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ITコラム

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エンジニアの職務経歴書には何を書く?効果的な書き方を徹底解説

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プログラマカレッジ編集部

未経験からプログラマーになりたいと考えてる皆さまに、プログラミング言語の基礎知識や、プログラマーとしての転職ノウハウ、転職に役立つ資格、IT業界情報など、お役立ちコラムを配信しています。

未経験者がエンジニアを目指す際、職務経歴書の書き方に悩むことも多いでしょう。そこでこの記事では、職務経歴や自己PRの書き方を解説。具体的な職務経歴書の例も紹介しています。エンジニアへの転職を目指しているものの、職務経歴書の書き方がわからず悩んでいる方はぜひご覧ください。

なお、未経験からITエンジニアへの就職に興味がある方は、就職率98.3%で受講料無料のプログラミングスクールプログラマカレッジもおすすめです。

最終更新日:2022年12月19日

1. ITエンジニア向け職務経歴書の書き方

ITエンジニアの職務経歴書は、何をどのくらい書けばよいですか?
ITエンジニアの職務経歴書は、採用側が知りたいことを伝えるための書類です。応募者の実力を知るために、多くの場合採用側は履歴書よりも職務経歴書を重点的に確認します。
職務経歴書を見ることで、技術スキルと、人間としてのソフトスキルがわかります。

技術スキルとは、プログラミング言語をはじめとして、ITに関してどれだけ深い知識を持っているかを指す言葉です。基礎的な知識だけでなく、トレンドの技術に関する知識や技術も問われます。

ソフトスキルとは、仕事に影響する個人の特性や習慣のことです。例えば、協調性や柔軟性はソフトスキルに含まれます。生活の中で自然に身につくものであり、意図的に訓練して身につけるのが難しいのもソフトスキルの特徴です。

上記の内容をアピールするために、職務経歴書には以下を記載しましょう。

• どのようなスキルがあるか(開発言語やデータベース)

• どのようなプロジェクトを担当したか

• プロジェクトや職場にどのように貢献したか

職務経歴書を利用して、上手にスキルをアピールしましょう。

エンジニア 職務経歴書 プログラマカレッジ

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2. ITエンジニアの職務経歴書例と書き方のポイント

次に、ITエンジニアの職務経歴書の例と、書き方のポイントを解説します。冒頭で職務経歴書の例を紹介し、その後に項目ごとの解説を掲載しています。職務経歴書の見本は、ダウンロードもできますので、ぜひご活用ください。

エンジニア 職務経歴書 プログラマカレッジ

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業務内容

業務内容の欄には、プロジェクトの概要や担当業務を記載します。プロジェクトの概要には、どんなところでどんな業務に利用するシステムなのか記載しましょう。技術の活用方法や、仕事の進め方などで工夫した点、特に貢献した点があれば、記載しておくことでアピールにつながります。

さらに、担当フェーズや担当業務についても記載しておきましょう。直接開発に関わる作業だけでなく、マニュアルの作成やサーバーの運用なども行っている場合には、あわせて記載しておくと、担当領域の幅の広さをアピールできます。
 
開発環境

開発環境の欄には、実際にシステム開発する際に利用した環境について記載します。利用したOSやサーバー、データベースの種類、言語、フレームワークなどについて記載しておきましょう。対応経験のある技術のバージョンを記載することも非常に重要な情報になります。

エディタやツールなどは「その他」として記載します。特に、gitのような需要の高いツールを利用した場合には、細かく記載しておくのがおすすめです。

募集する仕事内容に対して、応募者が仕事をこなせるかどうか確認するための項目であるため、慎重にもれなく記載してください。
 
役割・規模

開発の際、チームでどんな役割を担ったのか、どの程度の規模のチームで開発を行ったのかも明記します。特に、リーダーなどの役割を担った経験があるなら、よいアピールとなるでしょう。
 
保有資格

IT関連の資格など、業務に関連する資格を掲載します。資格取得日も合わせて記載しましょう。
ITと全く関係ない資格をたくさん持っている場合には、ある程度取得難易度の高いものを選んで書くこともおすすめです。学習意欲のアピールができたり、地頭の良さを印象付けることが有効になります。
普通自動車免許など一般的な資格は、履歴書に書くようにしましょう。

自己PR

自分がこれまでどのようなことに取り組んできたか、どんな考え方で仕事に取り組んでいるかをアピールする項目です。次のような内容を記載しておくと、魅力的な自己PRになります。

• 自己研鑽として取り組んでいること

• 開発の際に意識していること

• 応募先の企業で活かせる技術や経験

• 上流工程の経験

• 業務効率化を実現した体験談

職務経歴書を書く前に、情報を整理しておくと書きやすいでしょう。

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3. 未経験エンジニアの職務経歴書の書き方

未経験からエンジニアを目指しています。今までエンジニア経験が全くありませんが、どのように職務経歴書を書いたら良いですか?
エンジニア未経験者の採用では、ポテンシャル採用が主流です。ポテンシャル採用とは、現在持っているスキルや経験ではなく、人柄や可能性を評価する採用方法のことです。

