理系の大学卒業後、派遣紹介事業の企業に入社した加藤駿斗さん(28歳・プログラマカレッジ受講時点)。
キャリアの停滞感から退職したものの、その後の就職活動がうまくいかず、だらだらした時間も過ごしたといいます。
自分の働き方について考える中で「自分は就活に疲れるタイプなんだ」と気付いた加藤さん。手に職をつけたいという気持ちもあったことから、プログラマカレッジの受講を決めたのだそうです。
未経験からプログラマーへの転職に成功した加藤さんに話を聞きました。
❶ 営業職から未経験でプログラマーを目指した理由
【Q】前職は営業職とうかがっています。退職後にゼロからプログラマーを目指すというのは大きな方向転換だったのではないですか?どんなきっかけがあったのでしょうか?
これだ!というような、特別なきっかけがあったわけではありません。
退職後しばらくは、自分が何をしたいのか考えながら就職活動をしていました。具体的には、頑張って転職活動をしていたのが、1ヶ月半から2ヶ月くらいです。
その後ちょっと停滞気味というか、転職活動がうまくいかなかったこともあって疲れてしまって。「就職したいなー」と思いながらだらだらした時間が数ヶ月ありました。
そんな中で「自分がどういう働き方をしたいのか」ということを考える時間が結構長くあったんです。そして理想形として思い至ったのが、どんどん手に職をつけて自分にできることを増やし、それを発揮できるような働き方でした。
エンジニアは自分の経験やスキルなどを着実に積み重ねていくような職業だと思ったんです。経験やスキル、働く時間が個人に貯まっていく仕事だと思いました。
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❷「時間的にも金銭的にも負担の少ないスクールを選びたい」ことがプログラマカレッジ受講の決め手
【Q】プログラマカレッジの受講を決めたのには、どのようなきっかけがあったのでしょうか?
私はそもそもまず退職してから、再就職を目指して就活をする形でした。その上で離職期間中にスクールに行くならば「なるべく早く就職できそうなスクール」を選ぶ必要がありました。
加えてスクールの料金についても心配していて、時間的な面でも金銭的な面でも負担の少ないところを選びたいと思ったんです。
またこれはスクールを調べ始めてから自覚したことなのですが、私は就職活動にひどく疲れてしまうタイプのようです。一人で就職活動をするとなると、準備段階だけでエネルギーを使い果たしてしまいます。
なのでアドバイザーがいるような、就職支援が受けられるスクールを利用した方が良いだろうと考えたんです。
こうした条件を全て満たしたのが、プログラマカレッジでした。見つけてすぐに、説明会に参加しました。
【Q】他のスクールとの比較はされましたか?
一応複数のスクールを調べて、口コミ程度は確認しました。けれど、それくらいですね。プログラマカレッジの説明会を見つけて翌日に説明を受けて、その直後に受講を決めたんです。
「お金はどのくらいかかるのかな」「どれくらいの期間で就職できるのかな」という不安を解消できたのが大きかったです。
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❸ プログラミング経験はほぼゼロからのプログラマカレッジ受講
【Q】プログラマカレッジの受講前に、何か学習はしていましたか?
学生時代は理系だったので、最低限ではありますがIT系の授業を受けました。とはいえ、コーディングをするというよりはAdobe製品に触れるような機会が多かったですね。コーディングは本当に授業でちょっとやったことがあるという程度で、理解度としてはゼロに近かったと思います。
【Q】プログラミングの経験はあまりなかったということですね。プログラマカレッジで受講した率直な感想を教えていただけますか
今振り返ると、無駄が少なく知識がスムーズに入ってくるような教材だったなと思っています。
他の専門書や学習サイトだと情報をブワっと浴びせかけられるような感じで、圧倒されちゃう経験がある人もいると思うんです。
それに対してプログラマカレッジの教材は、情報が掲載されている順序も工夫されていましたし、ひとつの分野に対して、情報の取捨選択がすごく綺麗な教材だなと思いました。なので、ストレスなく学習に取り組めたかなと思います。
【Q】プログラマカレッジでは個別コースを受講されていたかと思います。受講を始めたときにはもう離職されていたんですよね。1日にどのくらい学習していましたか?
はい、離職済みの状態で受講をスタートしました。
1日の学習時間はバラバラだったんですが、最低2時間は学習するということだけは決めていました。2時間しかやらない日もありましたし、気持ちが乗ればたくさん勉強する時もありました。最低の時間だけ決めて、ばーっと駆け抜けた感じですね。
【Q】学習中に、何か心がけていたことはありましたか?
正直なところ「自分が第一線のエンジニアとしてトップクラスで活躍できるだけの実力を得る」というのは、自分の適性やこれまでのキャリアを考えると難しいだろうというのはわかっていました。
短い学習期間でいきなりトップのエンジニアになれるというのはあり得ないですし、社会に出てからの経験の方が圧倒的に重要なのは間違いないと思います。
なので、細かい部分は後回しにして、とにかく一定のところまで駆け抜けようというのは考えていました。必要になったら興味がある分野や必要な分野を勉強し直せば十分だろうと割り切っている部分もありましたね。
【Q】学習を進める中で「ここは自分1人では解決できなかっただろうな」と思うような、難しかった箇所はありましたか?
