Javaを独学で勉強するなら、勉強サイトを利用するのがおすすめです。動画やスライドを使って無料で学習でき、環境構築が不要なサイトも多くあります。この記事では、人気のJava勉強サイトを紹介します。
なお、Javaを学習したい人には、無料のプログラミングスクール「プログラマカレッジ」がおすすめです。
最終更新日:2024年1月25日
目次
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※難易度:はじめての方や入門者向け(★☆☆)・初心者向け(★★☆)・中級者以上向け(★★★)
※2023年12月時点
サイトによって、難易度や学習スタイルが異なります。自分に合った学習方法を探してみましょう。また、一部のWebサイトは日本語に対応していません。英語のみのサイトは情報が充実していますが、初心者のうちは日本語サイトだけでも十分です。英語に抵抗感があるのであれば、日本語に対応したサイトを選んだ方がよいでしょう。
これからJavaの学習を始める方はプログラマカレッジ(無料プログラミングスクール)の講師やキャリアアドバイザー、編集部員が担当する以下の記事で、まず学習の流れを確認しておくのがおすすめです。
参考書の選び方を知りたい人は、次の記事をぜひご覧ください。
Javaの資格取得のための勉強法は、次の記事で紹介しています。
Javaの勉強サイトを選ぶ際には、以下2つのポイントに注目しましょう。
それぞれ、詳しく解説します。
Javaの勉強サイトには、動画やスライド、テキストなど、さまざまなスタイルのものがあります。
動画での学習は、画像に加えて音声でも情報を受け取れるのがメリットです。しっかり視聴して学習するのはもちろん、画面を注視できないときには音声を聞くだけでも学習効果が得られます。
スライド形式での学習は、図解などでわかりやすく解説されていながら、動画に比べて利用する通信量が少なくて済む点がメリットです。移動中や外出先での隙間時間を活用して学習したいと考えている人には、スライド形式の利用がおすすめです。
テキスト形式の勉強サイトは、参考書のように活用できます。文字情報が多い方がわかりやすいと感じる人は、テキスト形式のサイトを選ぶとよいでしょう。
Javaの勉強サイトの中には、基礎的な部分は無料で学習可能、途中から有料に切り替わるといったスタイルのサイトも多くあります。
勉強サイト選びに迷ったときには、まず無料で学べる範囲を活用してさまざまなサイトを利用してみましょう。複数のサイトを使ううちに、Javaの基礎知識も身につけられるはずです。
有料のサイトは内容が充実しています。いくつか試してみて、自分にあったものが見つかれば課金してみるのもよいでしょう。
学習サイトURL | https://prog-8.com/ | 主な無料コース | ・Java I(2章まで) |
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学習スタイル | スライド式 |
環境構築 | 不要 |
利用料金 | 基礎レベルのレッスンが無料 |
有料コース | あり/月額990円(税込)~ |
難易度レベル | はじめての方や入門者向け |
※2023年12月時点
Progateは、イラストを中心としたスライドを使って学べるサイトです。スライドのパートが終わると、ブラウザ上でコーディングを実践するパートに移り、手を動かしながら学習を進められます。
Javaは全7レッスンから構成されており、Java Iの途中、変数の学習までは無料で受講可能。さらに、有料のプラスプランに申し込むと、レッスンを最後まで受講できるようになります。Javaのレッスンの場合「オブジェクト指向」の「継承」まで学習できます。
プラスプランの料金は、1年分まとめて支払った場合1ヶ月あたり990円、1ヶ月ごとの支払いの場合は月額1,490円です。
日本だけでなく、世界で100ヶ国、310万人を超えるユーザーが活用している人気の勉強サイトです。
学習サイトURL | https://codeprep.jp/ |
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主な無料コース | ・Java入門 基本操作編 ・Java基礎 データベース接続編 ・Java演習 List編 |
学習スタイル | スライド式 |
環境構築 | 不要 |
利用料金 | 無料 |
有料コース | なし |
難易度レベル | 初心者向け |
※2023年12月時点
CODEPREPは、スライド式のブックを利用して穴埋め形式で学習できるタイプの勉強サイトです。用意されているブックの種類は幅広く、Javaだけでも10種類のブックが掲載されています。
