プログラミングの独学を進めていくうちに「コーディング中にエラーが出て進め方がわからない」「自分で解決できないトラブルが起こってしまった」と悩んでしまう初心者の方もきっと多いのでは?そこで今回は、初心者にもおすすめなプログラミングの質問ができるサイトを10サイト紹介します。質問サイトの効果的な使い方や的確な回答をもらう方法、回答がもらえないときの対処法なども解説しますので、ぜひご覧ください。
なお、未経験からプログラミングを効率よく学びたいと考えている方は、就職率98.3%で受講料無料のプログラミングスクールプログラマカレッジもおすすめです。
最終更新日:2023年9月5日
目次
独学でプログラミングの勉強を日々進めていくと、ちょっとしたわからないことで手が止まってしまうことは意外と多いもの。
そんなとき、「ネットでプログラミングについての質問をしたい」と思いつつも、「どのサイトだったら初心者でも聞きやすいのだろうか?」と考えてしまって身動きがとれなくなってしまう方もきっと多いことでしょう。
そんな方たちに向けて、本記事では初心者におすすめなプログラミングの質問サイトを10サイト厳選し、それぞれの質問サイトの概要や質問の傾向について解説します。
各サイトの特徴や質問のしやすさ、料金や対応言語などについてまとめた比較表はこちらです。
※スマホからは横スクロールしてご覧下さい。
※2022年6月調べ
先に詳細について知りたい方は、各サイト名のタイトルよりご覧ください。今回はプログラミングに関する知識が浅い方でも利用しやすいサイト中心にピックアップしましたが、学び方の基礎から徹底的に教わりたい方は無料のプログラミングスクール「プログラマカレッジ」もおすすめです。
💬 どんなサイト?
「teratail(テラテイル)」は、ITエンジニア特化型の質問サイトです。
初心者から中級者、上級者までさまざま人が利用しており、質問できるプログラミング言語の種類もHTML、CSS、JavaScript、PHP、Java、Ruby、Python、C#、Swift、MySQLなど幅広いのが特徴。
87.20%という高い回答率を誇るサイトなので、teratailで質問すれば高い確率で的確な答えが返ってくるでしょう。
初心者向けの機能として、正しい回答を見分けやすくする機能や質問のテンプレートなどが用意されているため、初めて質問サイトを使う人でも安心です。
■ 質問の傾向
HTML、CSS、JavaScript、PHP、Java、Ruby、Python、C#、Swiftなどのプログラミング言語に加えて、MySQLやUnity、Linuxなどの質問にも対応。
■ 登録方法
メールアドレスのほかに、Google、GitHub、はてな、Facebook、TwitterなどのSNSアカウントでの登録が可能。
■ 利用料金
無料
■ こんな人におすすめ!
• 幅広い言語や技術に関する質問に対応しているサイトを使いたい
• 初心者なのでどのように質問したらいいかわからない
☞ 公式サイトはこちら
💬 どんなサイト?
「Qiita(キータ)」は、プログラミングやエンジニアに関係のある知識を記録し、共有できるサイトです。
Qiitaのユーザーがプログラミングに関する知識・備忘録などを記事として投稿しているので、自身が抱えている悩みにマッチした情報を見つけられる可能性があります。質問を投稿することもできますが、あくまで情報の共有がメインとされているサイトということもあり、すぐに回答が来るとは限らないため注意しましょう。
■ 質問の傾向
Python、Ruby、C#、Java、JavaScript、Rubyなどプログラミング言語に関する質問が多い傾向。
■ 登録方法
メールアドレスのほかに、Google、GitHub、Twitterアカウントでの登録が可能。
■ 利用料金
無料
■ こんな人におすすめ!
• 豊富な記事の中から自分の悩みを解決できる情報を見つけたい
• プログラミング学習の一環として、自分が学んだ知識の発信もしたい
☞ 公式サイトはこちら
💬 どんなサイト?
「Stack Overflow(スタックオーバーフロー)」は、現役プログラマーやプログラミングに関心のあるユーザーが参加している、世界的に知名度の高い質問サイトです。ユーザー数は36,663人にのぼり、誰でも質問・回答できるということもあってか回答率は77%と高めの数値となっています。
もともとは英語での質問のみに対応していましたが、現在では日本語版のサイトも公開されているので英語が苦手な方でも利用できます。ただ、英語版サイトのほうが情報量が多い傾向にあるので、英語力がある方のほうがより有効に活用できるでしょう。
■ 質問の傾向
Python、JavaScript、Swift、PHP、Java、Ruby on Railsなどに関する質問が豊富。
■ 登録方法
メールアドレスのほかに、Google、GitHub、Facebookアカウントでの登録が可能。
■ 利用料金
無料
■ こんな人におすすめ!
