大学の法学部を卒業後、空調設備業の会社に入社した井上美彩さん(26歳・プログラマカレッジ受講時点)。
1児の母でもある井上さんは、働く中で次第に自分の働き方を見つめ直し、転職を考えるように。そこでプログラマーに興味を持つようになったといいます。
とはいえ、プログラミングはまったくの未経験。そもそも、普段あまりパソコンに触れる機会すらなかったという井上さんが、仕事や育児をしながらの学習を経てプログラマーになるまでの経緯をご紹介します。
❶ お子様との関わりが自分の働き方を考えるきっかけに。プログラマーへの転職を決めた理由
【Q】前職は空調設備のお仕事をされていたとうかがっています。具体的にどのようなお仕事ですか?
建築現場でエアコンに必要な設備の取り付けや、配管を溶接して繋げたり、曲げたりといった仕事をしていました。
【Q】プログラマーへの転職を考えたきっかけはなんだったのでしょうか?
私には娘がいるのですが、子どもと向き合う中で、自分自身の働き方について考える機会が増えました。そこで転職を考えたのですが、恥ずかしながら、そもそも私はあまり「世の中にどんな仕事や職業、企業があるのか」を十分には知らなくて……。
そこで、ひとまずいろいろな職業を調べてみたんです。
そこでプログラマーという職種を知り、仕事内容に強い興味を持ったのがきっかけです。
【Q】転職を検討し始めた段階では、まだどんな職種に転職するかは決めていなかったのですね
特に「こういう仕事に就きたい」というのは定まっていませんでした。
ただ、プログラマーという職種の響きだけは知っていたので調べてみたんです。調べていく中で、面白そうな仕事だと思うようになりました。
【Q】先ほどお子様がいらっしゃるとのことでしたが「子供がまだまだ手がかかるタイミングで、今すぐ転職するのはリスクも大きい」という考え方もできるかと思います。井上さんは、その点への不安はありませんでしたか?
やはり悩みはしましたし「もっと短時間勤務が可能な仕事に就いた方が良いのではないか」という考えもあったんです。
しかし、これから子供と一緒にいる時間を長くしたい気持ちもあり、ゆくゆくは在宅で仕事をしやすい職業を選びたいという考えもありました。プログラマーはスキルがあれば、将来的に「在宅勤務」や「場所を選ばずフリーランスとして働く」ことが目指せる職種だとも思います。
そのためプログラマーを目指そう、と決めました。そしてスキルがゼロならば、学習も転職も早い方が良いとも思ったので、思い切って行動した形です。
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❷ 興味を持って「飛び込んだ」説明会でプログラマカレッジの受講を決めた
【Q】プログラミングの学習方法は様々ですが、プログラマカレッジの受講を選んだ理由は何ですか?
一番大きな決め手は、受講料が「無料」という点です。他にも似たようなスクールのサイトをたくさん見たのですが、受講料が高額なケースが多く、興味を持っても学習に踏み込みづらいと感じました。
その点、プログラマカレッジは素直に「挑戦しやすい」と思い、受講を決めたんです。
【Q】独学で学習を進めることは考えませんでしたか?
選択肢としてはあったのですが、独学では学習を進めるのが大変ですし「学習に躓いたらどうしよう」という不安もあったので、スクールに入って学習したいと思いました。
【Q】受講を始める前に、独学をしたりプログラミングに触れた経験はありましたか?
まったくありません。そもそも普段あまりパソコンをいじることもありませんでしたし、教材を持っているわけでもなく、本当に飛び込んだという感じです。
なので、説明会に参加した段階ではプログラマカレッジの「プログラマーコース」と「クラウドエンジニアコース」は何が違うのかもよく分かっていませんでした。どちらがいいのかというイメージすらわかなかったくらいです。
そのため、説明会の後の面談で話を聞いていただいたうえで2つのコースが別物であることを理解し、プログラマーを目指しやすいプログラマーコースを受講することに決めました。
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❸「まず専門用語を覚えるのが難しかった」仕事や育児と両立しながらのプログラミング学習
【Q】プログラマカレッジで実際に学んでみた感想を教えていただけますか?
最初は、やはり「難しい」と感じました。まず専門用語を覚えること自体が、難しかったんです。けれど、だんだんと用語を見慣れていく感覚が得られ、「読み解けた」と感じた瞬間は本当に嬉しさと楽しさを感じました。後は、単純にキーボードで文字を打ち込むのも楽しかったですね。
【Q】学習する中で「特にここが難しかった」とか「やりがいがあった」と感じる箇所はありましたか?
一番難しいと感じたのはオブジェクト指向です。また繰り返しにはなりますが、私は文法や言葉を覚えるのがかなり苦手な方だと思います。いろいろな言葉が出てくると「どれがどの意味だっけ?」となってしまって、スライドを見返すことも多くありました。
講師の方に時間を取っていただいて、改めて解説していただいたこともありましたね。
【Q】井上さんは、お仕事を続けながら個別コースを受講されていたんですよね。お仕事と学習の両立は大変ではありませんでしたか?
