文字列に全角文字が入るとサイズや演算等で問題が生じる場合がありますが、PHP では mb_convert_kana 関数を使用して全角文字を半角文字に変換することができます。
今回は mb_convert_kana 関数の使用方法を紹介します。
PHP【文字列】文字列の連結
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PHP【文字列】文字列の検索
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PHP【文字列】sprintf でフォーマット
PHP【文字列】エスケープ処理
PHP【文字列】全角と半角の変換(本ページ)
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XAMPP のインストール方法や起動方法については以下の記事をご参照下さい。
PHP【 開発環境 】XAMPP インストール
PHP【 開発環境 】XAMPP の使い方
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最終更新日:2019年6月18日
mb_convert_kana 関数は、全角文字を半角文字に(又は 半角文字を全角文字に)変換する関数です。
次のように記述して使用します。
mb_convert_kana( 文字列, 変換オプション[, エンコーディング]);
第 1 引数には、変換対象の文字列を指定します。
第 2 引数には、変換オプションを指定します。
指定できる変換オプションは次の通りです。
r | 全角英字→半角 |
---|---|
R | 半角英字→全角 |
n | 全角数字→半角 |
N | 半角数字→全角 |
a | 全角英数字→半角 |
A | 半角英数字→全角 |
s | 全角スペース→半角 |
S | 半角スペース→全角 |
k | 全角カタカナ→半角カタカナ |
K | 半角カタカナ→全角カタカナ |
h | 全角ひらがな→半角カタカナ |
H | 半角カタカナ→全角ひらがな |
c | 全角カタカナ→全角ひらがな |
C | 全角ひらがな→全角カタカナ |
V | 濁点付きの文字を一文字に変換(K、Hと共に使用) |
第 3 引数には、文字エンコーディングを指定することができます。
文字エンコーディングを指定しない場合は、PHP の設定ファイル上の文字エンコーディング( PHP5.6.0以降は UTF-8 がデフォルト値 )が適用されます。
mb_convert_kana 関数を使用して、全角文字を半角文字に 半角文字を全角文字に変換してみます。
下記のようなソースファイルを作成して ブラウザからアクセスすると、次のような表示になります。
( ソースファイルの作成方法についてはソースファイルを作成を、サーバの起動方法等についてはサーバを起動を、それぞれご参照下さい。)
<?php
echo mb_convert_kana("AbCdE", "r");
echo "<br>";
echo mb_convert_kana("12345", "N");
echo "<br>";
echo mb_convert_kana("1Ab2CdE", "a");
echo "<br>";
echo mb_convert_kana("あイヴえオ", "KVC");
?>
「 echo 」は、データを出力するために使用する PHP の命令です。
第 2 引数で指定した変換オプションに従って、全角文字 ⇔ 半角文字 の変換が行われます。
「 mb_convert_kana(“あイヴえオ”, “KVC”); 」のように、変換オプションを複数指定すると、英数字やカタカナを一括して全角又は半角に変換することができます。
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