本記事では、プログラミングスクールの現役講師と元エンジニアの筆者が独学におすすめの本をピックアップ。独学でプログラミングを始めたい未経験者の方、基本から応用まで勉強したい方、実務で役立つ本を探している初心者の方向けにAmazonの売れ筋ランキングからも選定しながら合計17冊紹介します。また、挫折しないでプログラミングを独学するコツについても解説しますのでぜひ参考にしてください。
なお、未経験からプログラミングを効率よく学びたいと考えている方は、就職率98.3%で受講料無料のプログラミングスクールプログラマカレッジもおすすめです。
最終更新日:2023年3月9日
目次
独学しようと思ったけれど「そもそもプログラミングってどんなものなの?」と疑問が沸いてしまい、何から手をつけていいかわからないという初心者や未経験者は、プログラミングについて体系的に学べる本から読んでみましょう。
まったくの未経験者がプログラミングの学習を始める8つの手順については、以下の記事をご参考に。
そしてこの章では、プログラマカレッジの現役講師が「プログラミングの概要を学べる書籍」を4冊選定し紹介します。
アドバイザー
プログラマカレッジ講師 河村 佳奈
これまでSESのエンジニアとして様々なプロジェクトに携わってきました。私自身も、エンジニアになる前はわからないことだらけで、試行錯誤しながらプログラミングを学んできました。技術面だけではなく、プログラミングを使ってモノづくりをしていく楽しさ、IT業界の話についてもお伝えしながらサポートさせていただきます。
◆ アメリカの中学生が学んでいる14歳からのプログラミング
◆ プログラミングを、はじめよう
プログラミングを勉強してみたいが、そもそも何から手をつけたらよいかも解らない人向きです。
言語の文法とかではなく、プログラミングそのものの意味やアルゴリズムとはなんなのか、初学者に優しく解説してくれる一冊です。
◆ スッキリわかるJava入門 第3版(スッキリわかる入門シリーズ)
言語の文法を学ぶための本は「決り文句」として覚えるように書いてある本が多く、なぜそうなるのかというのがわからないことがありますが、この本は、「この部分はなぜそうなってるのか」について書かれているので納得しながら進めることができます。
特にオブジェクト指向については「そもそも何の為にオブジェクト指向なるものが生まれたのか」という視点で解説してくれているのでとても自然に理解できます。
◆ リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック
エンジニアはプログラミングができればいいわけではなく、人に読みやすいリーダブルなコードを書くことが求められます。
この本はコード例や説明の文体も分かり易く、どのようにコードを書いていくべきなのかというのを学べる1冊です。
学習サイトや市販の教材を活用してプログラミングの基礎知識が身についたら、より実践的な内容を学習してステップアップしていきましょう。
この章では、「プログラミングの概要は理解しているので、より深い知識を独学で習得したい」と考えているプログラミング初心者に向けて、プログラマカレッジの現役講師が4冊をピックアップして紹介します。
アドバイザー
プログラマカレッジ講師 風見 顕
元々IT業界での営業や人事として採用面接を行っていた経験から、プログラミングだけではなく、IT業界の話や面接のポイントについてもお伝えできればと思っています。私自身もゼロからプログラミングを学んだので、楽しいことも辛いことも含め同じ目線でサポートさせていただきます。
◆ Java 第3版 入門編 ゼロからはじめるプログラミング
プログラムとは何かという話から始まり、Javaの開発環境の設定方法、基礎構文とオブジェクト指向の概念までを一貫して学ぶことができます。
各単元ごとに振り返りの練習問題がありますので、自分の苦手な個所や理解が曖昧な部分を明確にすることができます。
◆ いきなりはじめるPHP~ワクワク・ドキドキの入門教室
本の通りに進めていくだけで、PHPを使って簡単なウェブページを作成することができる1冊です。初心者向けとなっており、プログラミングを勉強するうえで挫折しやすいポイントや、開発するための環境の準備も丁寧に解説してくれています。
また同時にSQLというデータベースを扱う言語の勉強もできるので、この1冊が終わると一般的なウェブサービスの仕組みまで理解することができます。
◆ はじめてのHTML+CSS HTML5対応
タイトルの通り、初めてHTMLやCSSに触る方におすすめの書籍です。
そもそもウェブページとは何か、制作するために必要な環境やファイルの作り方から実際にHTMLやCSSを使ってウェブページの作成方法までを一貫して学ぶことができます。
また、レンタルサーバーを使って自分の作成したページを公開する方法も学べるのでおすすめです。
◆ たった1日で基本が身に付く! Java 超入門
一般的なプログラミングの参考書と比べると薄めで、本格的にJavaを勉強し始める前段階の人におすすめの本です。
1単元1時間で学べるボリュームとなっており、if文やfor文といったプログラミングのイメージを身につけることができます。
プログラミングの独学をしている人の中には、スキルを身につけてプログラマやエンジニアとして働きたいと考えている方も多いでしょう。
エンジニアの実務では日々わからないことに直面しますし、活躍し続けるには自らスキルアップする必要があります。そんなとき、実際の業務に活かせる本があると問題解決やスキルアップなどに活用できます。
ここでは、元エンジニアの筆者が実際の仕事場でも使える本を4冊紹介しますので、さらにレベルアップしたい方はぜひご覧ください。
◆ Web制作必携 HTML&CSS全事典
