「プログラマカレッジ受講はやめとけ」という声を、ウェブメディアや個人ブログなどで目にしたことがある方も中にはいるのでは。
こうした声は、プログラミング関連書籍のベストセラーを出版しているプロの目から見るとどう映るのでしょうか。今回は「いきなりはじめるPHP」などベストセラーを手掛けている谷藤賢一さんに「プログラマカレッジ受講はやめとけ」という評判について、ご寄稿いただきました。
「初学者は詰め込み型で勉強するよりも、とにかく手を動かすことを優先すべきである」などの谷藤さんの考え方は、プログラマカレッジが提供する研修カリキュラムと相通じるものもあります。そんな谷藤さんが考える「IT素養がなくてもプログラマカレッジならIT企業へ転職できるか?」などの点に関する貴重なご寄稿をお届けします。
最終更新日:2024年XX月XX日
目次
「プログラマカレッジ受講はやめておくべきか」は、人によるでしょう。まず、プログラマカレッジは、プログラマーという仕事に就きたい人向けのサービスですので、プログラマーになる予定がない人がプログラミングを趣味的に学びたい場合や、非エンジニアが自身の事務的作業効率化の為にプログラミングを学びたい場合などには適さないサービスだと思います。
また、そもそも、プログラマーという職業は誰でも慣れるものではありません。素養がある人であればやりがいのある素晴らしい人生が待っています。
しかし素養がIT業界以外に向いている人には苦しい人生となるでしょう。これはどんな業界でも同じですね。私がこれまで採用担当として面接してきた多くの未経験者の中には、一定割合で他業界でチャレンジした方がいいのではないか、と思える方もいました。ただし、世の中で思われているほど多くはないというのも事実です。これは未経験からプログラマーを目指せる人は意外に多いことでもあります。
素養がある方で、職業としてプログラマーを目指している方であれば、プログラマカレッジは無料で実務レベルのプログラミング技術を習得でき、就職支援まで無料で受けられる点でもっともプログラマーへの近道であることは間違いありません。
数多くのプログラミング未経験者の指導を行ったり、入門書の執筆を行ってきた私の目から見て、プログラマカレッジではあれば「仮にIT素養が無い人であっても、エンジニアの入口に立つことはできる」と思います。
そう断言できる理由があります。まず多くのプログラミングスクール・研修では長期に渡る詰込み型の勉強をさせられます。そのため実践力が身に付きづらいため、就職には苦労します。
・詰め込み式では実践力は身に付かない。
・何を勉強しているのかよく分からないまま授業が進む。
・勉強が苦しい。
・就職が難しい、もしくは望まない就職をする。
・授業料が高額。
対してプログラマカレッジは実践型の長期研修ですので、素養がない人でも基礎的な技術力は身に付くため、IT業界への転職は実現するでしょう。
・実践力が身に付く研修。
・勉強ではなく、技術の習得。
・就職はほぼできる。
・無料でサービスを受けられる。
ということで、プログラマカレッジなら仮に素養がなかったとしてもIT企業への転職自体はできるでしょう。
但し注意すべきなのは、エンジニアの入口に立つことができて転職ができることと、プログラマーとして1人前になれるというのは別に考える必要があります。やはり素養がなければプログラマーとして就職はできても、そこからが試練になると思います。
しかし、IT業界は、仮にプログラミングの素養はない人でも、コミュニケーション力を活かしてSE、プリセールス、コンサルタント、マネジメントなどのキャリアを目指すことができるのです。その意味では、まずはエンジニアとして転職をして、それから、技術で勝負するのか、コミュニケーションで勝負をするのかを考えても遅くはないでしょう。
素養がないはずだったのに、IT技術の面白さに目覚める人もいるからです。転職回数がそれほどネガティブにならないのもIT業界の特徴ですので、20代でチャレンジしない手はありません。
世の中の多くのプログラミングスクールでは「詰込み型」で、プログラミング言語の文法などを丸暗記するような形で覚えるだけということがあります。
これでは
・その言語やフレームワークを使って何が作れるのか
・それがどう世の中に役立つのか
をイメージできないまま卒業するだけです。
さらに言えば、そもそも実際の開発は「一人でやるもの」ではありません。つまりチームでプログラミングをする際のノウハウも覚えられないですね。
その点、プログラマカレッジは
・実践的にWebアプリケーションやECサイトの開発を学びながらプログラミングを覚えられる
・チーム開発の体験もできる
という点が、普通のスクールと全く違います。
詰め込み型スクールが増える中、プログラマカレッジは10年以上前から、先進的なIT企業と同様のチーム開発や実践を取り入れた研修を提供していました。しかも受講料無料です。
初めてプログラマカレッジの研修風景を目にしたときは感動しましたし、その良さはオンライン研修に移行した現在にも引き継がれていると思います。
プログラマカレッジは「一歩を踏み出せずにいる方」、「一般のプログラミングスクールが高額だと感じている方」、「プログラマーとして本気で就職を目指している方」には唯一無二のスクールだと思います。
ITの適性がある一方で長らく別業界で働いていて、ついにIT転職を実現した方に後から話を聞くと「なぜもっと早くIT業界に来なかったんだろう」というポジティブな後悔を語る人もいます。
まるでドラクエをプレイしているような人生だと言う人もいます。毎日どんどん自分がレベルアップしていくのを感じるのでしょう。
それでも不安な場合は、ITの専門家やプロに事前に「プログラマカレッジの受講をすべきか?」と相談してみるのも一案です。
たとえば私自身もラッシュアウト・プロジェクトという、IT未経験者の方がIT素養があるかを超短期で見極めるサービスを秋葉原で運営しています。そのため私自身に相談いただくのでも構いません。
谷藤 賢一
株式会社C60(シーロクマル) 代表取締役 ファシリテーター IT&キャリアコンサルタント. ITエンジニアにして、キャリアカウンセラーの資格も有する。世界23ヶ国にユーザーを持つプラネタリウムソフト「SUPER STAR」開発者。著書に、「いきなりはじめるPHP」「気づけばプロ並みPHP」「ぺヤングソースやきそばで学ぶ問題解決力 論理力・実行力・独創力を鍛える!」「ワクワク・ドキドキ– ロボットプログラミング大作戦」がある。
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