PHP には 配列内に指定した値があるかどうかをチェックする in_array 関数があります。
今回は in_array 関数の使用方法を紹介します。
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PHP【 配列 】便利な関数
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XAMPP のインストール方法や起動方法については以下の記事をご参照下さい。
PHP【 開発環境 】XAMPP インストール
PHP【 開発環境 】XAMPP の使い方
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最終更新日:2019年3月4日
in_array 関数は、配列内に指定した値が存在するか否かを true 又は false で返す関数です。
in_array 関数は 次のように記述して使用します。
in_array(値, $array[, true / false]);
第 1 引数にはチェックする値を指定します。
文字列の値を指定する場合は、大文字と小文字は区別されます。
第 2 引数にはチェックの対象となる配列を指定します。
第 3 引数はチェックの厳格さについての指定で、ここに true を指定すると チェックする値のデータ型やオブジェクトが同じインスタンスであるか 等まで比較対象となります( 省略可 )。
in_array 関数を使用して 配列内に特定の値があるかどうかチェックしてみます。
下記のようなソースファイルを作成して ブラウザからアクセスすると、次のような表示になります。
( ソースファイルの作成方法についてはソースファイルを作成を、サーバの起動方法等についてはサーバを起動を、それぞれご参照下さい。)
<pre>
<?php
$ary1 = array("ホノルル", "ロサンゼルス");
$ary2 = array("NYC"=>"ニューヨーク", "CHI"=>"シカゴ");
var_dump(in_array("ハワイ", $ary1));
var_dump(in_array("ホノルル", $ary1));
var_dump(in_array("ロス", $ary1));
echo "<br><br>";
var_dump(in_array("NYC", $ary2));
var_dump(in_array("CHI", $ary2));
var_dump(in_array("シカゴ", $ary2));
?>
</pre>
配列変数 $ary1、$ary2 に 指定した値が存在する場合は true 、存在しない場合は false が返っています。
連想配列に関しても 使用方法は一緒です。
「 var_dump 」は、引数に指定したデータを詳細に出力する PHP の関数です。
PHP では、bool 型( true / false )の データを echo 等で出力すると、true の場合は「 1 」が表示され、false の場合は何も表示されないため 判定結果が分かりづらいのですが、var_dump 関数を使用して出力すると「 bool(false) 」のように、出力対象のデータ型と出力内容が分かり易く表示されます。
var_dump 関数は、「 var_dump(出力データ); 」のように記述して使用します。
var_dump 関数で文字列や配列のデータを出力すると「 string(3) “HNL” 」「 array(4) { [0]=>string(3) “HNL” ・・・ } 」のように データのサイズも表示されるので便利です。
次のような配列で in_array 関数を使用すると、一般的な期待値とは違う結果になることがあります。
<pre>
<?php
$ary3 = array(0, "羽田", 1, "成田");
var_dump(in_array("NRT", $ary3));
var_dump(in_array(2, $ary3));
var_dump(in_array("羽田", $ary3));
?>
</pre>
配列変数 $ary3 に「 NRT 」という値は存在しませんが、in_array の実行結果として true が返っています。
これは、in_array 関数が実行される際に自動的にデータ型の変換が行われることに起因する不具合で、上のサンプルのように数値データ( 特に 0 )が絡む場合に生じます。
この不具合を解消するためには、in_array 関数の第 3 引数に true を指定すると効果的です。
<pre>
<?php
$ary3 = array(0, "羽田", 1, "成田");
var_dump(in_array("NRT", $ary3, true));
var_dump(in_array(2, $ary3, true));
var_dump(in_array("羽田", $ary3, true));
?>
</pre>
in_array 関数の第 3 引数に true を指定すると、チェックする値のデータ型まで比較対象となるため、不具合の原因となったデータ型の自動変換が行われず、通常期待される結果が得られます。
in_array 関数を使用する際には、不具合が生じる可能性を 第 3 引数の重要性と共に認識しておくと作業をスムーズに行うことができます。
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