未経験からエンジニアに転職したいと思いつつも、「IT系専門学校とプログラミングスクールならどちらがおすすめなのか?」「2つの違いや自分に向いているのはどっちなのかもわからない」と悩んでいる方もきっと多いでしょう。今回はプログラミングスクールとIT系専門学校の違いやメリット・デメリットのほか、それぞれがどのような人に向いているのかも解説します。
最終更新日:2023年6月20日
目次
未経験からエンジニアへの転職を目指すなら、プログラミングスクールやIT系の専門学校に通いスキルを身につけることがベストです。とはいえ、「スクールと専門学校どちらを選ぶべきか」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこでまずは、プログラミングスクールとIT系専門学校の違いを5つ紹介します。
専門学校は総額で150万円〜300万円ほどの学費がかかり、通う年数が長いほど費用が高くなる傾向に。一方でプログラミングスクールの料金は15万円〜50万円ほどで、中には無料で受講できるスクールもあります。
専門学校の場合は、基本的に対面での学習が中心となりオンライン授業には対応していないことが多いです。そのため、講義を受けるためには通学しなければなりません。しかし、プログラミングスクールはオンライン学習に対応していることが多いため、自宅や遠方からでもレッスンを受けることが可能です。
IT系の専門学校には「2年制」「3年制」「4年制」など、長期間の修業年限が設けられているため、卒業までには最低でも2年の期間が必要です。一方でプログラミングスクールは、2ヶ月〜6ヶ月ほどの期間で卒業できる場合がほとんどです。
専門学校では、基本的に月曜日〜金曜日の朝から夕方まで授業を行います。それだけでなく、学校のイベントやサークル活動への参加を余儀なくされることもあるため、拘束時間は長めとなるでしょう。しかし、プログラミングスクールの場合は専門学校よりも授業時間が短いケースが多く、イベントなどへの参加を求められることはほとんどないため、拘束時間は比較的短めです。
専門学校では、ITに関する基本的な知識やプログラミング、ネットワークなど幅広い内容が学べるカリキュラムとなっています。場合によっては、IT系の資格試験対策が組み込まれていることも。
それに対してプログラミングスクールでは、特定の言語や目的に特化したカリキュラム・コースが用意されています。例えばIT業界への転職を目的としたコースでは、実務で使われることの多い技術やプログラミング言語などが学べます。
プログラミングスクールとIT系専門学校の違いを比べましたが、それぞれに独自の魅力があるため「結局どちらがおすすめなの?」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
そこでここでは、プログラミングスクールと専門学校、それぞれに向いている人の特徴を解説します。一体どちらがご自身に合っているのかをチェックしてみてください。
プログラミングスクールは、こんな人におすすめです。
• コストを抑えて無駄なく効率的にプログラミングを習得したい
• 実務レベルのITスキルを短期間で身につけてIT業界に転職したい
• 独学をベースに時間に縛られることなくプログラミングを学びたい
プログラミングスクールは、IT系の専門学校と比べると費用が安いうえに、無料で受講できるスクールもあるため、コストを抑えて受講したい人に向いています。
また、自身の目的や学びたい言語に特化した内容を学習できるので、効率的にスキルを習得できます。そして、プログラミングスクールでは現役・元エンジニアの講師からレクチャーを受けられるため、実務レベルの知識が身につく点も魅力です。
さらに、卒業までの期間が約2ヶ月〜6ヶ月と短く、スクールによっては就職サポートを行ってくれるため、短期間でIT業界に就職できるでしょう。
加えて、オンライン受講に対応しているプログラミングスクールなら、時間や場所に縛られずに学べるので自分のペースで学習を進められます。
このようにさまざまな特徴がありますが、プログラミングを習得してIT業界に就職するためには、スクールのサポートだけに頼らず独学で学習を進めていくことも必要となります。というのも、常に受け身の姿勢では問題解決力が磨かれませんし、就職成功率も下がってしまう傾向にあるからです。
そのため、あくまで独学をベースに効率的にプログラミングを学びたい方には、プログラミングスクールがおすすめです。
一方、IT・情報・工学系の専門学校は、こんな人に向いています。
• 幅広いIT知識や複数の言語とあわせて難易度の高い資格も取得したい
• 同じ目標を持つ仲間たちと一緒に楽しいキャンパスライフを過ごしたい
• プログラミングスキルを習得しながら短大や大学と同等の学歴を保持したい
IT系の専門学校では、2年から4年といった長い期間をかけて、ITリテラシーやプログラミング、システム開発などの幅広い知識を学ぶことができます。そしてプログラミングスクールとは異なり、複数のプログラミング言語を学ぶことが可能です。
資格取得サポートも充実しているため、高難易度のIT系資格を取得したい人に向いているでしょう。
また、専門学校ならさまざまなイベントやサークル活動に参加できますし、同じ目標を持った同年代の仲間たちと一緒に学習を進めることも可能です。そのため「一人で学ぶのは心細い」「プログラミング学習だけではなくキャンパスライフも楽しみたい」という方にも向いているかもしれません。
さらに、専門学校を卒業することで「専門卒」という学歴も得られます。今後の人生を考え「プログラミングスキルだけではなく学歴も持っておきたい」という方は、IT系の専門学校が適しているでしょう。
プログラミングスキルを身に付ける方法は、主に次の3つ。
• 独学で学ぶ
• プログラミングスクールで学ぶ
• IT系の専門学校に通う
できるだけ節約をしながらコスパ良く学ぶ方法と言えば独学ですが、「独学でプログラミングを学んだ場合の挫折率は9割」と言われているのを耳にしたことがあるように、予期せぬエラーやバグを自己解決できずに途中で挫折してしまう方たちも実際に大勢います。
