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ITコラム

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プログラミング

2016.06.30

世界のリーダー達が語る、プログラミングを勉強すべき理由

プログラミングを勉強するかしないか、はもはや悩みどころではありません。
プログラミングは今後、義務教育のカリキュラムに組み込まれていく方向で検討が進められています。
パーソナルコンピューターが普及した際に、「パソコンを勉強しなくてもなんとかなるだろう」と考えて、未だにパソコンに苦手意識を持つ人も少なくありません。そうした人に対して、どう思いますか?
今、プログラミングへの苦手意識を持ったまま過ごしてしまうと、20年後に「プログラミングへの苦手意識を持ったままの人」として、若者や社会の変化についていけない大人になってしまうかもしれません。
なぜ全ての人がプログラミングを学ぶべきなのか、世界中のリーダー達の言葉から改めて考えてみましょう。

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最終更新日:2020年10月7日

目次

プログラミングを通じて思考力を鍛えることができる

プログラミングを学習すべき理由として、多くのリーダーたちが、思考力が鍛えられる、という意義を述べています。

アップル創業者
 スティーブ・ジョブズ

「プログラミングは思考の訓練になる。」

『スティーブ・ジョブズ1995 〜失われたインタビュー〜』という映像の中で、スティーブ・ジョブズはプログラミングの重要性を以下のように語っています。

”I think everybody in this country should learn how to program a computer. Should learn a computer language because it teaches you how to think. It’s like going to law school. I don’t think anybody should be a lawyer but I think actually going to law school would be useful coz it teaches you how to think in a certain way.
アメリカ人は全員コンピュータのプログラミングを学ぶべきだと思う。なぜなら、コンピュータ言語を学ぶことで、考え方を学ぶことが出来るからだ。ロースクールに行くようなものだよ。全員が弁護士になるべきだとは思わないけれど、ロースクールに通うことは実際に人生に役立つはずだ。一定の方法で物事を捉える考え方を学べるのだから。”

参照元:プログラマー経営者として見たスティーブ・ジョブズ

例えば、現代社会を形作るもの一つが法律です。ロースクールに通うことで、法律の知識、思考方法を身に付け、現代社会への洞察を深めることができます。スティーブ・ジョブズは、プログラミングを学ぶことで、同様に現代社会を形成するものの思考方法を学ぶことができる、と述べているのです。つまり、エンジニアにならない人にとっても、プログラミングを通じて社会の仕組みと論理的な思考力を学ぶことは役に立つと述べています。

DeNA創業者
 南場智子

“自分の手でアプリを作ることはできなくても、アプリが作られる過程や仕組みはわかっていてほしい。それだけでも、発想はずいぶん広がるからです。”

参照元:http://shuchi.php.co.jp/voice/detail/2229?p=1

日本を代表するIT企業の一つ、DeNAの創業者である南場智子さんも、インタビューの中でプログラミングの学習の意義を語っています。今後の国際社会で日本人に求められる様々な資質の中で、プログラミングを学習することでそうした資質を得ていく事ができる、と述べています。自分の中にある”作ってみたい!”というパッションをもとに、チームで協力しながら、想像力を発揮させながら課題を解決していく。このようなプログラミング教育を進めることができれば、パッションを伝える力、クリエイティブに課題を解決していく力、発想・アイデアを生む力、文化の違う人達とコラボレーションする力などを身に着けていくことができる、と述べています。

21世紀に最先端でいるためのリテラシー

プログラミングスキルは、変化の激しい現代社会を理解し、最先端のマインドを持ち続けるために必須のスキルです。
国家のリーダーを始め、多くの成功者達が各国でのプログラミング教育の重要性を語っています。

アメリカ合衆国大統領
 バラク・オバマ

“ただ作られたものを消費するだけでなく、自らがコンピュータを使って何かを作り出す能力を身につけてほしいのです。テレビゲームをやるだけではなく、自分で作ってみよう。最新アプリケーションをダウンロードするだけで終わらず、デザインしてみよう。電話で遊ぶだけじゃない、プログラミングをしてみるんだ。”

世界を牽引するリーダーの一人、オバマ米大統領もプログラミングの学習を促進するキャンペーンの中で、子どもたちにプログラミング学習の大切さを語りかけています。様々なエンターテイメント、サービスを消費するだけでなく、自らが課題を解決し、そうしたサービスを創る側に立つべきだ、と強調しています。プログラミングの可能性を、今後の世界のあり方を変えるようなツールや技術である、と述べ、国家としてもプログラミングを学ぶことの意味を重要と認識していることが伺えます。