• 世界中のユーザーに質問したい
• 英語の読み書きがある程度できる
💬 どんなサイト?
「Peing -質問箱-」は、TwitterやFacebookなどのSNSアカウントと連携することで、さまざまな人からの質問を集められるサービスです。
現役エンジニアやプログラミングに詳しいユーザーなどがPeingを使って質問を募集している場合は、そういった人に対して匿名で質問できるので的確な答えを得られる可能性があります。
自身が利用する場合は、SNSを通して匿名ユーザーからの質問を募集し、回答できます。自分が質問に回答するので、プログラミングのアウトプット学習を行う際に役立つでしょう。
■ 質問の傾向
不明
■ 登録方法
メールアドレスのほかに、Google、Facebook、Twitterアカウントでの登録が可能。
■ 利用料金
無料
■ こんな人におすすめ!
• SNSを通じて匿名で質問したい
• 現役エンジニアやIT業界の著名人などに質問したい
☞ 公式サイトはこちら
💬 どんなサイト?
「Yahoo!知恵袋」は、非常に幅広いカテゴリーに関する質問ができる国内最大規模の質問サイトです。
プログラミングについての質問も可能で、実際にJavaやPHP、Ruby、C言語などに関する質問が投稿されています。アプリ開発やデータベース、ネットワークなどについての質問もできます。
ただ、プログラミングに特化したサイトではなく誰でも回答できるため、場合によっては的確な回答を得られない可能性があるので注意しましょう。
■ 質問の傾向
Java、PHP、Ruby、C言語、JavaScript、HTML、CSS、Visual Basicといったプログラミング言語のほか、アプリ開発やデータベースに関する質問にも対応。
■ 登録方法
Yahoo! JAPAN ID、もしくは携帯電話の番号を使った登録が可能。
■ 利用料金
無料
■ こんな人におすすめ!
• 大規模の質問サイトで多くのユーザーから回答を集めたい
• とにかく気軽に質問したい
☞ 公式サイトはこちら(カテゴリ:コンピュータテクノロジーから該当項目を選択ください)
💬 どんなサイト?
「マイクロソフトコミュニティ」は、WindowsやMicrosoft製品などに関する質問ができるサイトです。
JavaやPHPといったプログラミング言語についての質問はできませんが、Microsoft製品に関する知識が得られるので、Microsoft Office製品に搭載されているVBA(Visual Basic for Applications)というプログラミング言語のエラーを解決したい場合に役立つかもしれません。
■ 質問の傾向
Microsoft製品や、プログラムの動作環境であるWindowsOSに関する質問が豊富。
■ 登録方法
メールアドレスや電話番号などを用いて、Microsoftアカウントを作成することで質問が可能。
■ 利用料金
無料
■ こんな人におすすめ!
• プログラムの動作環境(Windows)に関する質問がしたい
• Microsoft製品やVBAなどで起こっているエラーを解決したい
☞ 公式サイトはこちら
💬 どんなサイト?
「MENTA」はエンジニアやWebデザイナーなどのメンターに対して、直接質問・相談ができるサービスです。質問を投稿して回答を待つのではなく、自分でメンターを見つけて個別で質問できるのでプログラミングのエラーや問題などをより確実に解決できるでしょう。
サーバーサイドやフロントエンド、ゲームプログラム、アプリ開発など幅広い分野に詳しいメンターが在籍しており、登録しているメンターは約3,000名。メンターへの質問は有料となっており、個別でしっかり質問したい人におすすめです。
■ 質問の傾向
サーバーサイド、フロントエンド、スマートフォンアプリ、サーバー運用、AI・機械学習、ゲームプログラムなど。
■ 登録方法
メールアドレスのほかに、Google、Facebook、Twitter、Apple ID、Lancersアカウントでの登録が可能。
■ 利用料金
単発:1,000円~
月額:3,000円~
■ こんな人におすすめ!
• プログラミングの悩みについてマンツーマンで教えてもらいたい
• 個人のメンターからリーズナブルな価格で教わりたい
☞ 公式サイトはこちら
💬 どんなサイト?
