freeCodeCampはフロントエンド開発からバックエンド開発まで、一貫してWeb開発に関するスキルを学べるサイトです。プログラミング言語についての知識だけでなく、データの可視化など実際に現場で役立つスキルをして学ぶことができます。
月間40万人のアクティブユーザを抱えるオープンソースコミュニティであるという特性から常に新しい技術情報が集まっており、更なる技術向上を目指すプログラミング上級者も通い続けたくなるプログラミング学習サイトとなっています。
目次
サイトURL | https://www.freecodecamp.com/ |
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対応する言語やスキル | HTML、CSS、JavaScript、Database、Gitなど |
利用料金 | 完全無料 |
教材タイプ | ブラウザ入力 |
対応レベル | プログラミング初級者?上級者 |
備考 | 英語のみ対応 |
freeCodeCampは全てのプロジェクトがGitHub Issuesで管理されている、オープンソースベースのプログラミング学習サイトです。寄付によって運営費が賄われている非営利団体で、全て無料で受講することができます。公式サイトでのアナウンスによると、無料サイトながらfreeCodeCampで学習したユーザのうち5000人が新たに開発会社に就職し、さらに6000人がより良い職場に転職することができたという実績もあるようです。
<Front End Development Certification>
・HTML5 and CSS
・Bootstrap
・jQuery
・JavaScript
・JSON APIs and Ajax
・Algorithm Scripting
・Development Projects
<Data Visualization Certification>
・Sass
・React
・D3
・Data Visualization Projects
<Back End Development Certification>
・テストとデバッグ
・Git
・Node.js and Express.js
・MongoDB
・API Projects
・Web Application Projects
これらのテキストと演習のほか、ビデオチャレンジという動画教材ではコンピュータの基本なども解説されており、プログラミング学習サイトとしてとても充実した内容となっています。
freeCodeCampは、GitHubと連携して使用できるチャットツールである「Gitter」と連携してシステムが作られています。フォーラムではプログラミングに関する質問やニュース、書籍などのレビューや就職情報などが日々やり取りされており、世界中から集まるCamper達と情報交換することが可能となっています。
freeCodeCampには公式が認定したローカルコミュニティが多数あり、日本に属するコミュニティには、「Free Code Camp Tokyo」を始めとして、神戸、名古屋、大阪、佐世保、つくばなどが存在するようです。
特に東京では「毎週金曜日に秋葉原でFreeCodeCampをひたすらすすめる会」を開催するなど、精力的に活動されているようです。東京近郊に在住でfreeCodeCampを通してリアルで一緒にプログラミングを勉強できる仲間が欲しいと感じた方は、参加してみてはいかがでしょうか。
■Free Code Camp Tokyo – Facebookページ
https://www.facebook.com/free.code.camp.tokyo/
■直近のイベント情報
https://atnd.org/events/87534
freeCodeCampで学習を始めるには、freeCodeCampへのメールアドレス登録とGitHubアカウントの登録が必要になります。(GitHubのアカウントは、チャットを用いて質問する場合に使います)
まずトップ画面にある「Start coding(it’s free)」をクリックします。
初めての場合は「Sign up with Email」をクリックします。するとメールアドレスとパスワードを入力したらメールが届くので、メールの文中にあるリンクをクリックしてアカウントを認証したらfreeCodeCampへの登録は完了です。
初めてfreeCodeCampへログインすると、GitHubのユーザ登録を始めとした全9ステップの設定がすすめられます。全部が登録必須ではありませんので、必要なもののみ登録して下さい。
登録が終わったらチュートリアルが始まるので、順番に進めていきます。
画像は、行き詰ったときの対処法です。まずエラーを読み、次にGoogleで検索し、それでもだめな場合は、Helpで質問することができます。
Helpとは他のユーザに質問できるチャット機能のことで、演習画面からワンクリックで表示することができるようになっています。
チュートリアルが終わると、そのままHTML5&CSSコースの1つ目がスタートします。
画面の左上に解説のテキスト、その下にResetボタンやHelpボタン、エラーメッセージなどが表示されます。また中央はコードの入力エリアとなっており、右側が実行結果のプレビューエリアとなっています。
なおテキスト下にある「Help」ボタンを押すと、先ほどの質問チャットを開くことができます。
HTML5&CSS以外のコースに進みたい場合は、画面右上のメニューにある「Map」をクリックすると一覧が表示されるので、希望するコースをクリックするとそちらに進むことが可能です。
英語圏のコミュニティということでfreeCodeCampの知名度は日本ではあまりありませんが、プログラミングを学んでいる方は一度はGitHubという単語は聞いたことがあるのではないでしょうか。
そのGitHubにおける各リポジトリの人気の度合いを示すスターの数を調べると、2017年4月現在freeCodeCampは261928個獲得し、なんと全1902806あるリポジトリの中で人気第一位となっています。2016年時点では現在2位のbootstrupが1位であったことからも、freeCodeCampの人気が今も上昇気流に乗っていることが伺えるのではないでしょうか。
Free Code Camp TokyoのFacebookグループに参加していらっしゃる方は、2017年4月現在で612名いらっしゃいます。英語のみに対応で日本では知名度が低めのサイトではありますが、ローカルコミュニティとその参加者の数は着実に増しているようです。
使用されている英語は教科書的でやさしめであり、専門用語の部分以外は高校生レベルの文法で構成されています。プログラミングと英語は切っても切り離せない存在ですし、この機会に英語のスキルアップも兼ねてfreeCodeCampを初めてみてはいかがでしょうか。
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