楽天代表取締役 会長 兼 社長
 三木谷浩史

“英語とコンピューターの簡単なプログラムが組めることを現代の読み書きそろばんと位置付け、高校や大学の一般教養の必須科目に組み込んではどうか”

楽天の会長であり、日本を代表する億万長者の一人、三木谷さんも日経新聞の取材でプログラミングの重要性を語っています。英語を社内公用語化し、楽天を国際社会で活躍できる企業へと舵を切ったのと同様に、国家もプログラミングを義務教育に組み込むことで、21世紀に活躍できる国家へと舵を切る必要があることを強調しています。

プログラミングで現代の表現手段を身につける

Facebook創業者
 マーク・ザッカーバーグ

“プログラミングは、ゆっくりと落ち着きながら自分のやりたいことをなんでも全く新しくゼロから始めることができる、数少ない手段の一つです。”

ビジネスツールのイメージが強いプログラミングですが、災害時に災害支援サービスが出現したり、アーティスティックな自己表現のツールとしてのWebサービスなど、広く創造活動のツールとしてもITが用いられています。インターネットという世界中へ瞬時に発信できる環境も合わさり、これからは自己表現、創造活動を志す人にとってもプログラミングはメインツールになるのではないでしょうか。

Dropbox CEO
 ドリュー・ヒューストン

たとえあなたの夢がレースカーの運転手でも、野球選手でも、建築士でも、あらゆるジャンルがソフトウェアによって大きく変えられています。
アイデアを思いついて、自分の手でそれを実現して、ボタンを一つ押したら何百人もの人がそれを使うことができる。私たちはこんな経験ができる最初の世代なんです。
プログラミングは超能力に一番近い、素晴らしいものだと思います。

ウォンテッドリー株式会社 Founder, CEO
 仲暁子

自分でいちからものを作って、それを作り上げたその瞬間に「どうだ!」と世界のオーディエンスに叩きつけられるプログラミング能力って凄いし、エンジニアって超カッコイイ、そう思うようになりました。

ミュージシャン (the Black Eyed Peas)
will.i.am

“現在、何もかもが技術に頼っています。コミュニケーションも、銀行も、情報を得るためにも。それなのに、誰もコードの読み書きがわかっていない。
いいプログラマーは今日のロックスターです。それだけのこと。”

http://wired.jp/2013/07/06/will-i-am-vol8/

ポップミュージックシーンで世界中の若者に影響を与えてきたwill.i.am。彼も、プログラミングが表現手段であり、世界に大きな影響を与えるためのツールであることを踏まえて、”ロックスター”という表現でプログラマーを称しています。

株式会社UEI代表取締役
 清水亮

プログラミングができるとはどういうことかというと、自分の考えを表明するということです。自分が思っていることを、どう表現するかということです。

清水亮さんは日本を代表する天才プログラマとして知られています。6歳からプログラミングを始め、21歳の時には米Microsoftでのゲーム機向けOSのDirectXの仕事に携わり、現在は人工知能やネットワークコンテンツを事業とされている、という経歴で、現在も講演会などで未来の社会の姿などもお話されています。そうしたお話の中で、ログラミングとは自分の考えを明確に表現する手段である、と断言しています。

http://logmi.jp/117904

プログラミングスキルがあれば仕事に困らない

Facebookの元役員
 チャマス パリハピティア

プログラミングを学ぶのなら、生涯仕事に困らないことを私が保証しよう。」

Facebookでプラットフォームと収益化の副社長を勤め、その後ベンチャーファンドを設立したチャマス・パリハピティア氏はTechCrunchのインタビューの中で、プログラミングこそが世界中で最も必要とされているスキルである、と述べました。

“It no longer matters where you went to school, what you did. Don’t tell me you have an MBA. It’s irrelevant. It’s useless. Who gives a shit? Learn to code and you’ll be employed for the rest of your life.”

“学位、学歴はもはや問題ではありません。MBAを持っていたとしても、それは重要なポイントでく、無価値とも言えます。何が重要か?まずはプログラミングを勉強してください。それ以降は仕事に困ることはないでしょう。”


参照元:http://techcrunch.com/2013/04/29/chamath-palihapitiya-disrupt/

ウルトラテクノロジスト集団チームラボ 代表
 猪子寿之

“日本でも世界でもそうなんだけど、プログラミングの技術があればいくらでも仕事はあるわけですよ。能力がある程度高ければ誰でも欲しいわけ。少々人間として欠点があったりコミュニケーション能力が低かろうと、少々遅刻しがちな人であったとしても、プログラミングのスキルがあれば世界中どの国でもその人が欲しいわけだよね。”


