window.print メソッドを使用すると、Webページを印刷することができます。
今回は、window.print メソッドを使用して、Webサイトの画面印刷をする方法について紹介します。
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print メソッドは、Windowオブジェクトのメソッドで、ブラウザの印刷ダイアログを呼び出します。
次のように記述して使用します。
window.print();
また、script 要素内( <script> ~ </script> )に記述する場合は、下記のように「 window. 」を省略することもできます。
次のように記述して使用します。
print();
次のサンプルは、現在開いている画面を印刷するプログラムです。
印刷ボタンをクリックしてみて下さい。
ソースコードは次の通りです。
<script type="text/javascript">
function printWeb() {
print();
}
</script>
<div style="background-color : #CCC;">
<input type="button" value="印刷" onClick="printWeb()">
</div>
単に print メソッドを記述するだけで、自画面の印刷ダイアログが表示されます。
次のソースコードでも 同様の結果が得られます。
<div style="background-color : #CCC;">
<input type="button" value="印刷" onClick="window.print();">
</div>
print メソッドを スクリプト要素の外に記述する場合は、「 window. 」を省略せずに上記のように記述します。
また、ボタン以外に リンクから印刷ダイアログを表示させることもできます。
印刷リンクをクリックしてみて下さい。
ソースコードは次の通りです。
<div style="background-color : #CCC;">
<a href="#" onclick="window.print();">印刷</a>
</div>
JavaScript ではありませんが、印刷に不要な部分を非表示にするなど、印刷内容を指定することができます。
印刷内容の設定は、次のように CSS で行います。
<style type="text/css">
/* 印刷をしない */
@media print{
.noPrint{display:none;}
}
/* 画面表示をしない */
@media screen{
.noScreen{display:none;}
}
/* 画面表示も印刷もしない */
@media screen,print{
.noScreenPrint{display:none;}
}
</style>
<div class="noPrint">
ここは、画面表示されますが印刷されません
</div>
<div class="noScreen">
ここは、画面表示されませんが印刷されます
</div>
<div class="noScreenPrint">
ここは、画面表示も印刷もされません
</div>
<input type="button" value="印刷" onclick="window.print();">
CSSでは @(アットマーク)の記号を使った指定方法がいくつかあり、「 @media 」もそのうちの 1 つです。
@media を使うと、特定のメディアに対して、スタイルを指定することができます。
カンマ( , )で区切ることによって、メディアを複数指定することもできます。
上記のソースコードでは、「 print 」と「 screen 」の 2 つのメディアに対して スタイルを指定することで、指定印刷を実現しています。
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