の基幹システムなど、特に堅牢性が求められる開発に多く使用されています。
開発できる種類も、Androidアプリや業務システム、Webアプリやサイトなどさまざまなものがあります。
例えばPCゲームである「Minecraft」、企業向けソフトウェアである「Jira」などもJavaで作られています。
OS | インストール方法 |
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Windows | 公式サイトからダウンロード |
Mac | 公式サイトからダウンロード |
ダウンロード等は、Java公式サイトを参照ください。
Javaについてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事も参照ください。
▸参考記事:JavaによるWebアプリケーション開発入門
Javaを学習したい方向けにおすすめのプログラミング教室をご紹介します。
プログラマカレッジは無料で多くの言語を学習できるプログラミング教室です。コースとしては、2つあります。
【プログラマーコース】
最もスタンダードな平日5日コースは、平日5日間かけて420時間もの時間をかけてプログラミングを学習します。個人開発だけではなく、チーム開発も学習できるのが魅力です。
学べる言語 | HTML/CSS/Java/PHP/JavaScript/jOuery |
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料金 | 完全無料 |
公式サイト:プログラマカレッジ
TechAcademy(テックアカデミー)はオンライン型のプログラミング教室です。最短4週間で未経験からエンジニアになることが可能です。初めてプログラミングに挑戦する方向けで人気のカリキュラムとしては3つのコースがあります。
プログラミング言語が学べるほか、Adobe Photoshopやillustratorを使用したデザイン・動画制作・マーケティング・Excelのコースまで幅広く学習できます。
また、コースによってはオリジナルWebサービス開発がカリキュラムに含まれているので、ゼロからサービスを作る経験も積むことができます。
学べる言語 | HTML/CSS/Java/PHP/Ruby/Python/Scala/JavaScript/jOuery |
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料金 | 174,900円~ |
公式サイト:TechAcademy(テックアカデミー)
SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)はオンライン型のプログラミング教室です。オーダーメイドカリキュラムやマンツーマンレッスンにより、個人個人のサポートが手厚いのが特徴です。
また、オリジナルWebサービス開発がカリキュラムに含まれているので、ゼロからサービスを作る経験も積むことができます。
学べる言語 | HTML/CSS/JavaScript/jQuery/Python/Ruby/PHP/Java/Dart(Flutter)/C++/C#/Swift |
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料金 | 69,800円~ |
公式サイト:SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)
PHPを学習したい方向けにおすすめのプログラミング教室をご紹介します。
プログラマカレッジではJavaだけではなく、PHPも学習できます。さまざまな言語の基礎を中心に網羅的に学習できるのが特徴です。学習の進め方としては、動画やスライドを用いて基礎文法をインプットしたのち、「写経」でアウトプットしながら演習課題でさらにアウトプットをしていく形になります。
学べる言語 | HTML/CSS/Java/PHP/JavaScript/jOuery |
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料金 | 完全無料 |
公式サイト:プログラマカレッジ
CodeCamp(コードキャンプ)はオンライン型のプログラミング教室で、マンツーマンサポートが好評です。受講生のサポートの満足度は96.6%と高い数値が出ています。カリキュラムとしては「Web」「アプリ」「デザイン」などの目的別に分かれており、やりたいことに合わせての受講が可能になっています。
学べる言語 | HTML/CSS/JavaScript/JOuery/Java/PHP/Ruby/Python |
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料金 | 198,000円~ |
公式サイト:CodeCamp(コードキャンプ)
tech boostは、プログラミングスキルだけでなくブロックチェーンやIoTやAIなどの技術も学習できるプログラミング教室です。プロのカウンセラーがあなたの目標に応じてオーダーメイドでカリキュラムを作成してくれるのが特徴です。
学べる言語 | HTML/CSS/Ruby/PHP |