参照元:http://logmi.jp/9193

サイバーエージェント代表
 藤田晋

ITがいろんなビジネスのベースになりつつある中で、プログラマー不足はますます顕著になっている。今後のグローバル社会では英語教育が必須と言われて久しいが、英語よりもプログラミング能力が求められるフィールドの方が幅広いのではないか

株式会社gumi 代表取締役社長
 國光宏尚氏

一番重要なのは、もし何をやるか悩んでいるやつがいたら二つ。プログラムと英語! この二つは、できて絶対損せえへんから。もしやることに悩んでいたら、プログラム、英語、これがあれば一応食っていけるし、色んな挑戦ができるんじゃないかなと思っています。

Time誌デジタル部門 元責任者
 カーク・マクドナルド

“マーケティングや営業、その他のプログラミングがあまり関係ないような仕事にあなたが憧れていたとしても、プログラミングに支えられている裏の部分も含め、会社全体がどのように機能しているかあなたが理解できないようであれば、私があなたを雇うことはないでしょう。そして、そう考えるのは私だけではありません。”

http://www.v3.co.uk/v3-uk/the-frontline-blog/2267669/sales-and-marketing-professionals-need-to-learn-how-to-code

“Even if your dream job is in marketing or sales or another department seemingly unrelated to programming, I’m not going to hire you unless you can at least understand the basic way my company works. And I’m not alone.”

株式会社 コロプラ 取締役副社長
 千葉功太郎氏

やっぱり今の時代、手に職じゃないけれど、モノづくりする力は絶対に必要だと思います。そのためにプログラミングは自分がエンジニアになるならない関係なく絶対にやっておくべきですね。仲間を見つけるのにも必要だと思っています。

白猫プロジェクト等の代表作で知られるコロプラの取締役副社長、千葉功太郎さんが大学生向けのイベント内でプログラミングスキルの重要性を語りました。

「文系だから」というのは完全に逃げ文句なので。そんなの関係ないですよね。

自分のアイデアを実現するために

ビル・ゲイツ

(なぜプログラミングを始めたのか、という問いに対して)“自分の母親の仕事を助けられるようなコンピュータを家庭に置きたかった”

引用:『僕が伝えたかったこと、古川享のパソコン秘史』(著者: 古川 享)

世界で最も資産を持つ人物でありながら、プログラミングを学んだ人物の中で最も早く、そして最も大きな資産を手にしたビル・ゲイツですが、プログラミング学習のきっかけは、身近な母親の仕事を楽にさせたい、という思いからでした。よりよい社会、身近な人に向けた優しい眼差しを持ちながら社会を変えたい、と思うすべての人にとっても、プログラミングを学ぶことはその一歩になるといえます。

Rubyアソシエーション理事長
 まつもとゆきひろ

“重要なのは明らかで、社会が全部いまコンピュータで動いているわけですよ。いまコンピュータが全部動かなくなったらたぶん人類は破滅するんです。でもそのコンピュータは誰かがプログラムを書かないと動かない”

世界中で使われているプログラミング言語Rubyの生みの親、まつもとゆきひろさんは、”プログラミングが重要なのは明らか”と断言しています。

マイクロソフト株式会社 元会長(現・日本マイクロソフト株式会社)
 古川 享

“プログラミングはアプローチの1つ。プログラミングを目的にスキルを磨くのではなく、感性を磨くためにプログラミングを使う。プログラミングを目的化するのではなく、それを使ってどのようなことを実現したいのかを思い描くことこそ重要だ。もっと楽しいものを見たいのか、それとも家族に優しくしてあげたいのか。そういうことを、プログラミングを使って実現する”

古川享さんは、アスキーの創業メンバーであり、マイクロソフト日本法人初代社長という日本のIT黎明期の伝説の人とも言えるかもしれません。スーパーハッカーとしても知られており、当時を知る多くのプログラマーにとっては未だに憧れの存在のようです。
そんな経験豊富な古川さんにとってプログラミングとは、何かを実現するためのツール、とのことです。

グリー 代表取締役社長
 田中良和氏

企画書を起こしてもエンジニアや上司に駄目だと言われて終わっていた。自分では絶対いけると思ってもです。でも自分でつくることが出来たら誰になんと言われようがつくったもの勝ちになる。だからエンジニアリングの技術を身に付けて、自分が思っているサービスを直接、しかも完全につくるようになったのが僕にとっては大きなブレークスルーでしたし、僕なりのエンジニア魂にも火が付いたと思っています。

Google 共同創業者、前最高経営責任者
 ラリー・ペイジ氏

テクノロジーを知れば知るほど知らないことの多さに気付かされてきました。なぜならテクノロジーの地平線に次にすべきことが見えてくるからですテクノロジーについて学ぶ程、新しくできることが分かるようになるのです。

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