となると、プログラミングスクールかIT系の専門学校に通ってプログラミングを習得するのが一番の近道となりますが、初心者や未経験者の方で「結局どちらを選べばいいの?」と迷ってしまう方も多いはず。
そんな方々のために、まずはプログラミングスクールとIT専門学校とのメリット&デメリットを合計12項目ご紹介します。それぞれの長所と短所を把握して、ご自分に合った学び方を見つけてみてください。
プログラミングスクールで学ぶ場合のメリットとデメリットは、以下の6つ。
■メリット
• 目指す職種に必要なスキルを効率的に学べる
• 入学後、数か月で就職を目指せる
• IT専門学校に比べて費用を抑えられる
■デメリット
• 短期間に集中して勉強する必要がある
• 予習をしないと授業内容がわからない場合がある
• スクールによっては、学習を進めても自己成長感を得られない
スクールによっては自発的に予習をしないと授業についていけなかったり、学習を進めても自己成長感を得られないというデメリットも。とはいえご自分に合ったスクールさえ選べば、コストを抑えながら必要なスキルを短期間で学び、最短コースで就職できるというメリットがあります。
このことから「IT業界にできるだけ早く就職したい」という方は、実務に即した技術が身に付く短期集中型のプログラミングスクールを検討することがベストな選択と言えるでしょう。
プログラミングスクールの多くは、土日祝日や、平日夜遅くまで開校しています。そのため仕事が終わった後でも、ご自分の予定に合わせて効率よく学習できるのは嬉しいポイントですよね。
学習期間が短いとはいえ、ご自分の学びたいことだけを短期集中で効率よく学べるのもプログラミングスクールの良いところ。
既に身に付けたい言語が決まっている方や、「アプリ開発プログラマーになりたい」など将来の目標が明確に決まっている方にとっても、プログラミングスクールはおすすめです。
一方、IT系専門学校には、以下6つのメリットとデメリットがあります。
■メリット
• IT知識やビジネスマナーのほか、国家資格も取得できる
• 授業以外のイベントも多く、楽しい学生生活を過ごせる
• 専門学校によっては短大や大学と同等の学歴が得られる
■デメリット
• 卒業まで通常2年かかる
• 入学時期が決まっているため、今すぐには学べない
• プログラミングスクールに比べて膨大な費用がかかる
時間や費用がかかっても、充実したキャンパスライフを送りながらゆっくりITの知識を身に付けたい方には専門学校が適しています。
同世代の友人たちと共に学べるので、モチベーションが上がるのも専門学校のメリット。同じ道を目指すかけがえのない仲間がいることは、嬉しいと同時にすごく励みになるものです。
「昨日徹夜してアプリ作ってみたんだけど、エラーが出てるんだよね」「どれ?見せてみて」…という様に、互いに情報交換をしながら2年間一緒に学ぶことで、コミュニケーション力を磨きながらスキルアップすることも可能です。
もし、あなたがすでに社会人として就職していて未経験からエンジニアへの転職を希望している場合は、プログラミングスクールがおすすめです。なぜなら、スクールでは以下3つの理由により最短ルートで就職できるからです。
✔ 目的に合わせた言語を効率よく学べるため
✔ 就職支援を受けられるので就活がスムーズなため
✔ 独学に比べて挫折しにくいため
プログラミングスクールには、言語や技術ごとにたくさんの講座やコースが設けられています。例えばWebプログラミングを習得したい場合はHTML/CSS、JavaScript、PHPを学ぶといったコースがあるので、目的に合わせた言語を短期間で効率的に身につけることが可能です。
また就職支援付きのプログラミングスクールを選べば、履歴書の作成から面接対策まで、さまざまな就職サポートをまるごと受けることができます。なかには、就活用のポートフォリオとしても活用できるWebサービスやアプリを、カリキュラムの中で制作できるスクールも。
さらに、プログラミングスクールは独学に比べて挫折しにくいこともメリットです。先ほど紹介した通り、プログラミングを習得して就職するためには自ら学ぶことも重要ですが、「独学でプログラミングを学んだ場合の挫折率は9割」という言葉もあるように、独学だけでは挫折してしまう可能性が高いです。
その点、プログラミングスクールでは疑問点や不明点もその場で解決できるので、独学に比べて挫折しにくいと言えるでしょう。
「プログラミングスクールを受講すべきか、独学で学習しようか悩んでいる」という方は、以下の記事でそれぞれのメリット・デメリットを解説していますので、ぜひご覧ください。
今回は、プログラミングスクールとIT系専門学校の違いやメリット・デメリット、それぞれがどんな人に向いているかなどについて解説しましたが、ご自身に適したのはどちらかイメージできたでしょうか?
「時間や場所に縛られることなくプログラミングを学びたい」
「実務レベルのプログラミングスキルを短期間で身につけてIT業界に転職したい」
もしあなたがこんなふうに考えているのなら、無料のプログラミングスクール「プログラマカレッジ」で、私たちと一緒にプログラミングの基礎を学んでみませんか?
パソコンにはじめて触る高校生や大学生、またデスクワーク経験のないフリーターの方でも大丈夫。パソコンに関する基本知識から実務に対応できるITリテラシーまで、まったくの未経験から一通りマスターできますよ。
さらに業界に精通したアドバイザーや経験豊富なプロの講師陣が就職をしっかりとサポート。上京就活生にはホテルの宿泊費も負担してくれるので、地元から離れても安心して就職活動に専念することが可能です。
→ 就職支援付き無料プログラミングスクール「プログラマカレッジ」
ぜひこの記事を参考に、プログラミングスクールと専門学校からあなたに合ったものを選び、エンジニアになる夢を叶えてくださいね!
INTERNOUS,inc. All rights reserved.