自由編集モードに切り替えると穴埋め部分以外の編集も可能。出力結果の違いを見ながら、コードがどのような構造となっており、どこを書き換えるとどの部分に影響するのか確認しながらJavaの仕組みを学習できます。編集したコードはダウンロードし、自分の環境で動かすことも可能です。
さらに、ディスカッションボードと呼ばれる機能を使うと、他の受講生への質問も可能。通常独学では質問できる環境がなく挫折することも多くありますが、コードプレップであれば助け合いながら学習を進められます。
学習サイトURL | https://paiza.jp/works |
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主な無料コース | ・Java体験編 ・新・Java入門編(一部無料) ・Webアプリ開発入門 Servlet/JSP編 |
学習スタイル | 動画形式 |
環境構築 | 不要 |
利用料金 | 一部無料 |
有料コース | あり/ ・1ヶ月プラン:月額1,078円(税込) ・6ヶ月プラン:4,488円(税込)1ヶ月あたり748円(税込) ・12ヶ月プラン:7,200円(税込)1ヶ月あたり600円(税込) |
難易度レベル | 初心者向け |
※2023年12月時点
paizaラーニングは、1回3分の短い動画を使ってJavaを学習できるサイトです。ひとつひとつの動画が短いため、ちょっとした隙間時間でも学習を進めやすいでしょう。学習のハードルが低いため、疲れてしまった日には1本だけ動画を見るなど、自分の体調や環境に合わせて調整しながら学習を継続できます。
講座の種類が豊富なのもpaizaラーニングの特徴で、一部無料のものも含めるとJavaだけでも複数の無料講座があります。
有料プランは、12ヶ月プランであれば月600円で利用可能。一番人気は1ヶ月プランで、月1,078円で利用できます。有料プランを契約すると、エンジニアへの質問やオンラインコミュニティへの参加が可能となるのも魅力です。独学でも誰かに相談や質問をしながら学習を進めたい人に適したサイトだといえるでしょう。
学習サイトURL | https://paiza.jp/cgc |
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主な無料コース | ・Javaでプログラミング |
学習スタイル | ゲーム形式 |
環境構築 | 不要 |
利用料金 | 無料 |
有料コース | なし |
難易度レベル | 初心者向け |
※2023年12月時点
コードガールこれくしょんは、上述のpaizaラーニングを運営するpaizaが提供しているサービスです。
簡単なプログラミング問題を解きながら進めるゲーム形式の勉強サイトで、ガチャを回して女の子のキャラクターを集められます。解けない問題があった場合には、問題に対応した動画を確認して、学習を深めます。
ゲーム感覚で遊びながらプログラミング学習を進められるのが、大きなメリットだといえるでしょう。paizaでは、他にもRPGやSFノベル、アイドル育成、女性向け風など、さまざまな種類のゲームが提供されています。ぜひ、好みの世界観を探してみてください。
学習サイトURL | https://www.javadrive.jp/ |
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主な無料コース | ・Java入門 |
学習スタイル | Webテキスト式 |
環境構築 | 必要 |
利用料金 | 無料 |
有料コース | なし |
難易度レベル | 初心者向け |
※2023年12月時点
Let’s プログラミングは、初心者向けにさまざまなプログラミング言語の解説をしているサイトです。Java入門では、環境構築の方法からクラスの継承などやや難易度の高い分野まで、充実した内容を全て無料で学習できます。
テキストでは丁寧に手順が解説されており、画面のスクリーンショットを使って入力・出力の内容を紹介しています。初めての人でも、画面の通りに入力すればすぐにローカル環境でJavaをコーディングする体験ができるでしょう。
学習サイトURL | https://eng-entrance.com/ |
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主な無料コース | ・Java入門 |
学習スタイル | Webテキスト式 |
環境構築 | 必要 |
利用料金 | 無料 |
有料コース | なし |
難易度レベル | 初心者向け |
※2023年12月時点
エンジニアの入り口は、ブログの記事のような形式でテキストが掲載されているサイトです。Javaではどのようなものを作れるのかといった基礎の基礎や、Javaの歴史からフレームワークの紹介まで、幅広く学習できます。