仕事を続けながらの受講ではあったのですが、上司の方から転職意向について理解を得られたことは本当に大きかったです。
具体的には、担当する仕事を現場業務から事務業務に変えてもらい、時間を取りやすくしたうえで受講しました。仕事量の調節ができたのはありがたかったですね。受講を始めてから、学習が順調に進んだ要因の1つだと思っています。
【Q】週に何日学習する、といったルールはご自身で決めていましたか?
娘の幼稚園の行事や、体調を崩した時には病院に連れていくといったことはしばしばありました。そうした時間は確保しつつ、平均して週4・5日程度は勉強していました。
参加できるときにはコンスタントに参加しようと考えて、かなり積極的に受講していたと思います。
【Q】プログラマカレッジの受講内容を独学で学んでいたら、どのくらいの学習時間を要したと思いますか?
そもそも、プログラマカレッジの学習内容は無料であることがありえないくらいだと思っています。
独学だったら頑張っても半年はかかっていると思いますし、学習を終えられずに挫折していたのではないかと思います。
自分の性格として、わからないところで躓いたら納得するまで次に進めないんです。なので、講師の方に「一旦そこは飛ばしていいですよ」「ここは難しいし、後々わかってくるから大丈夫ですよ」とアドバイスをいただけるのはありがたかったです。安心しました。
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❹ 面接への苦手意識を克服し、一児の母がプログラマー転職成功
【Q】学習を終えると就職活動が始まります。キャリアアドバイザーの対応はいかがでしたか?
もう、本当に感謝しかありません。そもそも面接のカチッとした雰囲気も、質疑応答も苦手なので……。受講前の時点では学習そのものだけでなく、就職活動に対する不安も多少はあったのが事実です。
実際、プログラマカレッジに入校した後、キャリアアドバイザーの方と面接練習をすると質問に対して返答が思い浮かばないこともありました。
「こういう質問をされたらどうしますか」と聞かれたときに、うまく言葉をまとめることができないこともありました。そんな時にもすかさずフォローをしてくださって、緊張をほぐしていただきました。
【Q】就職活動では10社の選考を受けたとうかがっていますが、何を基準に企業選びをしましたか?
一番重視していたのは「雰囲気の明るい会社を選びたい」ということでした。
先にもお伝えした通り、私は「カチッとした雰囲気」に苦手意識があります。面接でもそうですし、実際の業務でも同様です。少しフランクな雰囲気がある企業と出会うことができれば、空気感が合い、楽しく働けるかなと思っていました。
もっとも、こうした「雰囲気」は面接を受けないと気付けない部分が大きいとも思うんです。だからこそ、たくさん面接を受けさせていただきましたし、そのために尽力いただいたプログラマカレッジに感謝しています。
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❺「コミュニケーションを大切にしている企業」と巡り会えて嬉しかった
【Q】最終的に株式会社ネクストビジョンさんに入社を決めていますが、やはり面接官の方々や会社の雰囲気が決め手となったのでしょうか?
一番の決め手は雰囲気です。本当にフランクな方ばかりで、面接中にも雑談を入れてくださるような雰囲気でした。
あとは、社内ポイント制度やブラザーシスター制度(編集部注:新入社員に先輩社員が1人付く制度)があったり、社内コンクールやアイデアコンクールがあったりと、業務以外の部分で大きな特色を持っていて楽しそうだと感じました。
コミュニケーションを大切にするだけでなく、そのことを体現する「制度」がある点に安心感がありました。
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❻ 受講生や入校を検討している方へのアドバイス
【Q】プログラマカレッジで学習中の方や入校を検討している方に向けて、アドバイスをお願いします!
プログラマカレッジでは講師の方がみなさん本当に優しくて、わかりやすい説明を受けられます。
私の場合、最初のうちは「こんなちっちゃいことで聞いちゃダメかな」なんて、質問することに対する迷いもありました。ですが、実際にはいつどんなことを質問しても、相談してもみなさん嫌な顔をせずいつでも対応してくださいました。
学習を続けるうちに「何でも聞いた方が自分のためになる」「遠慮するだけ損しちゃう」という風に感じるようにもなりました。
どんなに小さな躓きでも、分からないときは心配せず「分からない」と言うことをおすすめします!講師の方も、キャリアアドバイザーの方も親身になって、その疑問点が解消されるまで何度でも説明してくれるはずです!
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今回の担当者は…
キャリアアドバイザー 山口直也
何よりも誠実な対応を心がけております。前職ではホテルにて多くのお客様に寄り添い、丁寧なサービスを提供してきました。この経験から得たホスピタリティ精神を活かし、何よりも皆様との信頼関係を大切にしています。安心してご相談いただける環境を提供し、皆様が満足した就職・転職活動を終えられるように全力でサポートいたします。新しい人生のスタート地点である転職を成功させるために一緒に頑張りましょう!