本記事では、無料でWebデザインが学べるスクール・サイト・職業訓練校と、安い料金でスクールに通える国の支援制度を紹介。「でもなぜ受講料が0円なの?」「有料スクールとの違いは?」「無料スクールのメリット・デメリットも知りたい」「優良な無料スクールの選び方は?」「Webデザイナーに必須のスキルセットは?」「Webデザイナーの平均年収はいくら?」という疑問にもお答えします。
なお、未経験からITエンジニアへの就職・転職に興味がある方は、就職率98.3%で受講料無料のプログラミングスクールプログラマカレッジもおすすめです。
最終更新日:2024年9月12日
目次
たとえば、プログラマカレッジのように違約金が発生しない無料スクールの場合は、事前の説明会で本人に就職の意思があるかどうかをしっかりと確認されます。
また、ほとんどの無料スクールは「就職するために学びたい」と考えている方のみに無償で開講しているので、就職の意思がなく「とりあえず通ってみて、もし無理そうだったら辞めよう」と考えている方は、入校を断られる場合もあることを覚えておきましょう。
無料のWebスクール | 有料のWebスクール | |
---|---|---|
メリット |
・お金をかけずにWebデザインを学べる ・就職サポートや案件の紹介まで無料で受けられる |
・受講条件に年齢制限が設けられていない ・自身で自由に就活ができる |
デメリット |
・受講条件が「18歳~30歳以下」と年齢制限がある ・学びたい言語やスキルが習得できない場合がある |
・受講料金が高いので毎月の分割払いが大変 ・必ずしもWeb系のIT企業に入社できるとは限らない |
▶ おすすめ記事
Web制作スクールおすすめランキング6選!特徴や選ぶポイントも解説|GIG HACK
✔ 知名度のある企業や大手企業が運営しているか
✔ 無料で受講できる条件を事前に確認しておく
✔ 違約金が発生するスクールの場合は、その条件も確認しておく
✔ 講師がプロであるか
✔ 質問がしやすい環境で、なおかつレスポンスも速いか
✔ テキストやカリキュラムの内容が自分に合っているか
✔ 受講スタイルが「通学」か「オンライン」かも確認しておく
✔ 自分が学べる時間帯に開講しているかもチェックする
✔ 就職サポートがきめ細やかで、就職成功率も高いか
✔ 自分の希望する職種や業種の仕事を紹介してもらえそうか
✔ 実際に通った人の口コミや評判が良いか
プログラミングが学べる無料スクールへ通うことを検討している方は、ぜひ以下の記事も参考にしてください。
ここでは、Webデザインが学べる無料スクールと学習サイトを一覧表で9つ紹介するのでぜひ参考にしてください。
※横スクロールしてご覧下さい。
※2023年12月現在
▶ おすすめ記事
現役WebデザイナーがおすすめするWebデザインスクール6選比較【評判がいい】|デザキャリ
初学者が無料サイトでWebデザインを学ぶメリットは、次の3つです。
・場所や時間に拘束されることがないので、マイペースに学べる
・費用をかけずにスキルアップできる
・ざまざまなツールの使い方を無料で学べるので、向き不向きが確認できる
今回ピックアップした中には無料のオンラインスクールもありますが、無料学習サイトとはいえ、現役デザイナーにWeb上で質問することができたり、月額1,000円程度の有料会員になるとさらに深いレベルのスキルを学べるサイトもあるので、いくつかのサイトを併用しながら学習を進めると、費用を抑えて効率よく幅広い技能を習得できるでしょう。
まったくの未経験からプログラミングを学びたい人におすすめの無料学習サイトは、こちらの7つです。
✓ Progate(プロゲート)
✓ ドットインストール
✓ paizaラーニング(パイザラーニング)
✓ Schoo(スクー)
✓ CODEPREP(コードプレップ)
✓ ShareWis(シェアウィズ)
✓ SAMURAI TERAKOYA(侍テラコヤ)
Webデザインの現場においてよく使用する言語は、HTML・CSS・JavaScript・PHPなどですが、Webデザイナーを目指すのであれば、最低でもHTML・CSS(JavaScriptとPHPのスキルがあれば尚可)を理解し、コードも書けるようにしておきましょう。
現在離職中で失業手当をもらいながら再就職を目指している方で、これからWebデザインを学びたいと思っている方は、「公共職業訓練」(別名:ハロートレーニング)を活用してみましょう。
