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プログラミング

2017.07.10

【プログラミング 初心者におすすめの本】『Unityではじめるおもしろプログラミング入門』

『Unityではじめるおもしろプログラミング入門』の概要

内容 はじめてプログラミングを勉強する方向けに、「Unity5」を使ってプログラミングがどういう物なのかを学んでいく内容になっています。
実際にUnityをインストールして、基本操作を順々に行っていき、最後にはゲーム作りに取り組みます。
対象者 プログラミングが全くの初心者の方 (※年齢問わず)
オススメできる人 ・プログラミングが全く初めての方
・理論ではなくて、実際に何かを作りながら勉強したい方
オススメできない人 ・既にプログラミングで何かを作ったことがある方
・理論をベースに勉強したいと考えている方
得られる物 ・プログラミングの仕組みへの理解
・Unityの基本操作方法
Amazonレビュースコア 5つ星のうち 4.0
金額 1,944+税

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Unityを使って物作りをしながら、プログラミングとは何なのかを学ぶ

『Unityではじめるおもしろプログラミング入門』は、プログラミングは全くやったことがないけれど、これから勉強したいという方に向けた本です。Unity5をインストールして、そこからオブジェクトを作成し、色をつけたり角度や大きさを変えるといった基本操作を実際に行いながら、プログラミングとはどういう物なのかを、一つ一つの体験を通して学んでいきます。
理論から入るのではなく、物を作ったり動かしたりしながら読み進めていくスタイルなので、イメージがわきやすく、途中でつまずくことなく最後まで読み通せると思います。初心者の方の中でも、特にプログラミングが難しそうと不安に思っている方にお勧めの一冊です。

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「動く」という体験を通して、今学んでいることで何ができるかを知る

【Q】『Unityではじめるおもしろプログラミング入門』はどんな本でしょうか?

元々この本は、子供向けのプログラミングの本というコンセプトでスタートしていて、本の冒頭でも「対象は中学生以上の方」と書いているんですが、年齢にこだわらず、プログラミングが初心者の方であれば、全ての年代の方に使っていただけると思います。
初心者向けの本というのは、2種類あると思っていて、1つは分厚くて参考書的に使う物、そしてもう1つは薄くて最後まで読み通せる物です。私の本は後者でして、薄いだけではなくて、最終的に到達できるゴールも見えるようにしているので、最後まで一気に読み通していただけるようになっていると思います。
本で扱っているUnityというのは、色んなソフトを作れるツールであって、その作る物に対しても作れる幅に余地がある、素晴らしいツールだと思います。作る物に対して工夫ができるので、人によって出来上がる物が一様ではないんですよね。この本では、そのUnityを、「動く」という体験を通して勉強していただけるように工夫しています。世の中にある本は、まず理論を教えるところから入って、でもそれを学ぶと何ができるかまでは説明していない物がほとんどだと思うんです。これですと、学んだことが何に活かせるのかイメージできないですよね。私の本ではそうではなくて、「これを学ぶと、こういったアプリケーションが作れる」といったことを、体験的に知ってもらうことを重視しています。

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実際のレビューを著者の藤森さんとチェック

【Q】Amazonで下記のレビューがありますが、どう思いますか?

【プログラミングという言葉に馴染みがなく、一人で開発環境内でまずはプログラミングを体験してみたい人】向けの一冊
 ★★★★☆(評価点:5つ星のうち 4.0)

 Unity5.3.6をはじめてダウンロード・インストールし、Unityの開発環境MonoDevelopを使い、開発環境内でゲームを動かせるようにするまでの過程を、ボールゲームを作りつつ説明していく形式。
 環境はMacはOSX10.8以上、Windowsは8以上推奨と記載があるが、中身はOS依存の記載は特にない。
 画面にボールを置いて、コインを作って、床を作って、ボールがコインに当たったらどう反応するかをコードに書き入れて、と、一つ一つの作業が何を行おうとしているのか、どうすれば動くか、動かないときはどこを注意するか、等が親切に書かれている。
 最近の開発環境ではソースを新規作成(UnityではCreate)するとソースコードの骨組みがすべて書かれたものが現れるため、コードの入力も必要最低限で済む。簡単な入力で開発環境内でボールを自由に動かせるようになる体験は、プログラミングへの敷居を一気に下げるだろう。
【短い時間ではじめてプログラミングとやらを体験してみる学生向け】用途としては使いやすそうな本。

 ただ、本のトップページに記載がある通り、「基本的なプログラムの書き方」を学ぶ本で、「3Dゲームの作り方、Unityの使い方を深く学ぶ本」ではないため、説明されているのは開発環境内での実行、プロジェクトの保存まで。配布形式にしてクラスメイトと交換して実行してみたりといった内容までは記載されていないので、もう一歩先に進みたい場合は、追加で別の本を購入する等の対応が必要。また、応用例、例題についても記載が最小限(数字を変えて動かしてみようといったレベル)なので、授業の教科書として使う場合、先生としては独自の課題も準備しておいたほうが良いだろう。条件分岐がif文のみなので、まずこの本を読んでプログラミングへの敷居を下げた後、どう進めば更にモチベーションを上げたり、プログラミング、アルゴリズム、Unityについて更に深く学べるかについて、推奨書籍、URL等についてもコラムでもよいので触れられていたほうが良かったかもしれない。この辺りは続刊でのフォローを期待したいところ。