ポテンシャル採用について、詳しくは以下の記事で解説していますのでぜひご覧ください。

未経験者の場合は、職務経歴書で「これまでの仕事で得た経験をエンジニアの仕事にどう活かすか」「ITのスキルを身につけるためどんなことに取り組んだか」をアピールしなければなりません。具体的にどのような職務経歴書を作成すればよいのか、ここからはプログラマカレッジのキャリアアドバイザーがポイントを解説します。
プログラマカレッジ生が企業面接で実際に聞かれた質問から、頻度が高いものをピックアップしてご紹介します。回答例や、回答のポイントをプログラマカレッジのキャリアアドバイザーがアドバイスしますので、ぜひ参考にしてください。
エンジニア 職務経歴書 プログラマカレッジ

プログラマカレッジ
キャリアアドバイザー 加藤憲康


キャリアアドバイザーとしてIT経験・未経験問わずに求職者様の転職活動をご支援をさせていただいております。私自身、大学で情報工学を専攻後、メーカー系の大手Sierに就職し、SEとして働いていた経験があります。業界経験者であるという強みを活かし、求職者様に寄り添った面談を心がけております。

エンジニア 職務経歴書 プログラマカレッジ

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3-1. 未経験者向け職務経歴書の書き方の基本

まずは、職務経歴書の書き方の基本をしっかり押さえておきましょう。わかりやすくミスのない職務経歴書を作成できるかどうかも、ポテンシャル採用で注目されるポイントのひとつです。チェックするのは以下の項目です。

• パソコンで作成しているか

• 誤字脱字がないか

• 卒業や入社の時期を誤って書いていないか

• 見出しやタイトルなどを使って読みやすいレイアウトに仕上げているか

• 必要な項目が空欄になっていないか

• 伝わりやすい文章が書けているか

• 具体的に体験を交えた自己PRが書けているか

• 履歴書と矛盾した部分はないか

作成前後で上記の項目を確認しておけば、魅力的な職務経歴書に1歩近づけます。

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3-2. 未経験者向け職務経歴書の書き方のポイントをプロが解説【例文あり】

未経験者が職務経歴書を作成する際にもっとも重要なのは、やる気が伝わる職務経歴書を作成することです。やる気を伝えるために、以下の2点を職務経歴書に盛り込みましょう。

• エンジニアになりたい理由

• 自主的に勉強している内容

エンジニアになりたい理由が明確でないと、入社後にやめる可能性が高いと判断されてしまいます。

また、自主的に勉強している内容を伝えるのも効果的です。未経験者に高いスキルは求められていませんが、学習する姿勢は必要です。「入社後にスキルを身につけたい」といった職務経歴書では、やる気がないとみなされてしまいます。

以下で、具体的な職務経歴書の例を紹介し、ポイントを解説します。職務経歴書はダウンロード出来ますので、各項目のポイントと照らし合わせながら確認するのがおすすめです。

職 務 経 歴 書

20XX年〇月〇日現在
氏名 〇〇〇〇

①【GitHubアカウント】
https://github.XXXXXXXXX

②【研修環境】
言語:Java 8、PHP 7、HTML 5、JavaScript(jQuery)、CSS 3、SQL
・・・

③【経歴要約】
○○高校に進学し、陸上部に所属しておりました。高校を卒業後は、・・・

④【エンジニアになりたい理由】
• 日頃からPCやスマートフォンをよく利用しており、・・・
• 周りの知人にはエンジニアとして働いている人が多く、・・・

⑤【職務経歴】
■ 2019年9月~2021年8月
エンジニア 職務経歴書 プログラマカレッジ

⑥【研修内容】
■ 2021年9月~2021年11月 インターノウス株式会社 プログラマーカレッジにて
エンジニア 職務経歴書 プログラマカレッジ

以上

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ポイント解説① GitHubアカウントで実力を見せる

GitHubアカウントは書いた方が良いですか?書くとどんなメリットがあるのでしょうか?

アカウントを作成していて、勉強時に自分で書いたソースコードをアップできる場合には載せることを推奨しています。GitHuBアカウントを書いておくことで、どの程度実際にプログラミングに触れているかが一目でわかるためです。

ちょっと専門用語を使いますが、Githubには、コントリビューション・カレンダーというものがあります。Githubを更新することで、それが緑色に変わり、俗に「草が生える」状態になります。「草がたくさん生えている」=「ソースコードを頻繁にあげている」ことを意味するので、積極的に勉強していることがわかります。

また、ポートフォリオを作成した場合にも、画面や操作性を見せるだけでは、中身がどのようにプログラミングされているかはわかりません。Githubにソースコードを載せて、どのようなプログラムを書いたのかを見せることで、実力を見せることが可能です。

ただし、アカウントを作成しただけで、アップするソースコードがなければ、アピールには繋がりません。その場合、職務経歴書に記載する必要はありません。

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ポイント解説② 研修環境の概要は一目で分かるように

研修環境の欄には、研修でどのようなものを触ったのかを一目でわかるようにまとめます。プログラミングスクールで研修に利用したものはもちろん、独学で勉強した経験のあるツールやプログラミング言語があれば、あわせて記載しておきましょう。