HTMLやCSSを使って、Web開発に携わる人におすすめの一冊です。HTMLの要素や属性、主要なブラウザーで動作するCSSのプロパティなどがすべて掲載されており、各要素・プロパティの意味が網羅されているので「初めて見るHTMLタグが出てきたけどどういうものかわからない」という場合に役立ちます。サンプルコードも用意されているので、コードの書き方に悩んだときにも活躍するでしょう。
コンパクトなB6判サイズなので、仕事場で手元に置きやすいのもメリット。
◆ スッキリわかるSQL入門 第2版
データベースを操作する言語である「SQL」の基礎から応用まで学習できる一冊です。
エンジニアとしてシステムやアプリを開発する際、必ずといっていいほどデータベースを操作する機会があります。そんなデータベースについて図解付きで学べるので、「プログラミング言語だけでなく実務で活かせるスキルも身につけたい」という人におすすめです。
巻末には、よく陥りがちなエラーやミスの対策をまとめた「エラー解決 虎の巻」が収録されているので、現場でエラーに遭遇した際にも役立つでしょう。
◆ Java逆引きレシピ 第2版
開発の現場で使われることの多い言語であるJavaについて、実践ですぐに役立つテクニックや開発ノウハウ、つまづきやすいポイントなどを徹底解説している本です。
基本構文やクラス、日付操作、ファイルの入出力、データベース接続、ネットワークなど幅広い技術が網羅されており、やりたいことからコードの書き方を逆引きできるので、仕事場で大いに活躍してくれるでしょう。
仕事でJavaを使う人や「Javaをいまいち使いこなせていないな」と感じている人におすすめの一冊です。
◆ プリンシプル オブ プログラミング3年目までに身につけたい一生役立つ101の原理原則
特定のプログラミング言語というよりは、コードの書き方や考え方などの汎用的なプログラミングスキルが学べる本です。
プログラマの業務の中で「コードが読みにくい」「エラーが頻繁に起こる」という悩みを持っている方に向けて、より良いコードを書くために欠かせない前提や原則、思想、視点、習慣、手法、法則などが解説されています。
特定の言語にとらわれないプログラミングスキルを身につけたい人や、脱・初心者を目指している人におすすめの一冊です。
ここまで様々なプログラミングの学習本を紹介しましたが、「売れ筋の人気書籍も気になる」という方も多いでしょう。そこで、以下の表にAmazonで人気のプログラミング入門書について、売れ筋ランキングの上位5冊をまとめました。
※横スクロールしてご覧下さい。
※2022年7月12日時点
今回は、プログラミングを学ぶための入門書をピックアップしたため、本来2位の「まいぜんシスターズとマイクラを遊ぼう!(扶桑社ムック)」については、紹介を省略しています。
「他の人がどのような本でプログラミングを勉強しているのか知りたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
プログラミングは本を使って独学で身につけることも可能ですが、取り組み方によっては挫折してしまうこともあります。途中でプログラミング学習にくじけてしまわないためには、以下4つのポイントを押さえて勉強を進めましょう。
✓ 最初の一歩となるハードルを低めにする
✓ 毎日の目標とゴールを細かく設定する
✓ 参考書を読み続けるだけでなく手を動かす
✓ テキストの内容をそのまま丸暗記しない
最初に設定するハードルが高すぎると目標にたどり着きにくくなってしまい、挫折の原因になります。そのため、最初の一歩となるハードルを低く設定し、無理のない学習計画を立てましょう。さらに、毎日の目標とゴールを細かく設定することで、達成感が得られやすく挫折が起こりにくくなります。
また、参考書を読むだけではプログラムを書けるようにはならないため、できる限り手を動かすようにしましょう。実際に自分でコードを書いたり、トライ&エラーを繰り返したりすることで知識が定着しやすくなります。
そして、テキストを読む際は内容をそのまま丸暗記しないよう心掛けましょう。というのも、プログラミングやIT関連の技術はアップデートが早いため、覚えた知識がすぐに役に立たなくなってしまうことも多い傾向にあるので、丸暗記するような勉強法はプログラミングには向いていないからです。
これらのコツを実践することで、独学でも効率的にプログラミングを身につけられるでしょう。
▶ 参考:
• コーダー/マークアップエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
• オープン系SE・プログラマフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
• スマホアプリエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
今回はプログラミングの独学におすすめな本を紹介するとともに、未経験者が本を活用して独学する際のコツを解説しました。
プログラミングは本を使って独学で学習することもできますが、「プログラミング学習の挫折率は9割」という言葉があるように、途中で挫折してしまうことも。実は、筆者も書籍のみで独学をしたことがあるのですが、複雑でわかりにくいことが多く挫折した経験があります。
もしあなたがこれから「プログラミングを独学したいが挫折しそう」「未経験からエンジニアに就職したい」「就職支援のあるスクールに通いたい」と考えているのなら、無料のプログラミングスクール「プログラマカレッジ」で、私たちと一緒にプログラミングを学んでみませんか?
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プログラミングの文法を教える本とは異なり、コンピュータサイエンスとは何かやアルゴリズムを学べる1冊。
これからプログラミングを学んでみたい人におすすめ。