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料金 | 入学金:184,800円~ 別途月額29,800円 |
公式サイト:tech boost
Rubyを学習したい方向けにおすすめのプログラミング教室をご紹介します。
DMMWEBCAMPは現在はオンラインのみの開講で、受講期間が4か月の専門技術コースは、厚生労働省が指定する専門実践教育訓練給付金制度の対象となるため、条件さえ満たせば最大56万円のキャッシュバックも。
適用条件は最寄りのハローワークで確認する必要がありますが、キャッシュバックの額が高額なだけにちょっと夢がありますよね。なお、転職サポートオプションを別途契約すると、専属のキャリアアドバイザーによる転職サポートが付帯するので、就活目的の方は検討してみると良いでしょう。
学べる言語 | HTML/CSS/JavaScript/jQuery/Ruby |
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料金 | 690,800円~ |
公式サイト:DMM WEBCAMP
TECH CAMPはオンライン完結の転職サポート付きプログラミングスクール。1日12時間×週5日という最短10週間の超短期集中学習で即戦力となるスキルを習得します。
専属のトレーナーがビデオ通話で進捗管理やメンタリングサポートをおこない、回数制限なしでプロの講師に質問することが可能。また各種条件はありますが、14日間無条件返金保証と転職保証が付いているので安心です。
通常未経験からIT業界へ転職するのは20代が有利と言われていますが、テックキャンプは30歳を超えた方でも転職実績があるため、年齢で諦めていた方は一度相談してみる価値がありそうです。
学べる言語 | HTML/CSS/JavaScript/PHP/Ruby/Python |
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料金 | 657,800円~ |
公式サイト:TECH CAMP
Pythonを学習したい方向けにおすすめのプログラミング教室をご紹介します。
AidemyはPython学習に特化したプログラミング教室です。3ヵ月でAI人材になることを目標に掲げていて、専門のデータサイエンティストが講師を担当しているのが特徴です。
大手上場企業への研修にも多数利用されており、信頼性も高いです。ただし、転職サポートがついていないため自力で就職先を探す必要があります。
学べる言語 | Python |
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料金 | 528,000円~ |
公式サイト:Aidemy
TechAcademy(テックアカデミー)でPythonを学習できるコースは3つあります。
学習の進め方としては、開発環境としてAWSのCloud9を使ったり、チャットツールのSlackを用いてメンターと意思疎通を図りながら進めていきます。
学べる言語 | HTML/CSS/Java/PHP/Ruby/Python/Scala/JavaScript/jOuery |
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料金 | 174,900円~ |
公式サイト:TechAcademy(テックアカデミー)
DIVE INTO CODEは機械学習エンジニアとして就職支援がついているプログラミング教室です。約720時間のカリキュラムを通して、「入門Term」「基礎Term」「就職Term」と3段階にステップアップしていきながら学習を進めます。機械学習エンジニアのコース以外にも、「Ruby」をメインに使うWebエンジニアコースもあります。また、一部のコースが厚生労働省指定の認定講座に指定されており、国から援助金を受けることができます。
学べる言語 | HTML/CSS/JavaScirpt/jQuery/Ruby/Python |
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料金 | 受講料:647,800円(税込) |
公式サイト:DIVE INTO CODE
プログラミング言語別おすすめ教室に関するよくある質問をまとめました。
出典:プログラミング言語別新規求人案件ランキング――1位は前年同様「Java」|MONOist
転職実績が豊富な教室で、なおかつエンジニア市場での求人数が多い言語を採用している教室が望ましいです。上記の画像を見てみると、求人数多い言語は上から「Java」「PHP」「Ruby」・・・と続いているので、教室選びの参考にしてください。
その教室の無料相談や体験会で、プログラミング教室スタッフと実際に話をして、その時の印象で決めるのも良いです。
今回は、Java・PHP・Rubyが学べるプログラミング教室を9つご紹介しました。未経験からエンジニア転職したい場合は、需要のあるプログラミング言語を扱っている教室を選ぶと良いでしょう。どうしても決めきれない場合は、担当者の印象で決めるのもありです。本記事を良く読んで、あなたに最適なプログラミング教室を見つけて頂ければ幸いです。
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