「TechMe」は、現役エンジニアのメンターにビデオチャットを通じて質問できるサービスです。
Zoomを使ったビデオ通話で、実際に自分が書いたコードを見てもらいながらアドバイスを受けられるのが魅力。エンジニアのメンターに質問して、その場でエラーを修正してもらうといったことも可能です。
基本的な使い方としてはメンターを自分から探して教えてもらうという流れになりますが、質問を投稿してメンターからの回答を待つこともできます。
■ 質問の傾向
HTML、Python、Java、PHP、Rubyなどに関する質問が豊富。プログラムの作り方や環境構築の方法などについての質問も可能。
■ 登録方法
メールアドレスのほかに、Facebook、Twitter、GitHubアカウントでの登録が可能。
■ 利用料金
30分:約1,500円~
■ こんな人におすすめ!
• テキストではなくビデオチャットを通じて質問したい
• 自分が書いたコードやエラーを直接見てもらいたい
☞ 公式サイトはこちら
💬 どんなサイト?
「TimeTicket」は、個人の時間を30分単位でチケットとしてシェアできるサービスです。
プログラミングやWebデザインなど、特定の分野に関する知識・スキルを持ったユーザーが多数登録しており、会員数は約700,000人にのぼります。中には現役エンジニアのユーザーもいるので、そういった人が発行したチケットを購入することで、プログラミングに関する質問・相談ができます。
チケットの販売者によって異なりますが、オンラインや対面、電話、メッセージなどさまざまな質問方法に対応しています。
■ 質問の傾向
プログラミング・Webアプリ開発に関する質問を受け付けているユーザーが多く、VBAマクロやAI、機械学習などのジャンルは少ない傾向。
■ 登録方法
メールアドレスのほかに、Apple ID、Facebookアカウントでの登録が可能。
■ 利用料金
30分:500円~
■ こんな人におすすめ!
• 対面や電話などでの質問をしたい
• まずはリーズナブルな価格で、短い時間から質問できる人を探したい
☞ 公式サイトはこちら
💬 どんなサイト?
「Hello Mentor」は業界歴7~20年の現役エンジニアやデザイナーに無制限で質問・相談可能なメンタリングサービスです。
質問に答えてもらえるだけでなく、メンターと相談しながら目標設定をし、課題の提供やコードレビューなど、総合的に学習サポートを受けることができます。
本気でプロを目指したい方やさらにスキルアップしたい方におすすめで、既にエンジニアやデザイナーとして仕事をしている方も利用しているようです。
模写修行という、コーディングの練習ができるサイトも運営しています。
■ 質問の傾向
バックエンド、フロントエンド、Web制作、Webデザイン、グラフィックデザイン領域で質問可能。
■ 登録方法
無料相談後に契約。
■ 利用料金
単発:8,800円~
月額:33,000円~
■ こんな人におすすめ!
• 本気でプロを目指したい
• 質問だけでなく総合的に学習サポートしてほしい
☞ 公式サイトはこちら
さまざまサイトでプログラミングに関する質問ができますが、どのように使うのが効果的なのでしょうか?ここでは、質問サイトを最大限活用して的確な回答をもらう方法について解説します。
プログラミングでわからないことやエラーが発生したときは、質問する前にまず自分で調べてみましょう。
なぜなら、インターネット上にはプログラミングの問題を解決するための情報が豊富に掲載されており、質問せずとも自力で解決できる可能性があるからです。場合によっては、誰かに質問するよりも早く解決できることもあります。
情報を探す際は、検索エンジンでプログラミング言語の名称やエラーコードなどを入力して検索してみましょう。そしてさまざまな情報・記事が表示されたら、なるべく更新日時が新しいものをチェックしましょう。というのも、プログラミングの言語や技術は変化が激しいため、古い情報では問題を解決できない可能性があるのです。
自力で調べたものの、トラブルが解決できず誰かに質問する場合は、事前に不明点を明確にしておきましょう。「何がわからないのかわからない」「なぜか正しく動かない」という状態で質問してしまうと、相手もどう回答していいかわからないので的確な回答を得られず、問題を解決できない可能性があります。
自身の不明点を明確にするには、まず事前に最低限のプログラミング知識をつけておくことが重要です。ある程度プログラミングを学べばわからないことを言語化しやすくなりますし、「自分が何を理解できていないのか」という点も明らかになるでしょう。
「調べ方がわからない」「○○というエラーが出ていて解決できない」など、不明点がはっきりしたらそれを文章に起こし、自分が試したソースコードも添えて質問するのがおすすめです。
質問サイトで的確な回答をもらうには、質問事項をまとめて書き出すようにしましょう。聞きたいことを整理しておけば相手も回答しやすくなりますし、後から「聞き忘れてしまった」とならずに済みます。
また、質問時には以下のような情報も記載しておくのがおすすめです。
・開発環境
・何をどのように実現したいのか
・エラーメッセージ
上記のような情報があれば、回答者がこちらの状況を把握しやすくなり、より的確なアドバイスを出せるようになります。なお、質問を出した後に自己解決したり、アドバイスをもらっても問題が解決しなかったりといった場合でも、相手にはきちんとお礼をするようにしましょう。
質問サイトを使えば、現役エンジニアなどのユーザーからアドバイスをもらえる可能性がありますが、質問をしてもなかなか回答がつかなかったり放置されたりする場合もあります。では、そんなときはどのように対処したらいいのでしょうか?