出力結果が画像で表示されているため、自分の画面と照らし合わせながら学習を進められます。まとめページの上から順に学習すると、体系的にJavaを理解できるような構成です。
学習サイトURL | https://www.codecademy.com/ |
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主な無料コース | ・Learn Java |
学習スタイル | スライド式・動画形式 |
環境構築 | 不要 |
利用料金 | Basicのみ無料 |
有料コース | PLUS:年額課金14.99ドル/月 or 月額課金29.99ドル/月 ※スキルの習得や向上を目指す人向け PRO:年額課金19.99ドル/月 or 月額課金39.99ドル/月 ※キャリアを開始または向上させたい人向け |
難易度レベル | 中級者以上向け |
※2023年12月時点
コードアカデミーは、世界中で何百万人もの人が学習に活用しているサイトです。基本的な項目だけでなく、中級・上級者向けの講座も用意されているのが魅力です。
例えばJavaであれば、Androidアプリの作成のほか、フレームワーク「Spiring」の学習に対応した講座もあります。各講座には難易度も掲載されているため、自分の興味はもちろんスキルレベルに合わせて講座を選び、学習を進めてみるとよいでしょう。
有料プランには「Plus」と「Pro」の2種類が用意されており、Plusは現在の仕事や個人的な趣味でスキルを身につけたいと考えている人向け、Proはエンジニアとしての就職を目指したい人向けです。Proを選択すると、求人紹介など就職に向けたサービスを利用できます。
学習サイトURL | https://www.freecodecamp.com/ |
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主な無料コース | ・Learn Java Fundamentals – Object-Oriented Programming [Full Book] ・How to Choose the Right Build Tool for Your Java Projects ・Learn the Basics of Java Programming |
学習スタイル | スライド式 |
環境構築 | 不要 |
利用料金 | 無料 |
有料コース | なし |
難易度レベル | 中級者以上向け |
※2023年12月時点
フリーコードキャンプは、すべて無料で利用できる勉強サイトです。2014年以降4万人以上が利用し、実際にテクノロジー企業に就職した卒業生もいます。
初心者は基礎からコースに沿ってまずは基礎的な理論を学びます。ある程度基本的な知識が得られたあとは、演習問題を解いて理解度を確認可能です。
学習していて不明点がある場合やアドバイスが欲しい場合には、コミュニティの活用も可能。コミュニティでは、経験者は他の受講生からフィードバックや質問の回答が得られます。
学習サイトURL | https://www.udacity.com/ |
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主な無料コース | ・Intro to Java: Functional Programming ・Object Oriented Programming in Java |
学習スタイル | 動画形式 |
環境構築 | 不要 |
利用料金 | コース受講無料 |
有料コース | あり/月額199ドル~(コースにより異なる) |
難易度レベル | 中級者以上向け |
※2023年12月時点
ユダシティは、講座を修了して審査を通過することで「ナノ学位」が得られる勉強サイトです。ナノ学位は履歴書にも記載可能なため、学習したスキルのアピールに活用できます。
数分の動画を閲覧し知識を得たら、演習問題を解いて理解度を確認します。短いスパンで繰り返し確認できるため、まとまった時間を取れない方でも学習を進めやすいでしょう。
有料プランでは、エンジニアへの相談も可能。講義資料はダウンロードできるため、インターネット環境のない場所でも学習できます。
学習サイトURL | https://www.sololearn.com/ |
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主な無料コース | ・Getting started with Java ・Multiple Statements ・Program Structure |
学習スタイル | スライド式 |
環境構築 | 不要 |
利用料金 | 無料 |
