営業の仕事がきついと感じている人向けに、ノルマだけではないきついと感じる本質的な理由を解説。さらに、営業職がきついと感じた時の対処法や営業に向いていない人の特徴も紹介します。自分は営業に向いていない、転職したいと考えている人はぜひご覧ください。
なお営業職がきついと感じていて、未経験からプログラマーへの転職に興味があるという方には、無料のプログラミングスクール「プログラマカレッジ」もおすすめです。
最終更新日:2023年4月26日
目次
営業がきついと感じられる理由には、主に次の5つのようなことが挙げられます。Twitterの声も合わせて、以下で詳しく確認してみましょう。
営業には、ノルマや目標が設定されていることも多くあります。ノルマを達成できないと社内での評価が下がってしまうこともありますし、叱責されてしまうケースもあります。そのため、プライベートの時間を削ってでもノルマを達成を目指す人もいるでしょう。
ノルマが設定されているだけで、プレッシャーを感じてしまう人もいます。期日が迫ってきてもノルマが達成できていないと、さらにストレスを感じやすくなります。頑張ったからといって、ノルマが達成できるとは限りませんし、さまざまな事情があっても「ノルマを達成できていない」というだけで評価が下がってしまうこともあります。そのため、営業ノルマや目標がきつい場合には、営業職がきついと感じてしまう人も多くいます。
営業だるすぎて辞めたい…
ノルマとか知らんやん…誘致とか知らんやん…
出典:Twitter
営業をしていると、営業先からクレームを受けてしまったり、冷たい態度を取られてしまったりすることもあります。特に新規開拓営業の場合には、それまで面識がなかった人を相手に話をし、商品を販売しなければなりません。仕事中忙しい時に営業に来られると「面倒だ」と感じてしまう人も多く、冷たい態度を取られるのはある意味仕方がないとも言えます。
また、営業は会社の窓口的な役割でもあるため、自分に非がなくても会社の代表として謝罪しなければならない場合もあります。そうしたクレームや冷たい態度が辛いために、営業がきついと感じる人もいるようです。
お客さんに怒られた!無理!
メンタルやられる〜〜
営業辞めたい!!!!
出典:Twitter
契約が取れないことが理由で、辛いと感じてしまう人も多くいます。営業をしたからといって、いつでも商品が売れるとは限りません。商品の購入を断られ続けると辛いと感じてしまうだけでなく「自分は営業に向いていないのでは」「自分以外ならもっと上手く売れるのでは」といった気持ちが浮かんでしまうこともあります。
また、契約が取れないとノルマの達成が厳しくなることもあるため、上司に注意されるのも珍しいことではありません。そうした気持ちの動きや上司からの注意が重なると、気持ちが沈んで営業がきついと感じてしまう原因となります。
営業が楽しいと思っているのはほんの一部。ほとんどの人がキツい、辛いと思っているだろう。営業が楽しい瞬間は契約が取れた時。つまり契約が取れない人は常にきつい。
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営業は人と話をしなければ仕事を進められません。多くの人と接するため、コミュニケーション能力が問われる仕事でもあります。そのため、コミュニケーションが苦手な人には辛いと感じられる可能性が高くなります。
また、日常的なコミュニケーションと仕事上でのコミュニケーションは異なるものです。普段は友達が多くてコミュニケーションが得意と思っていた人でも、仕事上でのコミュニケーションがうまくいかず悩んでしまうこともあります。
営業職だが根暗だから喋れないし 契約取れないからひたすら怒られる。 仕事辞めてー
出典:Twitter
営業は、どうしても仕事量が多くなってしまいがちな仕事です。顧客対応のために休日でも電話に出なければならないこともありますし、急ぎで対応しなければならない場合には、残業や休日出勤をしてでも仕事をこなすこともあります。また、ノルマが達成できないと、自主的に残業しなければならないこともあるのです。
末端顧客への営業が非常にストレス&繁忙期(12月〜4月)4時出勤19時退勤土日休みなし&関係者全員15歳以上年上&同期0人&課長も現場行かないといけないぐらい人手不足だから辞めたい。特に営業マンなのに営業するのめちゃくちゃしんどいし半年間馬鹿みたいな時間で働かされるのおかしい。
