PHP で文字列の長さを取得する場合は strlen 関数を使用しますが、strlen 関数では意図する結果が得られない場合もあります。
今回は PHP で文字列の長さを取得する方法を紹介します。
本サイトでは XAMPP( ザンプ )という開発環境を使用しています。
XAMPP のインストール方法や起動方法については以下の記事をご参照下さい。
PHP【 開発環境 】XAMPP インストール
PHP【 開発環境 】XAMPP の使い方
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最終更新日:2019年5月16日
strlen 関数は、文字列の長さをバイト数で返す関数です。
次のように記述して使用します。
strlen(文字列);
引数に、対象となる文字列を指定します。
strlen 関数を使用して 文字列の長さを取得してみます。
下記のようなソースファイルを作成して ブラウザからアクセスすると、次のような表示になります。
( ソースファイルの作成方法についてはソースファイルを作成を、サーバの起動方法等についてはサーバを起動を、それぞれご参照下さい。)
<?php echo strlen("12abc"); echo "<br>"; echo strlen("12 abc"); echo "<br>"; echo strlen("12あいう"); echo "<br>"; echo strlen("12 あいう"); ?>
「 echo 」は、データを出力するために使用する PHP の命令です。
「 strlen(“12abc”) 」の出力値が「 5 」なのは想定できますが「 strlen(“12あいう”) 」が「 15 」なのは意外かもしれません。
これは、strlen 関数の戻り値が、文字数ではなく バイト数であることに起因する現象です。
半角英数字や半角スペース等は 1 文字が 1 バイトなので strlen 関数の戻り値を文字数と捉えて問題ありませんが、日本語や全角スペース等が入った文字列の文字数を取得したい場合は、次章で紹介する mb_strlen 関数を使用します。
また、上のサンプルでは strlen 関数の引数に文字列を直接指定していますが、プログラム上では「 strlen($str) 」のように文字列変数を指定することが多いです。
半角英数字等の文字列に関しては strlen 関数で取得した数値が文字数となりますが、漢字や平仮名等が入った文字列に関しては strlen 関数で文字数を取得することはできません。
そこで、半角英数字以外の文字が入った文字列に関しては、mb_strlen 関数を使用して文字列の長さを取得します。
mb_strlen 関数は、文字列の文字数を返す関数です。
次のように記述して使用します。
mb_strlen(文字列[, エンコーディング]);
第 1 引数には、対象となる文字列を指定します。
第 2 引数には、文字エンコーディングを指定することができます。
文字エンコーディングを指定しない場合は、PHP の設定ファイル上の文字エンコーディング( PHP5.6.0以降は UTF-8 がデフォルト値 )が適用されます。
mb_strlen 関数を使用して 文字列の文字数を取得してみます。
下記のようなソースファイルを作成して ブラウザからアクセスすると、次のような表示になります。
( ソースファイルの作成方法についてはソースファイルを作成を、サーバの起動方法等についてはサーバを起動を、それぞれご参照下さい。)
<?php
echo mb_strlen("12abc");
echo "<br>";
echo mb_strlen("12 abc");
echo "<br>";
echo mb_strlen("12あいう");
echo "<br>";
echo mb_strlen("12 あいう");
?>
mb_strlen 関数を使用すると、半角文字でも全角文字でも 文字数を取得することができます。
strlen 関数と同様に、スペースも文字数にカウントされます。
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