Udemyは、プログラミングだけでなくビジネスや語学、趣味の分野に至るまで、45000を超えるコース数と1500万人を超えるユーザ数を抱える大手オンライン学習サービスです。
基本的に売り切り型で有料コースを販売するサイトですが、「対応する言語やスキル」で挙げた言語などについては無料コースも提供されています。
2015年4月にベネッセコーポレーションと業務提携し、日本語版のサイト、および日本語での受講に対応した講座も公開されています。
目次
サイトURL | https://www.udemy.com/ |
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対応する言語やスキル | HTML、CSS、Java、Python、Ruby on Rails、SQL、Unity、Git、Swiftなど |
利用料金 | 一部無料 |
教材タイプ | ブラウザ上で動画閲覧 |
対応レベル | プログラミング初級者?上級者 |
備考 | 英語、日本語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、ポルトガル語などに対応 |
Udemyには2017年4月の時点で45000件を超えるコースがあり、開発分野にカテゴライズされているコースは英語と日本語合わせて4853件(うち日本語71件)、IT&ソフトウェア分野には2486件(うち日本語41件)のコースがあります。講義自体が他言語で行われていても、動画の字幕のみ対応しているコースもあります。
基本的に有料で売り切り型(月額課金ではなく、コース単位で買い取ったらいつでも受講できる)のサイトですが、無料で公開されているコースも多数あります。
授業形式は主に動画の閲覧で、必要に応じて補足資料をダウンロードする形になります。補足資料の形式は様々で、開発技術に関するコースであればサンプルソースやプロジェクトファイルが配布される場合もあります。
冒頭でも述べたように、Udemyには日本語に対応したサイトが存在します。トップページを始めとした多くの機能が日本語化されており、さらに日本語に対応したコースも次々に登場しているようです。
ただ2017年4月の時点で、IT&ソフトウェア分野に日本語対応の無料コースはないようです。ただ大幅割引キャンペーンは随時行われているようなので、こちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。
・参考:Udemy日本語版専用トップページ
https://www.udemy.com/jp/
審査に通過する必要はありますがUdemyにはオリジナルコースの投稿機能があり、誰でも今日から講師になることが可能です。
もちろん投稿したコースが有料であれば、収益の分配を受けることも可能です。Udemyのトップページから販売された場合は収益の33%のみが講師の取り分になりますが、講師自身がプロモーションして販売した分については収益のほとんどである96%が講師の取り分になります。
コースの教材は、YouTube動画やパワーポイントなどで作成することができます。何か得意分野のある方は、講師にもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
・参考:講師の収益の分配
https://support.udemy.com/hc/ja/articles/229605008-講師の収入の分配
Udemyにある膨大な数の講座の中から無料で公開されているコースを探したい場合は、トップページにある検索窓に「Free courses in udemy」と入力して検索してみて下さい。検索結果に無料コースを中心に表示することができます。
セール対象や割引クーポンについてはピンポイントで探す方法は不明ですが、会員登録しておくとセールのお知らせをメールで受け取ることが可能です。コースによっては90%以上の値引きもありますので、気になるけど高いと感じるコースがある場合はチェックしておいてはいかがでしょうか。これまでの全体セールはお正月や新生活の時期などに行われており、どうやら節目の時期が狙い目のようです。
なお「udemy 90 off coupon」と検索すると、海外サイトであればクーポン情報をまとめているサイトがいくつか見つかるようです。英語が得意な方は、探してみてもいいかもしれません。
Udemyのコースを閲覧するには、ログインが必要です。初回の場合はトップ画面右上から「新規登録」を選択し、登録名とメールアドレス、パスワードを入力します。
登録ボタンを押すとすぐにマイページへ遷移して利用を開始することができますが、本登録にはメールアドレスの確認が必要です。忘れずにメールボックスをチェックしておいて下さい。