この制度の特筆すべきメリットは、主に以下の4つ。
• 失業手当の待機期間*1 がなくなる
• 失業手当の給付期間が延長される
• 失業手当に加えて交通費や受講手当が別途支給される
• スキルを活かして未経験から働ける就職先を斡旋してもらえる
*1 会社の倒産や解雇など会社都合によって離職した場合、失業手当が支給されるまでの待機期間は7日です。
また、自己都合による離職の場合は、7日の待機期間に加えて2~3か月の給付制限期間が設けられていますが、公共職業訓練を通じて再就職を目指した場合、この給付制限期間が解除されるため、すぐに失業手当をもらうことが可能となります。
但し、受講する際は試験と面接にパスすることが条件となり、人気の講座は倍率も高く狭き門となる可能性もありますが、幅広い年齢層の方を受け入れてくれる講座も多いので、手に職をつけて再就職を目指したい方はぜひチェックしてみると良いでしょう。
▶ 参考:ハロートレーニング(離職者訓練・求職者支援訓練)|厚生労働省
■ 公共職業訓練で学べるWebコースの一例
• No.3 WEB・OA事務コース
• No.4 Webデザイン科(No.28)
• No.6 Webサイト制作科
• No.8 WEBクリエイト基礎科(2)
• No.10 ビジネスWeb科1(ネットビジネス)
• No.13 動画編集・WEBプログラミングコース(3)C57-05
※2023年12月現在
なお、ハローワークのエリアごとに開催しているコースが異なります。詳細について知りたい方は、お近くのハローワークに問い合わせるか、下記のサイトより、コース種別の「公共職業訓練」とお住まいのエリアにチェックを入れて検索してみましょう。
▶ 参考:職業訓練検索:ハローワークインターネットサービス|厚生労働省
この制度は「公共職業訓練」を原則無料(テキスト代などは自己負担)で利用できるだけでなく、一定の要件を満たせば、訓練期間中、月10万円の「職業訓練受講給付金」をもらいながらスキルを身につけることが可能。また、支援の対象者となる方の主な条件は、次のとおりです。
• ハローワークに求職の申込みをしていること
• 雇用保険被保険者や雇用保険受給資格者でないこと
• 労働の意思と能力があること
• 職業訓練などの支援を行う必要があるとハローワークが認めたこと
申し込みや各種条件の詳細については、以下の公式ページでご確認ください。
▶ 参考:求職者支援制度があります!|厚生労働省・都道府県労働局・ハローワーク
■ 求職者支援訓練で学べるWebコースの一例
• No.1 事務でも活かせるWEB制作科
• No.2 DTP-Webデザイン科
• No.4 Web・映像クリエイター養成科(短時間)
• No.5 Web&デザイン実践科(託児・短時間)
• No.7 初心者OK Webデザイナー・Web制作・Webマーケター養成科(eラーニング)
• No.8 WEBデザイナー・クリエイター養成科
• No.9 ネットマーケティングもわかるWebデザイナー養成科
※2023年12月現在
公共職業訓練と同様に、求職者支援訓練の講座もハローワークのエリアごとに開催しているコースが異なります。詳細について知りたい方は、お近くのハローワークに問い合わせるか、下記のサイトより、コース種別の「求職者支援訓練」とお住まいのエリアにチェックを入れて、検索してみてください。
▶ 参考:職業訓練検索:ハローワークインターネットサービス|厚生労働省
働いている方や求職中の方が、厚生労働大臣が指定する教育訓練講座を修了したとき、本人が支払った受講料金の20%(上限10万円)に相当する額をハローワーク(公共職業安定所)が給付金として支給してくれる制度のことです。
教育訓練給付制度は、身につけられる内容やスキルのレベルによって、「一般教育訓練」「特定一般教育訓練」「専門実践教育訓練」の3つに分けられますが、Webスキルが学べる対象講座を受講する場合は「一般教育訓練給付金」に該当します。
なお、受給するための所定条件は、以下のとおり。
• 初めて給付金の支給を受ける方
【条件】雇用保険の被保険者期間が通算1年以上である
• 過去に教育訓練給付金制度を利用したことがある方
【条件】前回の受講開始日以降の雇用保険加入期間が3年以上である
参考:教育訓練給付制度があなたのキャリアアップを支援します|政府広報オンライン
■ 教育訓練給付制度で学べるWebコースの一例