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結果を出すために自主的に残業。睡眠時間も削られメンタル崩壊寸前。「もうダメだ、もう辞めたい」心の叫びが聞こえた。
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それぞれ、詳しく解説します。
販売している商品を、自分自身が良いものだと思えていないと、営業の仕事がきついと感じてしまうことがあります。自信を持って「これは良い商品だ」と思えるものであれば、営業中にもさまざまなメリットを心から伝えられますし、契約が取れた時には達成感が得られるでしょう。
しかし「自分なら使いたくない」「この商品は相手にとって有益ではない」と感じている場合、売ることに罪悪感を覚えてしまうケースもあります。また、たとえ売れたとしても達成感は得られにくいものです。
営業の本質は、ものを売ることではなく価値を売ることです。商品を販売することに夢中になるあまり、言葉巧みに相手を誘導したり、商品に関する重要な情報を隠して売ったりしても、充実感は得られにくいでしょう。
ただひたすら商品の説明をするだけでなく、会話の中から相手のニーズを引き出すのは重要な営業スキルです。ニーズに合った商品やサービスを提案できれば、相手を喜ばせながら自分の成績も上げられます。
会社の方針や人間関係に疑問があると、仕事が嫌になってしまうこともあります。自分の考えと違う、方針に疑問を持った状態で意思に反して仕事をすると、それだけでもきついと感じるものです。そんなときには、仕事のなにもかもが嫌なものに見えてしまうでしょう。
しかしその場合、会社の方針と合わないだけであって、営業の仕事自体が向いていないわけではないかもしれません。
企業によって差があるためあくまでも一般論ではありますが、各業界でどのような傾向があるのか解説します。
不動産営業では、飛び込み営業やテレアポ営業など、不動産に興味を持っている可能性が低い顧客への新規開拓営業を行う企業が多くあります。断られる可能性が高い方法ではありますが、1件購入してもらえれば利益が大きいため、新規開拓営業に力を入れるメリットが大きいのです。
とはいえ、顧客から見ても不動産は大きな金額の買い物です。一生に一度の買い物となるのも珍しいことではありません。即決で購入してもらえるケースは少なく、断られる可能性が高いのです。そのため、不動産営業の中でも特に個人向けの住宅や投資用マンションの営業はきつい傾向があります。
不動産業界の離職率は高い数値が出ています。このことからも、不動産業界の営業がきつい傾向があることがわかります。
営業職の離職問題に悩まされているのは、保険業界も同様のようです。保険業界の営業は、ノルマ達成に対してプレッシャーが強い傾向があります。また、テレアポ営業を実施する企業も多く、何度断られても電話をかけ続けなければならないのが苦痛だと感じる人もいるようです。
不動産と同様に気軽に購入するような商品ではないため、成約率が低いこともきついと感じやすい理由のひとつです。保険業界では営業に対して歩合制で給与を支払っている企業も多く、収入が不安定になりやすいことから仕事への意欲を失ってしまう人もいます。
参照:明治安田生命、社長が語る大量離職の根本原因|東洋経済オンライン
金融業界もまた、営業ノルマ達成へのプレッシャーが大きい業界です。ノルマ達成のため激務になりがちなことに加え、飛び込み営業やテレアポ営業が多いこともつらいと感じやすい理由のひとつ。
また、金融業界で営業として働くためには、専門的な金融の知識が欠かせません。営業の業務のためだけでなく、知識をつけるために勉強をする時間も確保する必要があります。特に、証券会社のような個人を対象とした金融業界の営業は、つらいと感じる傾向があるようです。
上記の対処法でどのように変わるのか、実際の声も交えながら解説します。
同僚は、自分と同じような悩みを抱えている可能性が大いにあります。また、上司がかつて同様の悩みを抱えていたかもしれません。そのためまずは、上司や同僚に相談すると、良い解決策を引き出してもらえる可能性があります。
また、自分のことは自分よりも他人から見た方がわかりやすいものです。そのため、周囲の人に相談すれば、自分の長所を活かしたやり方を提案してもらえる可能性があります。
人に頼ることも大切。業務がまわらないときは上司に相談するし、何なら営業先の方にも頼っていました。仕事できる人の定義って色々。人って頼られるの好きだから、頼って頼られて持ちつ持たれつもありですよね✨
時には頼っていいんです!今日も頑張りましょう!