質問に対して回答が集まらない場合は、以下の対処法を試してみましょう。
時間が経っても回答が来ないときは、質問の内容を見直して「的を得ているか?」を確認しましょう。質問の意図がわかりにくかったり的外れだったりすると、相手はどう答えていいかわからず回答を見送ってしまう可能性があります。
そのため、改めて質問文を確認して「聞きたいことが明確になっているか」「開発環境やソースコード、エラーメッセージ、期待する動作などを書いているか」といったポイントを見直しましょう。また、質問にタグを設定できるサイトの場合は正しいタグになっているかもチェックしておくことをおすすめします。
回答がなかなか返ってこない場合は、文章を見直して「言いたいことが伝わっているか?」を確認するのも有効です。せっかく質問を投稿しても、文章がわかりにくいと回答が集まりにくくなってしまいます。
そのため、まず自分が伝えたいことを箇条書きでリストアップし、それぞれが正しく伝わる文章になっているかを確認してみましょう。質問文を見直した後は、再度回答者の気持ちになって読み直してみて、わかりにくい箇所がないかをチェックするのがおすすめです。
「どんな文章が相手に伝わるのかわからない」という場合は、すでに回答をもらっている人の質問文を参考にしてみるとよいかもしれません。
質問の回答を集めやすくするには、スクショ画像やコードを追加するといった工夫もしましょう。
文章だけの質問では内容が伝わりにくいことがありますが、トラブルが起こっている画面のキャプチャや実際に書いたソースコードなどを添付することで、回答者が視覚的に理解しやすくなり的確な答えを出せるようになります。この方法は、「エラーコードがコピーできない」「画面の表示が崩れているが言葉では伝えにくい」といった場合にも有効です。
ただ、スクショ画像やコードなどを貼り付ける際には、その中に個人情報や企業の機密情報などが含まれていないかを必ず確認しましょう。
質問の文章を見直したり画像を貼り付けたりしても回答が来ない場合は、別のサイトで質問してみるのも一つの手段です。複数のサイトに質問を投稿することで多くの人に見てもらえるので、回答してもらえる確率が上がります。
より回答を集めやすくするには、回答率の高いサイトやメンターが個別にアドバイスをくれるサイトなどを利用するのもよいでしょう。
プログラミングに関する質問をする際は、できるだけ的確な質問をして質問力を鍛えるとともに、自分でも問題を解決できるスキルを磨いていきましょう。
質問力や問題解決力などはエンジニアとして実務をこなしていくうえで必要不可欠なスキルなので、鍛えておくことで開発現場で求められる人材へと成長できます。
エンジニアの実務では、初心者・上級者問わずさまざまな問題や不明点に直面します。とはいえ、システム開発などの業務には必ず納期があるので、一つ一つの問題は迅速に解決しなければなりません。そんなとき、的確に質問をしたり自力で問題を解決したりできる力があれば、いち早くトラブルを解消できるでしょう。
未経験からプログラミングを学んでプログラマーやエンジニアになろうと考えている方は、積極的に質問力と問題解決力を高めましょう。
▶ 参考:
• コーダー/マークアップエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
• オープン系SE・プログラマフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
• スマホアプリエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
今回は初心者にもおすすめなプログラミングの質問サイトやその効果的な使い方、回答が返ってこない場合の対処法などを紹介しました。
プログラミングでエラーなどが出た場合は、まずは自分で調べて解決できないかを試してみましょう。そうすることで、自力で問題を解決できる力が培われていきます。また、質問をする際は回答者にとって必要な情報を過不足なく盛り込み、的確な質問になるよう心掛けましょう。
とはいえ、「やっぱり質問サイトではどう聞いていいかわからない」「できればプログラミングの基礎から個別で教えてもらいたい」という場合は、プロの講師に直接質問できる無料のプログラミングスクールもおすすめです。
また、もしあなたがこれから「未経験からエンジニアに就職したい」「就職支援のあるスクールに通いたい」と考えているのなら、未経験から最短3ヶ月でプログラマーになれる「プログラマカレッジ」で、私たちと一緒にプログラミングを学んでみませんか?
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