• クリエイティブデザイン学科 グラフィックデザイン専攻/専門学校 中央情報大学校
• Webエンジニア就職コース/TechMentor
• ICTシステム・デザイン科メディアデザイナーコース/長野平青学園
• CG・WEBデザイン学科/穴吹ビジネス専門学校
• グラフィックデザイン科 広告デザイン専攻コース/熊本デザイン専門学校
• グラフィックデザイン学科 Webデザイン専攻/専門学校 穴吹デザインカレッジ
※2023年12月現在
最寄りのエリアで対象となる講座を探したい方は、下記の公式サイトを活用してみましょう。
▶ 参考:教育訓練給付制度 厚生労働大臣指定教育訓練講座|厚生労働省
Webデザイナーとして働くにあたり、最低限必要となるスキルセットは、次の4つです。
・デザインについての基本的な知識
・illustratorとPhotoshopのスキル
・コーディングやプログラミングの基礎知識
・円滑なコミュニケーションスキル
グラフィックツールを使いこなせることはWebデザイナーにとって必須の条件ですが、現場で働くにあたって最も重要なのは、コミュニケーションスキルです。
クライアントの意図を理解するためには聞く力も必要ですし、デザインを提案するには伝える力も求められます。
また、クライアント含むプロジェクトメンバーと連携しながら仕事を進めるので、コミュニケーションスキルが高い方は未経験でも採用確率がアップするでしょう。
dodaの調べによると、Webデザイナーの平均年収は全体で360万円(2023年12月時点)。
また、男性Webデザイナーの平均年収は396万円、女性Webデザイナーの平均年収は344万円で、年齢別にみたWebデザイナー平均年収は以下のとおりです。
・20代:325万円
・40代:422万円
・30代:380万円
・50代~:473万円
とはいえ、Webデザイナー全体の平均年収額は、他職種全体における平均年収の403万円よりも43万円低く、400万円未満の年収帯の方が全体の約66%を占めているとのことですが、その理由は、Webデザイナーという仕事自体が比較的新しい職種であるため、平均年収の低い20代~30代の方が多いことが理由として挙げられるそうです。
出典:Webデザイナーの平均年収はいくら?給料アップを目指す方法や転職事例も解説|doda
Webデザイナーが年収を上げる具体的な方法は、次の2つ。
・アートディレクターへのキャリアアップを図るか、待遇の良い企業へ転職をする
・会社員として働きながら副業の案件で実務経験を積んでフリーランスとして独立をする
まずは、Webデザイナーとしての実績を作ること。そして、Webマーケティングやプログラミングに関する知識も習得しつつ、業界のトレンドを常にキャッチできる感度を磨きながら、自らを売り込む営業力とコミュニケーションスキルも身につけておくと将来的にも安心できると言えるでしょう。
未経験からプログラマーになるメリットは、次の3つ
• 未経験でも正社員に就職しやすい
• 20代のうちから高年収が見込める
• IT業界は人手不足により需要が高いので求人数が多い
また、プログラマーをはじめとするITエンジニアの年収は年齢が上がるほど高くなる傾向にあるので、経験を積みながら転職することで年収アップを狙いやすい職種であるとも言えます。
そんな方には、無料のプログラミングスクール「プログラマカレッジ」もおすすめです。
これまでデスクワーク経験がまったくない方でも大丈夫。未経者でも正社員として就職しやすく実績を積みながら安定した収入を得やすいSIerの案件から、自社開発の仕事まで、個人の特性やスキルにあった企業を幅広く紹介してもらえるので、卒業まで安心して学習に専念することができます。
さらに業界に精通したアドバイザーや経験豊富なプロの講師陣が就職をサポート。上京就活生にはホテルの宿泊費も負担してくれるので、地元から離れても安心して就職活動に専念することが可能です。
→ 就職支援付き無料プログラミングスクール「プログラマカレッジ」
ぜひこの記事を参考に自分に合った方法で新しいスキルを身につけて、未経験からの就職・転職を成功させてくださいね。
INTERNOUS,inc. All rights reserved.
ところで、Webデザインやプログラミングなど、Webに関するスキルが無料で学べるスクールが最近増えていますが、このようなスクールはなぜ無料なのでしょうか?
未経験者なのにすべて無料で学べるだなんて、何だかあやしいと思ってしまいます。