明確に失速したのは「オブジェクト指向」です。動画教材を見た上で、わからなかったら質問をしたり、自分なりに情報収集もしたりと頑張ってみたのですが、それでも分からないものは分からないという感じでした。結構、停滞感がありました。
あとは誤字や文字の抜け、ちょっとした綴りの間違いにも悩まされました。5文字の間違いを探すのに30分40分かけたというような経験がたくさんあります。できれば、もっとエラーコードをみてすぐ原因を突き止め、直せるようになりたいです。
後から思えば本当に何でもないところで、スムーズに進められなかったり、結局自力では解決できなかったりといったこともありました。もっと学習を加速させたいなというフラストレーションも感じていたんです。
だからこそ講師の方の存在は助かりました。ずっと孤独では辛かったと思うし、自力で解決できないことも一瞬で解決してくださったので。
【Q】教材の質の低さや、「無料スクールだから仕方ないな」と思ってしまうような場面はありましたか?
教材をパソコンのブラウザ上で見るのですが、小さな文字を頑張って見るのは少し大変でした。自分の場合はたまたま大きなディスプレイを持っていたのでなんとかなったのですが、少し苦戦しましたね。けれど、その程度で大きな不満はありません。
【Q】「実際に学んだ内容を独学でやっていたらどのくらい時間がかかっていたか」などはイメージできますか?
まったく想像できません。
まず独学については「就職」の面で難しいと感じます。IT業界で未経験人材の就職がどんどん活発になっているという話は聞きますが、実際のところ企業が未経験者の採用に対してどんな温度感なのかはわかりませんよね。
そうしたことがわからない状態でやみくもに企業にアプローチし、受け入れてもらえる職種を自力で探すのは個人的にはハードルが高いと感じます。
「この技術が好きだ」「このアプリが作りたい」という目標がある人は、企業の採用ニーズが全くわからない状態でも走り切れるのかもしれません。
けれど、自分は「できることを増やしたい」という具体性の低い状態だったので、どうやってゴールを決めて良いかもわからず、自力で学習して就職するというのは難しかったのではないかと思います。
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❹「できるだけたくさんの企業を受けたい」と進めた就職活動
【Q】学習が終わるといよいよ就職活動が始まります。まず何社程度の面接を受けたのでしょうか?
13社くらいです。実質3週間くらいの短い期間にギュッと詰め込み、可能な限りたくさんの面接をこなしました。
というのも、求人票だけではわからないことも多いので「どうしても分かる限りの情報を集め、面接に臨むしかない」んですよね。特に企業の特色や大きさ、関係者の方の温度感みたいなものは、やはり求人票だけでは見えないことが多かったと思います。
だからこそ「求人票だけでは仕事内容も働き方も分からないけど、当たって砕けろでもいい。まずは面接を受けてみよう」と思って進めている部分はありました。おそらく他の受講生の方よりも、かなり面接の件数は増やしていただいたと思います。
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❺ 自分が憧れる働き方をしている社員が多い企業へ入社
【Q】最終的に株式会社エクシィさんに入社を決められましたが、決め手は何だったのでしょうか?
株式会社エクシィさんはどちらかと言えば少人数で運営している企業なので、実践の機会を多くいただける環境なのではないかと思ったんです。ジャンルをまたいで技術を習得しつつ、経験を積んで自信を持って働けるようになれるのではないかと感じました。
あとは、実際に面接で話した方々や代表の方、ホームページに掲載されている先輩の声が地に足がついた印象を受けました。僕も、具体性高く地に足をつけて働いていきたいなという憧れがあるんです。自分が憧れている働き方をしていることも、入社を決めた理由のひとつです。
大きな研修施設で何百人も研修を受けているような大企業の良さもあるとは思うんです。ですが、自分が働きたいと思えたのは、自分の側からも相手側からも目が届くところで能力の期待感、レベル感や相手への期待感を感じつつ、人間関係を築いていけるような環境がある会社でした。
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❻ プログラマカレッジの受講生や検討中の方へのアドバイス
【Q】最後に、プログラマカレッジを受講中の方や受講を検討している方に向けて、何かアドバイスをお願いします
プログラマカレッジで学んだことはまだまだ初歩の初歩というか、プロの現場からしたら「全然やってないのも同じ」という感じだと思います。これから学びを深めて、実力をつけていかないといけません。
とはいっても未経験者にとってゼロから学ぶのは大変なことですし、内定を獲得するのも大変です。
プログラマカレッジでは本当に基礎的なところを学びました。今後も学び続けて、どんどんできることを増やしていかなければなりません。「僕はそのために2ヶ月の時間を確保したし、今後も何とかなるだろう」という根拠のない自信につながるような経験を得られました。
私はプログラマカレッジでの受講を自信の一助にさせていただきました。これから学ぶ皆さんにも、こうした感覚を得てもらえたらいいなと思います。
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今回の担当者は…
キャリアアドバイザー 山口直也
何よりも誠実な対応を心がけております。前職ではホテルにて多くのお客様に寄り添い、丁寧なサービスを提供してきました。この経験から得たホスピタリティ精神を活かし、何よりも皆様との信頼関係を大切にしています。安心してご相談いただける環境を提供し、皆様が満足した就職・転職活動を終えられるように全力でサポートいたします。新しい人生のスタート地点である転職を成功させるために一緒に頑張りましょう!