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ポイント解説③ 経歴の要約は大きく3つ

経歴の要約はどのように書けば良いですか?文字数の目安があれば教えてください。
経歴の要約には、3つの項目を記載しましょう。

1. 学生時代のこと

部活動やサークル活動、その他留学やボランティア活動、大学で学んだ内容など、特に力を入れていたことや、たくさん時間を割いたことについて書きます。

2. 社会人経験について

主な仕事内容と成果、工夫して対応してきたことなどを書きます。

3. なぜエンジニアを目指すに至ったのか

どのような経緯で現在に至っているのかを説明する目的があるため、最後は必ずエンジニアを目指そうと思った経緯について書きます。エンジニアを志望した理由を書く項目は別途用意されているため、ここでは簡単に書いておけば問題ありません。

社会人経験がない人は、1と3の項目のみ記載しておきましょう。全体の文字数は、300字程度にまとめると良いでしょう。

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ポイント解説④ エンジニアの志望理由は体験談に基づく説明をする

エンジニアを志望した理由は、必ず自身の体験談に基づく説明をしましょう。

例えば、「エンジニアは将来性があると思ったから」「技術を身につけてキャリアアップしたいと思ったから」といった志望動機は誰にでも言えてしまいますし、どうしてエンジニアは将来性があると思ったのか、どうして技術を身につけてキャリアアップをしたいと思ったのか、根拠が全く示せていません。

実体験に基づくエンジニアになりたい理由を書くことで、エンジニアになりたい理由に根拠を示し、説得力のある志望動機となります。

また、エンジニアとしての目標を伝えるのも有効です。将来、エンジニアとして実現させたいことを書き、その目標を実現させるために、今エンジニアになりたいと思っているという表現を使うと、志望理由に説得力が出ます。この場合、エンジニアとして実現させたいことは、社会貢献につながるような内容を選んでください。

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ポイント解説⑤ 職務経歴は見やすくわかりやすく

職務経歴はどのように書いたら良いですか?経験した職種によって書き方の違いはあるのでしょうか?

職務経歴の項目には、担当した業務内容をできるだけ網羅的に書きます。その際、あまり説明が長くならないよう、箇条書きを用いると見やすくなります。

文章の方が書きやすい場合には「実績」「意識していたこと」「工夫したこと」などの項目ごとに見出しをつけて、見やすくわかりやすい職務経歴書を作成しましょう。

売り上げや契約件数、接客数、データ処理件数など、数字で表せるものがあれば、書いておくことでどんな仕事にどの程度関わっていたのかイメージしやすくなります。職種ごとに大きな書き方の差はありませんが、営業の経験がある人は必ず数字を記載しておきましょう。

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ポイント解説⑥ 研修(勉強)内容は「何を」「どのように」「どれくらい」を明確に

研修内容は「期間」「業務内容」「環境」を表形式で列を分けて記載するスタイルを用いるのがおすすめです。この形式は、IT業界でスタンダードな職務経歴書のスタイルでもあります。
勉強した内容として次のような項目を記載します。

何を勉強したか

• プログラミング言語
• フレームワーク
• データベース

学習方法

• 学習サイト
• 参考書
• プログラミングスクール

学習量

• 1日〇時間
• 週に〇時間

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4. 未経験から確実にエンジニアへ転職したいならプログラマカレッジへ

未経験からITエンジニアを目指してプログラミングを勉強するのであれば、就職・転職支援があるプログラミングスクールで学びましょう。

自分の力だけで理想的な職務経歴書を作成するのは簡単なことではありません。無料のプログラミングスクールプログラマカレッジでは、職務経歴書の作成サポートをはじめとした就職・転職支援を行っています。正社員就業率98.3%の実績あり。確実にエンジニア・プログラマーを目指したい方に適したスクールです。

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経験豊かなアドバイザーがプログラミングに関する知識はもちろん、就職に関するサポートも親身に対応してくれます。ビジネスマナー、履歴書添削、面接対策など手厚い就職支援が魅力です。

また、定期的な面談を実施し、雑談も交えながら、日々の勉強で不安に感じていること、就職のことなどさまざまな相談にのっています。

確実にITエンジニアに就職したいと考えている方は、ぜひプログラマカレッジをご検討くださいね!

エンジニア 職務経歴書 プログラマカレッジ

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5. まとめ

職務経歴書は、自分の経験を企業に伝えるためのツールです。ただ経験を伝えるだけでなく、そこで得たものや、持っているスキルをどのように応募先企業で活かすかを伝えることも重要です。

そのため、自分の持っているスキルや、仕事の際に意識していることが最大限に伝わるよう、意識して作成しなければなりません。

特に未経験の場合には、やる気が伝わる職務経歴書の作成が不可欠です。この記事を参考に、職務経歴書の作成準備を始めてみてください。

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