出典:Twitter
目標やノルマを「絶対に達成しなければならないもの」と考えてしまうと、どうしてもプレッシャーがかかって営業がきついと感じやすくなります。特に「ノルマまであと○件」という考え方は焦りを生みます。焦ってしまうと、売ることばかりに必死になり、結果が出にくくなる悪循環にはまってしまうこともあるのです。
また、目標が大きすぎるとそれだけで心が折れてしまうことがあります。そんなときは、目標を分割して考えてみるのもおすすめです。例えば「月に20件獲得する」という目標を「1日1件獲得する」と考え方を変えるだけでも、気分が楽になることがあります。目標を分割すると、その日の目標を達成した後はゆったりと過ごしても問題ありません。視野を広げながらゆったりすごす中で、さらによい方法を思いつくこともあります。
最初の半年ぐらいは全然ノルマ達成できなかったのですが、開き直って、あまり結果も気にせず、とりあえず件数をこなすことにだけ集中していたら、徐々に結果がついて来て、驚いたことに2年後には会社でトップの成績になっていました。
コツコツとコンスタントに続けていると、徐々に感覚がつかめてくるものだと思います。
出典:Yahoo!知恵袋
やみくもに営業を続けるだけでなく、スキルやノウハウを学ぶのもひとつの方法です。スキルやノウハウを学ぶことで、営業成績が上がって仕事が楽しいと感じられるようになることがあります。
例えば、営業に関連する本を読んでみるのも良いでしょう。また、同じ営業をしていて成績が良い人に、コツを聞いてみるのもありです。書籍などで学べるのは一般的なスキルですが、同じ仕事をしている人に話を聞けば、具体的なノウハウがわかることもあります。
営業先の相手と話す時には、自分から心を開いて話すようにするだけでも、会話が盛り上がりやすくなります。まずは会話を盛り上げることから始めてみても良いかもしれません。
今社会人5年目営業職ですが、思い返すと1年目が圧倒的に辛かったです。ただ、1つ言えるのは時間が経てば必ず解決します!なぜならたくさんミスをするたびに一つ一つ学んで成長していくからです。中々難しいと思いますが失敗は将来のための投資と考えて、どれだけ上司やお客様に怒られても前向きなものと捉えてみてください。
次にまた辛いことが起きても免疫ができていますし、対処方法なども経験則で何となくと判断できるようになります。
出典:Yahoo!知恵袋
どうしても営業職や今働いている職場がきついと感じるなら、環境を変えてみるのも選択肢のひとつ。環境を変えるには、次のような方法があります。
とはいえ、異動や転勤は必ずしも希望通りに進められるとは限りません。自分自身で対処するなら、転職を考えてみるとよいでしょう。違う職種への転職を希望するのであれば、転職エージェントを利用するのがおすすめです。転職エージェントを活用すると、自分の希望に合わせた企業を見つけやすくなりますし、履歴書や職務経歴書の添削、面接対策などのサービスも受けられます。
職種を変えるなら、業種は変えないようにすれば業務知識は活かせるので、全くの未経験と言う事にはならないと思います。
こういう形で職種変えをする人は結構いますよ。
出典:Yahoo!知恵袋
上記はいずれも、営業の根本ともいえるものです。それぞれ詳しく解説します。
コミュニケーションを取ることが嫌いな人は、営業には向いていないでしょう。営業は、人とのコミュニケーションが欠かせない仕事です。苦手なだけであれば努力で克服できますが、感情は簡単に変わるものではないため、嫌いだと感じているなら営業には不向きです。
在宅勤務が難しい職種であるため、家で1人で仕事をしたいと考えている人には難しい職種です。また、人の話を聞くのが苦痛だと感じる人や、話を聞いて相手が何を求めているか考えるのが嫌いな人は営業に向いていません。
向上心がない人も、営業には向いていないかもしれません。営業では、歩合制で収入が変化したり、成果に応じてインセンティブが用意されているケースも多いため、成果を上げて収入を増やしたいと考えるタイプの人は営業に向いています。
逆に、金銭的なメリットがあってもそれほど感情が動かず、なかなか仕事のモチベーションにはつながらない人の場合、営業職は向いていないといえるでしょう。
モチベーションを高く保ちながら仕事ができる人は、スキルや効率のよい営業方法を学ぶことで、成果を伸ばしていくことができます。向上心がない人の場合、たとえ最初はほかの人より成果を出せていたとしても、周囲と同じだけ学ぶことがなく、相対的に成果が下がっていく傾向があります。
営業職の場合、周囲の人は一緒に働く仲間であり、同時に成果を競うライバルでもあります。成果が目に見えやすいこともあり、自分より後から入社した人でも、成果を上げていれば先に出世するのは珍しいことではありません。
そうした状況を悔しいと感じ、成果を出すために努力できる人は、営業職に向いている人だと言えます。逆に、後から入ってきた人が先に出世したとしても「自分は自分のペースで仕事をすればよい」と考える人は、営業にはあまり向いていません。
ここまで紹介した通り、営業職が自分に向いていないときの対処法はいくつもあります。とはいえ、まずは自分に営業職が向いているのかどうか、じっくり考えてみましょう。軽い気持ちで環境を変えてしまった後に後悔しても、なかなか元の環境には戻せないこともあります。営業職が辛いと感じているのか、それとも今の職場がつらいと感じているのか、スキルを伸ばせば仕事が楽しいと感じられる可能性があるのかなどを考えてください。
それでもやはり自分は営業職に向いていないと感じるのであれば、他の職種への転職も検討しましょう。
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今回は、営業職がきついと感じる理由やその対処法について紹介しました。
営業職がきついと感じているなら、表面的な理由だけでなく本質的な部分に理由がないか深掘りして確認しておく必要があります。場合によっては、営業スキルを学べば楽しく仕事ができることもあるでしょう。
どうしても自分が営業職に向いていないと思うのであれば、転職を検討しましょう。転職の際には、エージェントを活用するのがおすすめです。
この記事を参考に、営業職がきついと感じる理由を考えてみてください。
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