PHPは、JavaScript と同じスクリプト言語です。
そして JavaScript と違ってサーバサイドでプログラムを実行するという特徴があります。
今回は、PHP がどのようなプログラミング言語なのか、その特徴などを紹介したいと思います。
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目次
PHP ( Hypertext Preprocessor ) は、Web サイトでプログラム処理を行うためのプログラミング言語で、その中でも HTML に埋め込んで使用するスクリプト言語です。
通常のプログラミング言語は、英数字等で ソースコードを作成した後、コンパイルという処理をして、記述したソースコードをコンピュータが理解できるバイナリ形式( ネイティブコード )に変換する必要があります。
これに対して、スクリプト言語は、作成したソースコードがそのまま実行できるプログラミング言語です。
コンパイル処理が不要のため、手軽にプログラミングを取り入れることができます。
そして そのような性質から、スクリプト言語は様々なサイトで使用されています。
スクリプト言語の中でも PHP は人気が高く、FaceBook や 楽天 のサイトも PHP で記述されています。
スクリプト言語は、PHP の他に JavaScript や Perl 、Visual Basic Script などがあります。
PHP と JavaScript は 人気の高いスクリプト言語という 共通点の多いプログラム言語ですが、大きな違いが 1 つあります。
JavaScript はクライアントサイドのプログラミング言語であるのに対して、PHP はサーバサイドのプログラミング言語であるという点です。
ユーザが閲覧したり入力処理をしたりする PC や スマートフォン等がクライアント、クライアントからリクエストのあった処理を行ったり 必要なデータを保持したりしている コンピュータ等がサーバです。
クライアントサイドのプログラミング言語とは、クライアントである PC 等でプログラムが実行されるプログラミング言語のことです。
サーバとのやりとりをせず、ブラウザでプログラム処理が行われます。
クライアントサイドのプログラミング言語は、JavaScript 以外には HTML と CSS があります。
これに対して サーバサイドのプログラミング言語とは、サーバである コンピュータ等でプログラムを実行して結果をクライアントに戻す という処理方法のプログラミング言語のことです。
殆どのプログラミング言語が サーバサイドのプログラミング言語です。
JavaScript で記述されたプログラムはブラウザで実行され、PHP で記述されたプログラムは サーバで実行されます。
JavaScript は、より手軽にプログラミングを始められる反面、ユーザが利用するブラウザによって異なる動作が生じる可能性があります。
これに対して PHP は、プログラミングを始める際に開発環境を整える必要はありますが、ユーザが利用するブラウザに依存せずに意図した動きを得ることができます。
PHP は サーバでプログラムを実行するため、プログラミングを始めるにあたって 開発環境を整える必要があります。
プログラミングを行う際の最初の壁が開発環境の導入ですが、PHP は他の言語と比べると、楽に開発環境を整えることができます。
PHP の開発環境を導入するには幾つかの方法がありますが、本サイトでは XAMPP という 開発環境を導入します。
具体的な導入方法等は、次回 紹介します。
個々のプログラミングについては次回以降で詳しく紹介していきますが、PHP は 次のような形で記述していきます。
<?php
echo "Hello PHP!";
?>
JavaScript が「 <script type=”text/javascript”> ~ </script> 」内に記述するように、PHP も開始タグと終了タグが決まっており「 <?php ~ ?> 」内に記述します。
JavaScript と同様に、PHP もコード 1 文をセミコロン( ; )で終了させる点や、ダブルコーテーション 又は シングルコーテーションで囲むと文字列として認識される点など、JavaScript との類似点が多いです。
「 echo 」は文字列を出力する際に使用する PHP 特有の命令です。
上のサンプル内の「 echo “Hello PHP!”; 」を実行すると、「 Hello PHP! 」が出力されます。
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