引用元:Amazon

いいレビューを書いていただいたなと思います。
ここに書いていただいている通り、本では、実際に試しながら進めていく形式になっています。
最後の「条件分岐がif文のみなので、?」ですが、仰る通りでして、一気に読める本を目指したので、脚注が多くならないよう、深い内容は割愛させていただいています。ただその分、if文については、手を変え品を変えということをして、何度も反復練習をしていただけるようになっています。

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確実に読み進めらる本 最後に行うアウトプットは読み手によって自由

【Q】本のポイントは何でしょうか?

本の順序通り、ステップ バイ ステップで進めていけば、確実に書かれている内容が出来るようになっているところです。でも、Unityの特徴である工夫の余地というのは残していて、学ぶアルゴリズムは一緒ですが、そこから何を作るかは自由になっています。最終的にアウトプットする物は読み手に任せている、というのもポイントですね。

【Q】この本が向いているのはどの様な人でしょうか?

まずは全くの初心者ですね。
そして、ゲームを作ってみたいですとか、アウトプットの形は何でもいいのですが、プログラミングで何かを作ってみたいと考えている人には特に向いていると思います。
あと、この本を読み終わった後は、次のステップとして、弊社が運営している「CodeGenius」というUnityを使った初心者向けのプログラミング学習サイトがあるんですが、そちらを使って実践的に勉強していただくのがお勧めです。

【Q】逆にこの本が向いていないのはどの様な人でしょうか?

もう既にプログラミングで何かを作れるという人ですね。この本は、まだプログラミングをやったことが無い人向けですので、出来る人には物足りないと思います。

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プログラマーに向いているのは、作りたい物を持っている人

【Q】プログラミングに適性があるのは、どんな人だと思いますか?

よく、「論理的な思考が好きな人」と言われることがありますが、これはあくまでも一端でしかないと思っていて、本当の意味で向いている人というのは、最初に何か作りたい物がある人だと思います。最初に何か作りたい物がある人は、そこから自分でどんどん「こうしたい」「ああしたい」ということでプログラミングに取り組むことができますし、一度動かせた後は、もっと動かしたいという欲が出て、更に勉強を進めていけますので。
逆に、特に作りたい物が無くて、何となく、漠然とプログラミングをやってみたいという方は難しいのではないかと思います。というのが、プログラミングは取り組んでいくにあたって、学ばないといけないことがたくさんあるので、途中で嫌になって辞めてしまうと思うんですよね。

【Q】これからプログラミングをはじめる方に、お勧めの勉強方法は何でしょうか?

前の話と重なるんですが、まずは、作りたい物を見つけることだと思います。それが見つかったら、その為に必要なスキルに関する本を探して、その本で勉強することです。本というのは内容がうまくまとめられているので、初めの勉強の際には向いていると思います。この時選ぶ本は、まずは薄い物をお勧めします。厚い物ですと、数式から始まっていたり、解説がメインであったりして、途中で挫折してしまう可能性が高いですので。
本で勉強してある程度知識がついてきたら、調べたいことにダイレクトにたどりつけるようになりますので、次はインターネットを使ってピンポイントで調べながら、深く掘り下げて勉強していくのがいいと思います。

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◆藤森 将昭さん
中央大学法学部卒。卒業後は弁護士事務所で働きつつ、行政書士の資格を取得して28歳で独立。その間、大前研一のビジネスブレークスルー大学院に第一期生として入学。そこで学んだことを活かして、経営コンサルや、女流棋士のコンサルなど、主に人材育成という面からの研修を行う。
2013年にお子さんが誕生したことをきっかけに、これからの子供にはプログラミングが必須になると考え、子供向けのプログラミング教室・monopro キッズ・プログラミング道場をスタート。一番初めの生徒は小学生と中学生の兄弟2人だったが、徐々に幅広い年齢層から要望をいただくようになり、今では5歳から65歳までと幅広い年齢層の方々に授業を提供している。また、自治体や大学とも連携し、学生や教員へのプログラミング研修も担当している。現在は、社会人向けの教室が人気になっているとのこと。
2017年秋には、UnityでのVR・AR開発の教室もスタートする予定。

プログラミング 初心者におすすめの本 Unityではじめるおもしろプログラミング入門 プログラマカレッジ 『Unityではじめるおもしろプログラミング入門』
著者:藤森 将昭
出版日:2017/3/3
価格:1,944+税
単行本:168ページ
出版社:リックテレコム

 

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