受講したいコースを見つけたら、無料コースであれば「今すぐ登録する」ボタンをクリックします。するとマイコースに登録されて、受講が可能になります。
有料コースの場合は、決済方法の選択画面に進みます。支払いにはクレジットカードかPayPalが利用可能です。
コース詳細の画面には、「コースの概要」「コースコンテンツ」「Q&A」「ブックマーク」「講師からのお知らせ」などのタブがあります。
「コースコンテンツ」には講義の目次があり、前回の続き以外から受講したい場合はそこから始めることができます。補足資料のダウンロードも、ここから行うことができます。
「Q&A」では疑問点を質問することができます。講師の方から直接回答があるほか、ユーザ同士で回答し合うことも可能です。
「ブックマーク」には、講義動画の閲覧中に付けたブックマークの一覧が表示されます。ブックマークには名前を付けることができ、136件まで追加可能です。
ブックマークは動画の途中にも利用可能で、名前をクリックすることで付けたところから動画を再生することができます。
レッスンを始めると、動画が大きく表示されてその上にオンマウスでメニューが表示されます。
コースの詳細画面に戻りたい場合は右上の「ダッシュボードへ移動」をクリックします。
また画面の下部では「Q&Aの参照」「ブックマークの追加」のほか、クローズドキャプション(字幕)の切り替えや音量・画質調整、0.5倍速から2倍速までの再生スピード変更など、各種設定を行うことができます。
UdemyにはiPhoneおよびAndroid版のアプリも提供されており、スマホからコースを受講することもできます。
PCで受講しながら同時に実践しようとするとウィンドウを切り替えるのが面倒だという場合には、スマホで受講してみてはいかがでしょうか。
https://itunes.apple.com/jp/app/udemy-コースとチュートリアル/id562413829?mt=8
ttps://play.google.com/store/apps/details?id=com.udemy.android&hl=ja
講師の方が許可する設定を行っている場合に限りますが、講義資料はダウンロードすることが可能です。画面右下にある設定(歯車型のアイコン)メニュー内にある「講義をダウンロードする」がアクティブになっていればダウンロードが許可されている状態ですので、クリックするとダウンロードが始まります。
ダウンロードが許可されていない場合、オフラインで利用する方法は次の2つがあります。
なお講師の方へのメッセージ送信は、コース概要にある「講師のプロフィール」から行うことが可能となっています。
有料コースになりますが、「フルスタック・Webエンジニア講座」を購入して受講された方の感想を見つけましたので、ご紹介致します。
受けてみての感想としては。
まあ買ってよかった。
です。
今まで断片的に使ってきてたフロント側の技術の基本が学べたのでかなりタメになりました。
ものすごく開発できそうな気になりました。BootStrapすごい。
ただ、そこらへんの技術について初心者以下の知識の人が対象っぽいのでかじった事ある人や、エンジニアとして長く働いてる人には少し退屈かもしれません。
実際私も2倍速で受講しました。
あ、これはすべての講座で言えますが倍速とか低速とかできるのはすごく便利でいいなと思いました。
内容はしっかりしてますし丁寧でわかりやすいので初めてWeb周り勉強したいなと思ってて1200円なら迷わず買ってしまっていいんじゃないかなと思います。
通常のお値段、24000円だったら私はケチなので買いません。
が、買って一通りやった後にあ?24000円無駄にした?って気持ちにはならないんじゃないかなあと思います。
やっぱお金を取っているだけあってしっかり作ってある感じがしますし、質問もできますしね。
Udemyは有料で展開されているだけあって、ブックマークや再生スピードの変更などのシステム面や講師の方への質問など、とても整備されている印象です。月額型ではなく売り切り型なので高額に見えますが、セール中であれば有料コースもかなりお得感があるのではないでしょうか。
ただそんなUdemyの難点として挙げられるのは、サイト上に演習機能を持たない点です。特にプログラミングなどの開発技術を学ぶ場合はレクチャーされた内容を実践してみることが大事ですが、その環境は自分で用意する必要があります。そのため特にプログラミング自体が未経験だという方については、有料コースを購入する前に実行環境を自力で準備できるか確認しておくことがおすすめです。
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