有料コース | ・年間プラン:毎月5.83ドル(14日間無料試用) ・月プラン:毎月12.99ドル(無料試用期間なし) |
難易度レベル | 中級者以上向け |
※2023年12月時点
ソロラーンは、テキストの解説を読み、その後演習を行うスタイルで学習を進める勉強サイトです。演習問題には、選択式や穴埋め、並べ替えなど、さまざまなスタイルがあります。
「Code Playground」では、自分で書いたコードの実行結果を確認可能。サンプルコードなどを書き換えながら、変更箇所と実行結果の違いを見てJavaの動きや特徴を学べます。
学習プランを作成する機能もあり、自分の目標に合わせて学習スケジュールを作成できます。スマホアプリを活用しての学習も可能なため、隙間時間も学習しやすいでしょう。
魅力的な学習サイトが10個もあると「どのサイトからチャレンジすればいいか分からない!」という方もいますよね。
「受講生が全員Javaの資格を取得した後に就職活動を行っている」プログラマカレッジが、Javaの勉強サイトを使ってJava学習にチャレンジしたい方に向けた学習ロードマップの例をまとめました。
【1】Progateは2周まで:暗記で答えないようにすることがコツ
Progateにはレベルシステムがあるため、つい同じコースを周回したくなります。しかし何度も繰り返し周回していると内容を丸暗記してしまい、コーディングスキルという意味では伸びが実感しづらくなってしまうでしょう。Progateは2周目程度にとどめておき、そこまでできたら次は環境構築にチャレンジしてみましょう。
【2】Let’sプログラミングを参考に環境構築を行う:簡単な表示から始めるのがコツ
実践的なスキルを伸ばして行くためには、いつかはローカル(自分の使うPC)に開発環境を構築する必要があります。Let’sプログラミングの「Java入門」で開発環境のインストール手順が紹介されているので、環境構築にチャレンジしてみましょう。
▶ 参考記事:
Eclipseのインストールから使い方まで~EclipseでJavaプログラムを実行してみよう!|プロエンジニア
【3】【1】のProgateや【2】のLet’sプログラミングで学習したコードを、ローカル環境でも実行してみる
開発環境が構築できたら、Progateで学習したコードをこちらでも実行してみるとよいでしょう。ブラウザ上で実行したコードがローカル環境でも実行できるか、まずは試してみましょう。
加えてProgateで実行したコードの一部を自分でカスタマイズもしてみるとよいでしょう。一部を変更したコードはどう実行結果が変わるのか、色々試してみるのも良い学習になります。
またProgateが一通り終わったら、Let’sプログラミングのテキストの内容も、一通り実行してみましょう。
【4】Javaで簡単なアプリケーションを作る
Let’sプログラミングのコンテンツに「サンプルプログラム(電卓)」という、電卓アプリを作るチュートリアルが紹介されています。まずこの電卓アプリを完成させてみましょう。
そして、次は自分が作りたいアプリを考えて、それに近いアプリのサンプルプログラムを探してみてください。たとえば「電卓アプリにオリジナルの機能を1つ足してみる」といった、簡単なものからオリジナルの機能を作ってみると良いでしょう。
とはいえ、ここでつまずく方がとても多いのも現実です。参考書やスライドをベースに学ぶのと、目的に合わせて実際にプログラムを組むのとでは、難易度が全く違います。しかし現場での開発には必ず目的があるので、できないからといって避けることはできません。
Javaプログラミングを実践さながらに学べる場所として、プログラミングスクールもおすすめです。勉強サイトを利用した独学だけでは難しかったという方は、スクールの利用も検討してみてください。
Javaを学べる勉強サイトは数多くあります。勉強サイトによって学習方法や使い勝手が異なります。基本の部分は無料で学べるサイトが多いため、まずはいろいろなサイトを試して自分に合うものを探してみましょう。
海外の勉強サイトの中には、日本語に対応していないものもあります。英語への苦手意識がなければ、海外サイトを利用するのもおすすめです。
この記事を参考に、自分に合ったJavaの勉強サイトを探してみてください。
勉強サイトが難しいと思った方には、プログラミングスクールもおすすめです。プログラミングスクールなら、学習が行き詰った際には講師やメンターのサポートを受けてスムーズに学ぶことが可能です。また一緒に学ぶ仲間ができるので、モチベーションを保ちやすいという利点もあります。本気でJavaエンジニアを目指している方は、スクールへ通ってみてはいかがでしょうか。
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